一日が経ち、幹線道路の雪も解けてきましたが、道路は残雪と雪解け水の水たまりだらけ。
また今週、東京では雪が降る予定らしいですが、交通網は大丈夫なのでしょうか。
買い物も無事終わり、両手にスーパーの袋をもって息切れしながら帰宅後、WOWOWで「しあわせのパン」という映画を観ました。
主人公の夫婦が営んでいる湖畔のパン屋を舞台に、季節ごとに訪れるお客さんとの交流をショートストーリー仕立てに描いた作品で、正直なところ、あまり期待していなかったのですが、人の温もりがじんわりと伝わってくる静かな感動があって、思いのほかよかったです。
舞台となっている北海道の雄大な自然、カントリー調の家具、野菜畑、手作りのパンや料理など、映像はどれも本当に美しく、音楽も静かでありながら映像と調和していて、それだけでも観ていて和みました。
こんな生活が送れたらどんなに幸せだろうと感じられる穏やかな時間の流れは、スローライフに憧れがある方は、この映画の雰囲気や空気感が好きなのではないかと思います。
現実的には、資産家の娯楽でない限り、こんな生活を送っていて、生計が成り立つわけないと感じますが、それは映画ですし、そんなこと言ったら、なにも楽しめません。
映画にはやっぱり夢がないと。夢を叶えてくれるのが映画の魅力の一つですし。
映画では、主人公がなんで北海道でパン屋をやることになったかは描かれていない（観ているときはそれがクライマックスなのかと思っていました）ですが、原作があって小説ではそのエピソードが書かれているそうなので、今度、読んでみようと思います。