『アリータ:バトル・エンジェル』感想 | カプチーノを飲みながら

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※日々、映画の感想が変化しているので追記・加筆修正しています。

※この記事は、僕と『銃夢』についての個人的な思い出話をダラダラと書いている上に、長くて非常に面倒くさい文章になっています。

 

『アリータ:バトル・エンジェル』は

木城ゆきと原作による漫画『銃夢』を原作とするサイバーパンク・アクション映画。

圧倒的な画力と情報量による世界観と主人公が魅力

実は、僕は高校生の頃に『銃夢』を読んでドハマリしまして。

クラスメイトに漫画を貸し出して布教するくらい熱心に読んでいました。

 

そして

20歳頃に西新宿のゲームセンターで、『銃夢』のアシスタントをしていたK氏、M氏と偶然知り合う幸運に恵まれまして。

目をキラキラさせていた僕を相手にするのはさぞ面倒だったに違いないのに、本当に親切に仲良くしてくださったことは今でも忘れません。

K氏がカプコン入社で東京を離れる際には、ファミレスでゆっくりと話ができたのも嬉しかったです。

そういう意味でも、僕にとって『銃夢』は思い入れが強く特別な作品なのです。

 

そしてジェームズ・キャメロンが『銃夢』を映画化したいと公に語ったのが2003年。

(左)ジェームズ・キャメロン、(右)ロバート・ロドリゲス監督

あのキャメロンが監督するッ!?

映画雑誌でそれを知った時は半信半疑でしたが、そういえばキャメロンは強い女性が大好き。フィルモグラフィーを見れば一目瞭然(ターミネーター、エイリアン2、タイタニック)。さらに『銃夢』の影響を受けたであろうテレビシリーズ『ダークエンジェル』をプロデュースしていました。

 

キャメロンは本気だ!

僕は首を長ーくして待っていました。

 

 

まさか、あれから16年も待たされるとは。。。

その間に『アバター』撮ったり潜水艇で深海潜ったりしてました、待ちくたびれたよ、キャメロン・・・

 

 

そして、まさかキャメロンが監督しないとは。。。

『アバター』の続編より『アリータ』を監督してよ、キャメロン・・・(『コマンドー』より)

 

ロバート・ロドリゲス監督には期待と不安が半々あり。

期待する部分では、バイオレンスアクションが得意な監督ということと、過去にコミック原作の『シンシティ』を映画で成功させていることです。

不安な部分は、女性の内面やドラマを描くタイプの監督ではないということ。今までの作品に登場する女性は、どちらかというと男性目線のセクシーな役ばかりだし、ラテン系の勢いある演出が持ち味の監督に、細部まで作り込まれた原作が合うだろうかという思いもありました。

 

予告編

あらすじ

数百年後の未来。サイバー・ドクターのイド(クリストフ・ヴァルツ)は、アイアン・シティのスクラップ置き場でアリータ(ローサ・サラザール)という意識不明のサイボーグを見つける。目を覚ましたアリータは、一切の記憶をなくしていた。だが、ふとしたことから並外れた戦闘能力を秘めていることを知り、なぜ自分が生み出されたのかを探ろうと決意する。やがて、世界を腐敗させている悪しき存在に気付いた彼女は、立ち向かおうとするが......。シネマトゥデイより

ということで

僕は困ったくらいの原作ファンなんですが、期待と不安が入り混じったハラハラした気持ちで観に行きました。

伊語タイトルは『ALITA:Angelo della Battaglia』。

地元のシネマ・メトロポリタンにて

昼間の回だったので自分が一番乗りだった

 

もう期待以上でした!

 

まずは

ジェームズ・キャメロンとロバート・ロドリゲス監督、スタッフ・キャストの皆さんに

『アリータ』を作ってくれてありがとうございます!”と伝えたいです。

銃夢愛が溢れていました。16年待った甲斐がありました。

 

【アリータ】

本作の一番の魅力はアリータ!

