アメリカの大学スポーツでは、2000年代中頃から男女ともに海外からの留学生(特にヨーロッパと南米のアスリート)の増加率が非常に大きいです。陸上、サッカー、バレーボールなどアメリカ以外でもユース年代で盛り上がっているスポーツはもちろん、アメフトやバスケットボールなどでも、これまでのアメリカで育ったアスリートたちとは異なる特長(正確性や敏捷性、あるいは真面目さや礼儀正しさといったメンタル面も)を魅力に感じて海外に目を向けるコーチたちが着実に増えています。
給料無しということ以外は、アメリカの大学でのプロスポーツ並みの待遇・学業や生活でのサポートなどのメリットは選手にとっても非常に魅力があり、奨学金をもらって好きなスポーツをして、なおかつアメリカで学位をとって英語も習得する。こんなチャンスが全米で1000校くらいの規模で提供されているわけですから、当然競争率も高まります。
※アメフトとバスケを中心にNCAAのディビジョン1では全米300チームがひしめく
私個人としては日本の若いアスリートがアメリカでチャレンジすることは、非常に現実的なオプションだと思います。技術レベルが平均的に高くチームワークの意識もあり、礼儀やマナーもしっかりしている文化で育っているのが多くの日本人サッカー選手の特長だと思いますし、アメリカのコーチたちもそういう選手に強い興味をもっています。日本とアメリカの大きなハードルは、お互いにそのネットワークが構築されていない点で、言葉や地理的なことが原因でしょうが。
日本からの若いアスリートがアメリカでの大学スポーツでチャンスを探るとなると、まず中学・高校時代に全米で夏休みに開催されるキャンプに参加して、コーチにアピールすることです。他大学からもコーチたちがヘルプしたりもするので、きらりと光る選手はすぐにコーチ同士で話題になります。自分のレベルやアメリカの同年代の選手たちの特長や弱点などもわかりますし、英語に取り組む必要性なども実感するでしょう。12月・1月のちょうど日本の冬休みや3月の春休みにも渡米してアピールするチャンスはあります。
そして、それから数年間でスポーツ・勉強・英語において何をすべきか、時間的に余裕を持って計画を立てることができます。アメリカの大学スポーツは完全に文武両道、スポーツと勉強のどちらも同様にがんばらなくてはいけません。特にアジア人は早くTOEFLの準備をしないと、入学時点でアウトになってしまいます。
GLED Sportsでは、アメリカ在住のネットワークを活用して、お客様のご希望や実力に見合うベストオプションを一緒に探っていきます。
GLED Sportsオフィシャルサイトでは、随時全米の大学スポーツキャンプ情報を更新しますので、アメリカでチャレンジしてみたい皆様はお気軽にお問い合わせください。
それでは!
GLED Sportsスタッフ