その様な羽毛ふとんの作り直しのシステムを『羽毛ふとんのリフォーム』と寝具業界では呼んでいます。
今回はこの羽毛ふとんのリフォームの実例を紹介しようと思います。
【実例⑥ 「DL冬+SL冬 ⇒ SL冬用×2」】
お持ち込み頂いた羽毛ふとんはDL(190×210cm)サイズの冬用とSL(150×210cm)の冬用です。サイズのみ違って、柄も同じで中身も同じ、もちろんメーカーも同じです。使用年数は10年位だそうです。


見た目にキレイで、膨らみもある様に見えます。リフォームする必要があるのかなと思えますが、実は中のマチが破損してしまったようで片寄りが出てしまっていました。体に当たる中央部分にダウンが無く、端に寄ってしまっていましたのでリフォームする事にしました。
このケース、減っている中央部分だけに新しいダウンを足せば良いと考える方もいますが、片寄りの原因がマチの破損である場合、マチの破損を直さないと意味がありません。マチの破損の場合はリフォームを行い側生地を新品に替えましょう。
品質表示もキレイに残っていました。これは京都のロマンス小杉さんの羽毛ふとんですね。


羽毛の混率は90%です。種類は恐らくダックですね。もしグースなら、その価値を明確にするために“グース”という表記がどこかにあるはずです。
側生地はしっかり綿100%、ダウン量はDLが1.8kg、SLが1.3kgです。側生地もしっかり、ダウン量もしっかり入っている時代の羽毛ふとんですね。
もちろん中身のダウンをチェックします。片寄りはありましたが、ダウンの状態は良好でした。


作り直す際、DLサイズはもう必要無いのでSLサイズを2枚欲しいとの事でした。DLサイズのダウン量がしっかりあったので、足し羽毛は不要と考えて下記の様にお見積りしました。
●洗浄方法は「温水洗浄コース(スーパークリーン)」
●新しい側生地は「おまかせ60ペア 4×5マス立体キルト(綿100%・60サテン)」
●足し羽毛は「無し」
●サイズは「SL(150×210cm)」
【料金は2枚で67,000円(税込)】
こちらがリフォーム後の状態です。2枚で67,000円(税込)、1枚当たり33,500円(税込)です。側生地のおまかせコースは柄は指定できませんが、色目(ピンク系orブルー系)やペアの指定は可能ですよ。




「使用年数はそこまで経っていないけど、中のダウンに片寄りが出ているので作り直したい。」
「結婚で買った布団はダブルサイズ、色々な事情があってサイズをシングルに変更したい。」
羽毛ふとんをお持ちで、そんな心当たりがある場合はリフォームのタイミングかもしれません。
羽毛ふとんの状態診断とお見積りは無料で行いますので、お気軽にご相談、お持ち込み下さい。
■その他の実例
当BLOG ⇒ お店の日常(2018年6月10日)
『羽毛ふとんの作り直し(リフォーム)の実例① 「SL冬用 ⇒ SL軽量」』
当BLOG ⇒ お店の日常(2018年6月19日)
『羽毛ふとんの作り直し(リフォーム)の実例② 「SL冬用 ⇒ SL冬用」』
当BLOG ⇒ お店の日常(2018年7月3日)
『羽毛ふとんの作り直し(リフォーム)の実例③ 「SL冬用 ⇒ SL新品」』
当BLOG ⇒ お店の日常(2018年7月10日)
『羽毛ふとんの作り直し(リフォーム)の実例④ 「DL冬用 ⇒ DL冬用」』
当BLOG ⇒ お店の日常(2018年7月26日)
『羽毛ふとんの作り直し(リフォーム)の実例⑤ 「DL春秋+DL夏 ⇒ SL春秋用×2」』
●関連ページ
当店Webサイト ⇒ お手入れページ
『羽毛掛ふとん』
当BLOG ⇒ 寝具のなるほど活用術(2017年6月20日)
『羽毛ふとんを今よりもキレイに!暖かく!使いやすく!』
当BLOG ⇒ お店の日常(2017年4月11日)
『羽毛ふとんを押し入れに片付ける前に状態をチェックしましょう!』
当BLOG ⇒ 寝具のなるほど活用術(2016年5月14日)
『羽毛ふとんは仕立て直せる!』(羽毛ふとんのリフォーム)
当BLOG ⇒ 快眠アドバイス(2015年6月18日)
『羽毛ふとんのリフォーム(仕立て直し)の価格差について』
by sleepdesigner:圭(睡眠健康指導士・ダウンプロフェッサー)
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≪店舗情報≫
住所:静岡県三島市梅名371-8(国道136号線沿い)
電話番号:055-977-2200
FAX:055-977-7756
営業時間:10時~19時
定休日:毎週水曜日(祝日の場合は営業)※年末年始は臨時休業します。