2020年3月20日21日映画「ミリキタニの猫《特別編》」の上映会を行います。
上映時間は昼14:00から 夜19:00から 2日間で合計4回の上映です。料金は900円+ワンドリンクの注文です。
映画「ミリキタニの猫《特別編》」はニューヨークの路上で憑かれたように絵を描き続けるミリキタニと名乗る日系人ホームレス ジミー・ツトム・ミリキタニ(ミリキタニ=三力谷という姓は元々広島にしかない姓ですが、広島でもとても珍しい姓です。)を追ったドキュメンタリー作品。
http://nekonomirikitani.com/
これだけ聞くと「おもしろいの?それって。。」と思うのが普通でしょうか。
私も見る前はそんな気持ちでした。
しかし良い意味で大きく裏切られます。
ミリキタニの猫 トレーラーhttps://youtu.be/ax9K9a0FS5U
監督の リンダ・ハッテンドーフ さん自身も、最初はホームレスの四季といったテーマで撮影を始めるのですが、次第に彼の流転の人生に入り込んでいきます。
ニューヨークの路上で憑かれたように絵を描き続けるミリキタニ氏のアートへの思い、戦争での不当な扱いと強制収容、家族の離散、広島の原爆。そしてニューヨークの路上での911。
私自身、60近いこの年になって、ようやく、「先祖」が頑張って生きた過去からの「連なり」のなかで人生を歩ましてもらった。という思いが強くなってまいりました。そんな自分の過去からの「連なり」についてもこの映画を見て考えました。
また一方でまさに今世界で日本で行われる、この「世界」を共に作るべき人間を「敵」とみなして遠ざけていく流れについても考えざるを得ませんでした。
あなたは何をお感じになり、何をお考えになるでしょうか?
上映後に簡単な交流会も設けたいと思いますので是非あなたの感想をお聞かせください。
「ミリキタニの猫《特別編》」
http://nekonomirikitani.com/ の上映会は、鳥店長が倒れないかぎり開催します。
とは言っても、このご時世なので、窓を開け放してほぼ「屋外」な感じでやります。
ジミー·ツトム·ミリキタニさんの凍てつくニューヨークでの路上「アーティスト」生活ドキュメンタリーから始まるこの映画なのでちょうど良いかも…と、個人的には思っております。
成田の街の騒音も含めてご鑑賞ください!
映画を拝見した後すぐの私の感想↓