つい100年前、50年前までは「子や孫の代に残す」思想が生活の中にとけ込んでいました。
その代表的なもので、「森の木々が先々に必ず立派に成長する」ことを願い定期的な植林と伐採ということを続けてきました。
今、植えても自分は伐採時には関わることはないであろうことは分かっています。しかし、子や孫はこの自然の中の循環を受け継いでいく、そんな生業というものがあったのでしょう。
現在の企業活動では極論すれば「今、何を伐採できるのか」、「すぐ収穫できないものは企業の論理から外れている」という考えが強いことも確かです。
ここに来て企業の評価基準の中で「環境」という指標が芽生えてきています。
これは今の収穫の話ではありません。10年、20年、50年、100年・・・・、こんな先々の社会に現在の企業活動がどう関わるかという話です。遠い未来に100年前のこういった企業のこんな人たちの活動がこんなすばらしい環境を切り開いてくれたという「未来からの現在への評価」です。
さて、こういった意気込みを持った企業がどれだけ出てくるでしょうか。企業の生き方、哲学といったものでしょうか?あるいはこういったことに取り組まない企業は四半期の利益も上げられないほど厳しい評価がされる社会を迎えるのでしょうか?
今日のキーワード
“未来から評価されるには”