これに尽きます。予告編で話題になったCGIの目、ハラハラして見ていたんですけど、というかやはり他のキャラとのシーンでも一人だけCGIだから目で追ってしまうんですよね。どうしてもアリータにフォーカスしてしまう。

でも目はすぐ気にならなくなったし、魅力的な主人公になっていましたね。

アリータ役のローサ・サラザール。これが・・・

素顔のままでもいけそうな気がするけど(『メイズ・ランナー』2、3にも出演していました)

こうなる。

予告編で物議をかもした目ですが気にならなかった

CGIの目は原作に対するリスペクトという記事を読んで「そんなに大きいかなぁ?」と思ったけど、漫画読み返したらやっぱり大きかったですね。

原作の雰囲気は結構掴んでると思う

アリータの顔をCGIで作る苦労は計り知れなかったと思います。凄いのは、顔はアリータだけどちゃんとローサにも見える点。パフォーマンスキャプチャーしているから当然といえば当然なんですが、ローサの表情がちゃんと伝わる絶妙のさじ加減だと思いました。

CGIのアリータに感情移入できれば、彼女と共に笑い泣く2時間になるでしょう。

 

 

また、原作にはない日常生活のシーンがとても良かったです。

普通、原作にないシーンを追加すると、原作ファンは「余計なシーンを入れるな」という心境になると思うんですが、本作に限っては全然思いませんでした。

アリータがそこに存在しているんだと感じられたんですよね、もっと入れても良かったくらい。

だから、色んな表情や動きや仕草がたくさん見られた前半の方が多幸感があったなぁ。

原作にはないベッドの上でお人形を抱えるシーンが良い

 

【格闘アクション】

バイオレンスアクションが得意なロバート・ロドリゲス監督だけに、画的な真新しさはないものの要所を抑えた匠のアクション演出だったと思います。

まず、夜の路地裏でのアクション。

原作では2対1だったところを2対3にして、より絶体絶命の状況に陥ってからの、大逆転!

古くは座頭市、最近ではイコライザーのような

ナメてた相手が実は殺人マシンでした」映画の醍醐味を存分に味わえます。


ナメてたサイボーグ少女が実は最強の女戦士でした!

静と動の切り替えも上手く、酒場のシークエンスはたっぷりと緊張感を溜めてからのアクションが効いていました。

原作にはない決めゼリフも多く、往年の時代劇のような様式美を感じました。

個人的に、カルト映画になる作品には「汎用性の高い名セリフが多い」のが条件の一つだと思っているのですが(漫画だとJOJOがまさにそれ)本作もカルト映画になる条件が揃っていると思います。

 

また、ただバトルを入れるだけではなく

失くした過去の自分と向き合う為に、鏡の前での演武を挟むところが素晴らしい。

演武の美しさとともに、何故彼女が戦いの中に身を置くのかが言葉で説明しなくても伝わってくる本作屈指の名場面だと思います。

このエモーショナルな場面だけでも観る価値あり

 

【配役】

脇を固めるキャラもかなり原作に寄せた配役で、原作リスペクトを感じます。

さらに、3人もアカデミー賞俳優という豪華さ。

クリストフ・ヴァルツ(イド)アカデミー賞俳優!

マハーシャラ・アリ(ヴェクター)もアカデミー賞俳優!

ジェニファー・コネリー(チレン)アカデミー賞女優!

キーアン・ジョンソン(ヒューゴ)本作で映画デビューらしい

エド・スクライン(ザパン)想像以上にキャラが立っていて驚いた

 

大まかなストーリーは

原作の1,2,3巻とアニメ版を軸にした内容なので、原作ファンが驚くような展開は少なかったのですが、製作スタッフの思いと撮りたい画が溢れた作品になっていました。かつてここまで日本の漫画を忠実に再現してくれたハリウッド映画があっただろうか。いや、ない!

オープニングのカットがとにかく決まってて痺れたなぁ

個人的な意見ですが

原作『銃夢』は緻密な世界観や、人間存在の証明や業の克服といった哲学的な要素が多い作品ですが

個人的には、肉体も過去の記憶も持たない主人公が「意志の力」で自分の命の意味を見出し、人生を切り拓く姿を描いていると思うんです(原作のクライマックスでは、どんな必殺技も繰り出さず精神力で勝つのが象徴的)

キャメロンは原作のテーマを理解した上で、映画ではアリータをより能動的に描き、テーマを分かりやすく主人公に反映させました。また「意志の力」を生かす点でもCGIの目は必然だったと思うし、人間とサイボーグ(生身の人間とは明らかに違う容姿)の愛情というテーマもよりリアルに感じられました。

キャメロンが最も得意とする「愛する人を得て強くなる女性」というテーマも健在でした。

 

 

※ここから本格的にネタバレします(以下、役名は映画版で統一)

 

 

 

 

 

 

 

 

【父と娘】

映画版で大幅に改変した部分は、アリータとイドの関係です。

漫画版で、イドは自身の快楽の為に犯罪者を狩っていました。また、アリータを着せ替え人形のように可愛がっていました。

ピグマリオンコンプレックスでは感情移入しにくい

映画版では、娘を失った過去を持つ父親に変更、これが本当に素晴らしかったです!

