動作の組合せ | 「ロジスティクス・物流・マネジメント日々雑感」篠原ロジスティクスオフィス 篠原和豊

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 改善チームの実験。

 一人あたり10カ所からのピッキングを担当しています。通常はストアは直線で作られていますが、その時々で10カ所全部、5カ所だけなど条件が変わります。

 それなら直線にしてわざわざ端から端まで動くこともないのではと自分の起点の場所から放射線に等距離の状態でストアを作ってみました。

 10カ所からのピッキングであれば円状に端から端まで移動しますが直線配列と変わりません。

問題は何カ所だけといった場合です。

起点の場所からはどこにでも等距離なのですがピッキング時は1カ所だけに直線で行くわけではありませんので三角形や四角形、五角形・・・といった多辺形の歩き方をします。

セービング理論で最短距離を選択するのですがそうそううまく行かない面がありました。

動作は移動するという歩く行為だけではないのです。直線的に歩く場合はそれでいいのですが、庫の実験の場合はターンするというひねりの動作が数多くなります。移動でセーブした時間とターンとが相殺されてしまうこともあります。

動作の組合せには複雑な計算が必要かも分かりません。

まだまだ、みんなの実験は続きます。

今日のキーワード

“答えは根気よく探す”