こんにちは、うさぎカウンセリング代表、
ウーンデッド・ヒーラー(傷ついた癒し手)の西岡です。
今回はHSPについてお話をしたいと思います。
【HSP】とは?
Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の略で、
人一倍繊細な気質をもって生まれた人という意味です
人類の20%はHSPの気質があると言われていますが、病気では無いので
完全に治療することは困難です。
HSPは生まれつきの特性と言われており、以下の特徴があると言われています。
①深く情報を処理する
②過剰な刺激を受けやすい
③共感しやすい
④心の境界線が脆い・薄い
⑤疲れやすい
⑥自己否定が強い
「あれっ?自分もそうじゃないの?」と思いませんか?
確かにHSPが原因で困っていたり、悩みを抱えている方もいらっしゃいます。
ただ、人間は便利なことに、今「HSP」に似た症状を自分が感じている場合
存在しなかった過去の記憶を自分で作りだして元々HSPの特性を持っていた。
と誤った認識を作ることが出来る生き物なのです。
そういう方もHSPの診断テストを受けると大体HSPと判定されます。
なので、不用意にHSPと言う症状名に振り回されることを避けて
ご自身は今までどのように生活を送ってきて、
どのような感情を抱いたり行動をとってきたか?
を一度冷静に考えてみることも必要な難しい症状です。
【HSPの方の特徴】
HSPの方は感受性が強いため、必要以上に周囲の意見や声に振り回されることも
ありますが、逆に考えるとそれだけ周囲の意見や声を聴くことが出来る
懐の広い方という見方も出来ます。
共感しやすいのも、+として考えれば相手のことを思いやれる心を持っているとも言えます。
【HSPはどうやったら症状が軽くなるか?】
HSPの方は自己否定感も強いのですが、それは真面目な性格が悪い影響を与えていると考えます。
私はHSPの方によく、一日の終わりに出来たことリストを書くことをお勧めしています。
今日自分が出来たと思えることを、まずは3つ書くことからお勧めしています。
最初は3つでもそのうち4つ5つと増やして下さいともお願いしています。
人間は考えることに対して一定のキャパシティーがありますので、
出来たことを思い出す行為が増えることで駄目だと思うことを考える時間が少なくなり、
自己否定が減っていきます。
次に、出来たことリストで自己肯定感が高まってきたら、
朝にやりたいことリストを作るのをお勧めします。
これは、一日をワクワクした気持ちで過ごすのと、達成感が得られるからです。
最初に実施すると、出来ない時にネガティブになるので出来たことリストの次に勧めます。
【HSPの方に意識して欲しいこと】
HSPの方は真面目なので、人を頼ることが苦手な傾向もあります。
そこで、出来たことリストを書くことと、周囲の人に頼ること・お手伝いすることをお伝えしています。
自己肯定感が高まった状態で、相互に手助けをすることは自信にもつながるからです。
とは言ってもHSPの方の感受性の強さによる傷つきやすい部分をなくすことは難しいので
出来る範囲で周りに「私はこう言う性質がある」と伝えておいて欲しいと言う点と
あまりに不快だったり傷つくシチュエーションは一度身を引いて自分を守ってくださいと伝えています。
HSPの人じゃなくても無理なものは無理なんですよ。
そういう人は上手く、自分が不快にならない状況を作ったり、一度間合いを外すことで
自分が生きやすい環境を作る術をしっているから、
活気があって元気に過ごせているように見えるのです。
心療内科・カウンセリングに相談する、整体・マッサージ・アロマなど
好きな事でリラックスできることも多いと思います。
HSPの方が一般の方に比べて特別リラックスできるという事もなく、
皆さん同じようにリラックスしていると思います。
【最後に】
自分がHSPだからと殻に閉じこもって仕舞いがちな特性をすぐに変えることは難しいですが、
お医者様・カウンセラーや家族の、力を借りて出来事に対する感じ方・考え方を変えてみることで、
微笑みの溢れる生活を送っていただければ幸いと考えています。