復讐の為に犯罪者を狩るという動機ができただけでなく、アリータとの疑似親子関係ができたことで、共感しやすいキャラになり二人の関係に深みが増しました。

イド役に若くはないクリストフ・ヴァルツが起用された理由が良く分かった

「娘をモーターボール崩れの犯罪者に殺されたのに、アリータをモーターボールに送り出すのは不自然」という指摘もありますが、アリータにバーサーカー体を与えた時点で、イドはアリータの意思を尊重するようになったと僕は捉えたので、不自然とは思いませんでした(それに、人を殺すハンターウォリアーよりスポーツのモーターボールを選ぶ方が納得するでしょう)

父の助けで幼い少女は大人の女性になり、娘のキスで父が目覚める。疑似親子の関係から、本当の意味で親子になった象徴的な場面だと思います。

海外では、この父と娘のシーンは人気のようです。

パワーアップした描写を、力強さではなく体操選手のようなしなやかさと柔軟さで表現したのも素晴らしいです。

終盤で、アリータがイドに向かってふいに「父さん」と呼ぶシーンは、全く予想してなかったのでグッときてしまいました。

 

また些細な点ですが、映画版ではイドの助手がサイボーグ義手の黒人女性に変更されています。

原作では頭をサイボーグ化したゴンズさんというおじさん

名前はガーハードというらしい

映画では台詞もほとんどなくモブキャラに近い扱いですが、何故性別も人種も変更したのだろうか?

これは完全に僕の妄想ですが、原作ではアリータが恋に悩む場面があるんですけど、それなら同じ女性でサイボーグ持ちである彼女が一番アリータの気持ちに寄り添える。もしかして、そんな場面も想定してキャラ変更したんじゃないかと。そんなシーンがあったら見たかった。妄想ですが!

 

【アリータとヒューゴの恋】

予めアリータとヒューゴの結末が決まっているせいか

二人が共に行動するシーンが多く描かれていたのは好印象でした(一輪バイクでタンデムしたり、モーターボールで遊んだり試合観戦したり、ほぼ一緒にいましたね。キスをするまでに5回も会っている)

過去のキャメロン映画オマージュがあったのも面白かった

漫画版ではアリータのやや一方通行な恋心でしたが、映画版では二人の恋愛はより自然に、さらに観客が共感できるようにとても丁寧に再構築されていました。

出会いの場面から素晴らしいんです!

ヒューゴがアリータに興味を示したきっかけは

・アリータの華麗な身のこなし

・アリータのサイボーグ体が芸術品だったこと(パーツ売買をしているので価値が分かる)

・アリータがザレムから来たかもしれないこと(ザレムのことを知りたい)

逆にアリータがヒューゴに興味を示したきっかけは

・センチュリオンから助けてくれたこと

・自分のサイボーグ体にポジティブな反応を示してくれたこと

お互いが興味を持つきっかけがとても自然なんですよね。

そして映画では、アリータは目覚めてすぐにヒューゴと出会います。

ヒューゴの親切な行動の数々は「アリータが記憶を取り戻したら、憧れのザレムのことが何か分かるかもしれない」という気持ちからくるものだったかもしれませんが、その優しさは目覚めたばかりで空っぽのアリータにとっては大きな意味を持つものでした。

アリータがヒューゴに惹かれるのも納得です。

 

ヒューゴの性格も、映画では共感しやすくなっています。

漫画版では自らの犯罪行為を反省する様子は全く描かれません(パーツ強奪も楽しんでいる節があった)

しかし、映画版では自分が強奪したグラインドカッターがグリュシカに渡り、アリータを窮地に追い込みます。グリュシカとの死闘後、BARカンザスから出てくるヒューゴの表情が険しいのは、自分の行いが巡り巡ってアリータを傷つけたことへの怒りでしょう。

