RFタグを店頭書籍管理に | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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 紀伊国屋書店新宿本店の6階洋書売り場で13日からICタグによるリアルタイムデータ管理が開始されると発表されました。http://prw.kyodonews.jp/open/release.do?r=201007070239


 一つは「洋書の販売管理、在庫管理システムの刷新でポイントカードサービスや新POSシステム導入に合わせたリアルタイムにデータが把握できることによる効果が期待できます。同社では「海外からの直仕入により、他書店とは異なる独自の品揃えと競争力のある価格で洋書を提供して参りましたが、今回の改革により、更なる差別化に取り組みます。」と他社との差別化を訴えています。


 5月には同社越谷物流センターで凸版印刷に特注したICタグ装着をスタートさせ海外からの入荷時に装着、無線電波を利用したリアルタイム管理を行い合理化を徹底的に図っているとのことです。


 これを店頭でもこれに対応するPOSシステムに切り替え店頭、店内在庫の管理や販売管理に活用しようということです。徹底した個品管理ができるのです。


 仕入、販売、返品、棚卸、在庫管理の各局面を連動させた管理手法として、実践的な取り組みとして、洋書販売方式を改革していくともしています。(単なる実験段階ではなく)


 「物流業務の効率化、検索機能強化、販売分析強化等、さまざまな部分での効果を期待するとともに、より一層の顧客サービス向上を志向」と最後に結ばれているとおり最終的には顧客サービスの向上という原点に立ち返ります。


 ツールの活用がサービスにつながる、そんな効果を見てみようと思います。


今日のキーワード

”ツールを使いサービス向上へ”