$隠れた名曲☆スマッシュヒット

お久しぶりです。
台風一過の今日はハロウィン!
そんな本日84回目に綴る隠れた名曲は
明日香の唄った「花ぬすびと」。

1982年11月にキャニオンから発売された
明日香のデビューシングルである。

第23回ヤマハのポプコンで優秀曲賞を受賞し
82年の暮れにデビューに至る。

このドラマチックでメロディアスな楽曲は
作詞が、すずきゆみ子、作曲は菅美奈子、
アレンジは青木望の手に依る。

研ぎ澄まされた独特の
緊張感を生むナンバーで
なにかしら和的な雰囲気と
どこか狂気なものが世界観に感じる。

個人的には吉田秋生の名作漫画
「吉祥天女」を読んでいると
頭の中にこのメロディーが流れ出す。

「花ぬすびと」という印象的なタイトルと、
タイトルから連想する通りの世界を
きちんと展開するメロディ。
そして明日香の歌唱と、すべてがマッチ。
唯一そぐわないのは、曲だけ聴くと
山口小夜子みたいな黒髪の
物憂気な人が唄ってるのかと思っていた。
が、実際は白井貴子似な健康そうな風貌であり
そこが曲の雰囲気とギャップがあった。
まぁしかし、唄の良さと、これは関係ない。

「花ぬすびと」は難しい楽曲なのだが
淡々と唄いこなす明日香は当時19歳。
テクニックだけではなく声も雰囲気が有り
非常に落ち着いたヴォーカルが素晴らしい。

Aメロの聴き手をグイッと引き寄せる
吸引力の在るヴォーカルも良いのだが
後半の♪狂い咲き♪における
ハイトーンのファルセットが
グラスが割れるようなフックとなり
この楽曲に見事な効果を与えている。

最高位は14位に止まりながらも
16週間、TOP100にチャートインし
最終的に18万枚のスマッシュヒットとなっている。

残念ながら彼女にとっては
このナンバーが唯一のTOP100入りである。
しかし、現在も在住の愛知を中心に
ライブ活動を続けているようである。

独特の世界観の溢れる、この曲も
埋もれさせてはいけない隠れた名曲である。