また、人から奪う行為とは真逆の、心臓を差し出すというアリータの純粋な自己犠牲愛によって、ヒューゴが犯罪から足を洗う決断をする展開も秀逸です。足を洗いしっかりケジメをつけてからアリータに会いに行こうとしたヒューゴの気持ちも理解できます。

そしてラストの「救ってくれてありがとう」に繋がります。

アリータと出会ってヒューゴ自身も変わっていく、というプロセスを丁寧に描いているとても良く練られた脚本だと思います。

予告ではクサいと思ったけど、自分を変えてくれる存在だから言える台詞、説得力があった

ちなみにこの台詞、当然原作にはないんですけど

CGIキャラのアリータを誰よりも人間らしく描く為に多くの制作スタッフの努力があったと思うと、二重の意味で感動的な場面です。

 

原作未読の観客には「最後、パイプを登らずに飛行機でザレムにいけばいいのに」という意見もあったので、この世界では飛行機等は全て違法で存在しないという補足も必要だったかもしれないですね。基本的に本作は、世界観の説明はなるべく省いて回想シーンはアリータの過去だけにしていました。

ヒューゴの過去が描かれなかった件ですが
勝手な推測ですが、仮に描くと話が重くなってしまうこと(漫画版マカクも同様)に加えて、ヒューゴは身内を殺したハンターウォリアーを憎むはずで、そうなるとウォリアー登録をしてバーに向かうアリータに同行するのは不自然になるのではないかと。だから、過去の話はアリータの過去の記憶だけに絞ったのではないでしょうか。

 

【世界観の変更】

世界観も微妙に変えています。

原作では、ジャンキーや犯罪者が闊歩する陰惨なスラム街のような世界ですが、映画では幾分か住みやすそうな街になっていました(監督の影響か中南米っぽい街の雰囲気だった)。映画で街中にサイバネキャラがほとんどいないのは、アリータを際立たせる為かもしれません。

原作は混沌として猥雑で危険な街の雰囲気があった

原作の世界観をそのまま映画にするとレイティングも確実にR15+以上が必要になり、一般向けの公開の為に試行錯誤したとプロデューサーのジョン・ランドーがインタビューで語っていました。住みやすそうな街になった分、どうしてもザレムに行きたい動機の部分が弱まってしまったのは残念ですが、PG-13で描けるギリギリのラインを攻めていたとも思います。

サイボーグの血の色を青にした点も、明らかに過激な描写を抑える為でしょう。

 

ジェームズ・キャメロンは当初から「モーターボールのシーンを撮りたい」とずっと公言していて、もちろん映画内に出てくるんですけど、やはりというか欲張り過ぎた感が否めません。どうせなら、もっとしっかりと掘り下げた形で観たかったです。どうしても入れなきゃいけなかったのだろうか(デッキマン部隊との戦闘も同様)

【追記】

ここ考え直しました。

漫画の内容だと、ヒューゴの為に嬉々として犯罪者の首をはねるアリータが描かれることになり、これを実写化するとグロ度も大幅に増してPG-13では無理な上に、アリータに対して明らかに拒否反応を示す人が出るはずです。よりアリータに感情移入してもらう為にもモーターボールに変更したのでしょう。

 

脇役の出番が少なく存在感が薄かった点は気になりました。

特に、ジェニファー・コネリー演じるチレンはアニメ版のキャラだけに、申し訳程度の出番になってしまった。神出鬼没だし。終盤でのアリータとのやりとりで、彼女の母親(アリータの泣き顔に過去の娘の姿を重ねて見たとか)の心情の変化をじっくりと描いていたらもっと感動的な場面になっただろうし、その後の悲劇がより際立ったのになと思います。

多分、そういう演出はロドリゲス監督よりもキャメロンの方が得意だと思うので、キャメロンがプロデュースに回ったのはつくづく残念です。

ちなみに、チレンがアリータの涙を拭うシーンは彼女が母親に戻った証拠という指摘をいただきました。イドがアリータの涙を拭うシーンもあり、親と子を示すモチーフとして描いたのかもしれません。

 

モーターボール以外にも、2,3巻には登場しない場面(街の外にあるハイドロ・ウォールやファクトリーの部隊)出てきて、制作スタッフがやりたかったことをこれでもかと詰め込んだ印象を受けました。

