サービス付き高齢者向け住宅は６０歳以上であれば誰でも入居できる制度です。高齢者の居住環境整備が目的なので広く高齢者の皆様に入居いただくことになっています。
お客様相談窓口には入居を断られたという内容の相談をいただく機会が増えてきました。断られた理由として「併設事業所の利用が入居条件である」「要介護者以外の入居はできない」という事例が多いですね。
先日は当社の管理する高齢者住宅への問い合わせをいただきましたが別のサ高住に申し込みをしたが併設のデイサービスを利用することが入居条件であるとのことで断られたそうです。要介護度が高くデイサービスにいくことはできないので訪問介護サービスを利用したい旨を伝えたそうですが訪問介護サービスの利用はできないと言われたとのことです。
サ高住には補助金が交付され固定資産税等も優遇されています。高齢者の安心居住を目的としていますので併設事業所の利用を入居条件とすることは不適切であるといえます。在宅介護サービスを広く、自由に選択できることが基本です。基本を守って高齢者の皆様に喜んでいただける住まいを提供していただきたいですね。