今思えば、3年前の夏から秋にかけての夕暮れ時が、てるちゃん、心理的に一番不安定だったみたい。
ちょうど建替えの仮住まい中でイロイロ落ち着かない状態だったからムリ無いけど。
例えば日曜日、サザエさんの頃になると、てるちゃんが落ち着かなくなりました…(>_<)
てる:帰るの~!帰る~!
とも:帰るったって、私、ビール飲んじゃったもん、ムリだよ。
(この頃、母の思い出を訪ねて実家周辺を巡る2時間のドライブを、時々やってました。)
てる:やー!帰る~!んー!!
と言ってテーブルを押すけど、車イスのブレーキはかかったままだからそっくり返りそうになるし。
しょうがないから近くの小学校の正門まで散歩に連れ出す事に。この道は歩道がしっかりしてて、車も少ないから安全です(^^)
が、正門まで来ても、その先のバス通りまで出てもてるちゃん満足しない(>_<)
だからちょっとイジワルな会話もしたりして(^_^;)
とも:さ、帰ろうか。
てる:ダメー!行くの!
とも:どこ行くのよ、こんな時間に。
てる:…帰るの~!
とも:ん。だから帰ろ。(と、戻ろうとすると)
てる:ダメよー!行くのー!!
とも:この道は車も多いし歩道狭いし危ないの!
てる:やー!行くのー!!
とも:もー、しょうがないなぁ!!
となって、バス通りを左折。
とにかく来た道を戻らなきゃいいんでしょ!いーわよ!遠回りして帰るわよっ!!
狭くて斜めな歩道を車イス押して歩く。
バスやトラックが追い抜いて行く度に、音と振動と風圧に、てるちゃんは怯えて「ひ~!!(>_<)」
とも:だから危ないって言ったでしょお。
てる:ひー!!
今さら向きを変えたら正面から車が来てますます恐がるだろうから、進むのみ(^_^;)
床屋さんのとこから脇道に入る。ここは安全だけど急な登り坂~(>_<)
車イスのハンドルを掌で押して登る。さっきのビールが汗になる~(>_<)
くねくね道を歩いてると、てるちゃんも落ち着いて来る。アパートの手前で最後の坂を登ってると…
てる:ともちゃん、ごめんねぇ…
とも:(はぁはぁ)ま、いっけどさ…(はぁはぁ)この時間は…(はぁはぁ)やめようよね…(はぁはぁ)
てる:…うん…
やがて帰り着き、ダンナに「お母さん、お帰りィ~(^^)」と迎えられて、照れくさそうな、てるちゃんでした。
しっかしさぁ、
「大きな車が通る度にヒーヒー言って恐がる小さなお婆ちゃんを車イスに乗せて夕暮れの道を歩くオンナ」
って…端から見て、どう思う?!
「まるで私が虐待してるみたいじゃない?!やんなっちゃうわよー!!」
と、ダンナにぼやいたら、ボソッっと答えて曰く
「…虐待されてるのにねぇ…(^_^;)」
「!!そーよねー!!どっちかってば、私が虐待されてるよね!!」
「と、思うよ(^_^;)」
こういう慰め方もある…(^_^;)
今はもう、こんな事もなくなりました。
夕暮れ時はお昼寝(夕寝?)かテレビかビデオでオッケーあぁ、平和~♪(*^^*)