予告でも流れていたシーン、もっとアップで観たかったけど

実写で見れた嬉しさもあるし、もし続編が作られなかったら描けないんだから描いてしまおう、という気持ちも理解できるんですけど、勿体ないとも思います。ノヴァ教授の登場(エドワード・ノートン!)も、原作未読の観客にとってはザレムの正体も含めて中途半端に映ったかもしれません。それに、予告編で流れてた映像がラストって。。。もっと本作だけで完結できる内容にした方が良かったですね。

 

【追記】

少年ジャンプのような「彼女の戦いはこれからだ」的なラストを批判する人も多いと思います。

僕も最初はそう思いました。

でも、今はこのラストを全肯定します

そもそも、ザレムというゴールが目の前に設定されている物語を一本の映画として終わらせるのは、非常に困難。

誰もが「ザレムに行って映画は終わる」と思うでしょうが、原作ではモーターボール編・ザパン編・TUNED編・バージャック編を経て最終盤でザレムに辿りつきます。

原作ファンとして断言しますが、2時間では映画として終わらせようがないのです。

本作の映画化にあたって最も苦労したのは、結末だろうと思われます。

原作未読者に、続編ありきのエンディングだと思われるのは心苦しいところですが

個人的には「過去の記憶を探る過程で恋を知り、本当の自分を見出す物語」として上手にまとめたと思います。

 

また、アリータの手を引いてモーターボールの遊びを教え「君はモーターボールのスターになれる」と言ってくれたのは誰だったかと考えると、あの場所に立つアリータが一途で健気に見えて泣けてきます。 

記憶を失ったアリータに新しい世界を見せてくれたのは常にヒューゴでした。初めて食べたチョコレートや二人で眺めたザレムの景色、モーターボール観戦、過去の自分の手掛かりとなる宇宙船へ導いたのもヒューゴ。

そして彼を失ってなお、あの場所に立ち前を向くアリータの姿に、観衆は喝采を送るのです(声援を送る僕達観客の姿と重なる)

悲しみでも絶望でもなく、決意の強さを感じさせる表情で終わるからこそ素晴らしい。

 

 

ということで

ダラダラと面倒くさいことを書いてしまいましたが、16年間観たかった映像をついに観ることができて、とても満足です。

ロバート・ロドリゲス監督にとっても、多分今までで一番の作品になったんじゃないでしょうか。

女性主人公の格闘アクション映画はなかなか一般層には受けない題材なので(『ワンダーウーマン』はDCUなので例外)ヒットするかはとても心配ですが、何とかヒットして欲しいです。

そして、ヒットすれば続編の話もあるようなので、是非続編ができるように祈っています。

(入ってきた情報によれば、製作費がとんでもない額かかっているらしいので、映画が大ヒットどころか特大ヒットしないと製作費を回収できないらしい。頼むよキャメロン)

 

 

※米の映画批評サイト、ロッテン・トマトでは現在のところ

批評家60%、オーディエンス94%の評価でした。

批評を読んでみると、どちらの気持ちも良く分かるなぁと。

ただ、批評家の意見で目にする「既視感のある設定やアクション」という点については、原作が90~95年の作品であり、サイバーパンクも女性がレザースーツで格闘アクションするのも珍しかったわけです。『銃夢』の影響で、今ではマトリックスを始めとした多くのフォロワー作品が溢れているのであって、こちらがオリジナルということは言っておきたいです。

 

 

トム・ホーケンボーグ(『マッド・マックス怒りのデス・ロード』等の曲も手掛ける)の音楽も臨場感があり、映画の質を高めていた印象。個人的には、ここ最近の映画サントラの中でも一番エモーショナルで耳に残るサウンドでしたよ。

 

 

主題歌Swan Songを歌ったデュア・リパ。

今イギリスで大ブレイク中の歌手だそうです

 

カルト的な人気を持つ原作。

 

映画の元になったアニメ版。

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追記

二度目の鑑賞でフィレンツェの映画館UCIへ。

日本のシネコンみたい

座席がすごい!全席ソファで足が伸ばせる上に・・・

ボタンがあって自由にリクライニングできる!

イタリアではIMAX3Dの鑑賞でも13€(約1500円)なんですよ!

素晴らしい映画体験でした。

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