茶会 ~日新又日新~ | 茶道を学ぶ理系歴女のBlog Essai “且座喫茶”

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ちょっと座ってお茶でもいかが?~石州流怡渓派茶道と日置流印西派弓道を学ぶ歴女の世界観をエッセイにしていきます☆

11月23日に師匠宅離れの茶室で、友人を招いて茶会を催しました。

 

席主(ホスト)を務めるのは、僭越ながらこの私^^。 

薄茶一服、お菓子1種で30分程度のお席では遠路来ていただく皆様に申し訳ないので、

 

お茶をニ服、お菓子2種をご用意し、一服目は通常の茶会の規矩を守って、

 

ニ服目は団らん形式で、我らが石州流の歴史や系譜のプリントを用意しての歴女談義、

 

の二部構成としました。

 

長い席になるので正座椅子もご用意しました。

 

表向きは炉開きの季節らしいしつらえ(織部・伊部・ふくべの3部、茶臼をかたどった香合)をとりながらも、歴女談義に持ち込むための裏の趣向も凝らしました。

 

11月下旬といえば丁度大坂冬の陣の起こった時季。

 

圧倒的優勢の徳川方として参陣していた古田織部が、佐竹義信の陣に出向いて茶会を行い、

 

それに飽き足らず近隣の竹林で茶杓にするのに良さそうな竹を物色していたところ、

 

禿げ頭が光ったのが敵に見つかって狙撃されたというエピソードがあります。

 

そのような話を楽しんでいただくために、竹の模様の茶碗でお茶を出し、

 

豊臣家にゆかりの深い高台寺蒔絵をあしらった棗を使い、

 

藪内家(薮内剣仲は古田織部の妹婿ということで織部とはゆかりが深いです)の燕庵に見立てて台目棚を使いました。

 

 

只今朝ドラ連載中のスカーレットにちなんで、信楽焼の水指を使いました。

 

 

そして掛軸は、大徳寺龍源院の東文洋老師の筆で、<日新又日新>(ひあらたに また ひあらたに)をかけました。

 

この言葉は、中国の古典・四書五経の大学が出典になっており、

 

絶えず進歩すること、日々気を入れ替え、新たな気持ちで事に臨むならば、この世界は常に新しい

 

という意味があります。

 

このような茶会を今後も続けていく中で、来ていただいた方にいつでも新鮮に感じていただけるように日々進化していきたい

 

という初心表明でもありますが、

 

お茶のみならず、今後の人生において

 

昨日できなかったことが今日はできるようになる、とか、

 

昨日受け入れられなかったことも今日は受け入れられるようになって少し違った景色を見たい、とか、

 

昨今で一番心に残る禅語だったこともあって、この言葉を第一回目の茶会の軸に使わせていただきました。

 

来てくださったお客様にはとても喜んでいただき、次回もお声がけ下さい、と

 

嬉しいメッセージをいただきました。

 

先生はお客の一人として席に入られ、お作法が初めての方を誘導してくださり、

 

社中の若い二名の方はお点前や水屋で一生懸命おもてなしをしてくださいました。

 

2回目はまた違う切り口で

 

茶会を計画したいと思います。

 

 

 

 

本日も且座喫茶にお越しいただき、ありがとうございました。お茶