快眠アドバイス『自分が睡眠に費やす時間』 | ウメナ寝具の快眠BLOG

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静岡県三島市の「睡眠と寝具のお悩み相談室ウメナ寝具本店」の【店長(睡眠健康指導士・sleepdesigner)】が書くブログです。睡眠の話、睡眠に絡めた寝具(布団)の話、お店の情報などを載せています。

当店Webサイトのトップページに日本人の平均睡眠時間「約7.5時間」と平均寿命「約83歳」から割り出した生涯睡眠時間を掲載してあります。
※2022年にリニューアルした際に記載は無くなりました。

●当店Webサイト(ホームページ) ⇒ 快適な睡眠を求めて『ウメナ寝具』
ホームページ画像


これを見たお客様から「数値にされると凄く実感が湧くね。」というお言葉を頂き、今年最初の快眠アドバイスは睡眠の数値化にしてみました。


実は今回のアドバイスの布石で6日公開の記事では“日本人が1年間にどれだけ眠るか”を数値化してみました。平均睡眠時間から割り出すと日本人は1年間に114日眠ります。

●当BLOG ⇒ お店の日常(2018年1月6日公開)
『【クイズ】この数値は何を表すでしょう?』


それを踏まえて、今回は“皆さんがこれまでの人生でどれだけの時間を睡眠に費やしたか”を割り出してみましょう。


簡単です。年間の睡眠時間である114日に年齢を掛けて下さい。それを365日で割れば単位が年になります。


私なら31歳なので、31×114日=3,534日。


3,534÷365日=9.68219…年。まぁ約10年です。


あくまで目安ですよ。正確性を求めたらうるう年とか誕生日とかを考慮しますし、年齢層によって睡眠時間は違ってきますからね。赤ちゃんや子供の睡眠時間は7.5時間よりも多いはずです。


さて、皆さんはこれまで何日または何年、睡眠に時間を費やしてきましたか?


ちなみに日本人の平均寿命は男女合わせて平均約83歳です。83×114÷365=25.92328…、ざっと26年。日本人は人生の約26年を睡眠に費やすのです。これがトップページに載っています。


子供の寝顔


6日の記事でも書きましたが、なにより重要なのはヒトがそれだけの時間を睡眠に費やす“理由”も“意味”もしっかりあるという事。睡眠はヒトの生命維持の為に必要不可欠な時間であり生理機能なのです。


加えて、その睡眠時間を一緒に過ごし、睡眠の質に大きな影響を与えている重要なモノが寝具(ふとん)になります。人生で26年もの時間を共に過ごす寝具(ふとん)を大切に考えてほしいと思います。


寝具コーナー


もしかすると、自分は普段7.5時間も寝ていないという方がいるでしょうね。私も今はそんなに寝ていません。ただ、上述したように子供の頃の睡眠時間が長かったことを考慮して下さい。また、平日と休日で睡眠時間に差がある人はトータルで自分の睡眠時間を考えて下さいね。平日は6時間睡眠、でも休日は昼近くまで寝ていて11時間睡眠なんて方は(6×5+11×2)÷7=7.4285…で約7.5時間になります。


もし7.5時間以外の時間で計算したい方は下記の計算式に当てはめて下さい。

★単位(日)の場合=睡眠時間×365÷24×年齢

★単位(年)の場合=睡眠時間÷24×年齢


それから平日と休日の睡眠時間差は「社会的時差ボケ(Social Jetlag)」と言われ、睡眠の良し悪しを判断する上で大事な指標になっています。差が2時間以上ある人は要注意です。


時々、平日の寝不足を休日の寝だめで補うという方がいますが、好ましくありません。そもそもこれは寝だめ(睡眠の貯金)ではなく、睡眠不足の解消(睡眠負債の返済)です。貯金ではなく借金の返済ですからね。借金には利息が付きます。睡眠不足の利息は最終的に生活習慣病とか認知症に繋がりますよ。


蓄積


人間は睡眠と覚醒のリズムを一定に保ち生活する方が自然で、体への負担も少なくて済みます。平日と休日で生活リズムを著しく変えない。出来る限り同じ生活リズムを刻む事が理想なのです。


リズムを著しく変えない事が大切なので、良い方向に変化させる場合も急な変化は避けましょう。自分の体重で考えてもらえたら実感すると思います。急に太っても急に痩せても体に悪いですよね。


睡眠時間を増やす場合は10分や15分単位で徐々に増やしていきましょう。レム睡眠とノンレム睡眠の周期を気にして90分単位にこだわる必要はありません。周期の時間は個人差がありますし、そもそも睡眠後半は基本的に深いノンレム睡眠の時間はほとんどなく目覚めやすい状態なのです。


時計


そして7.5時間という睡眠時間にこだわる必要もありません。テレビなどで理想の睡眠時間が何かと話題になりますが、多くの場合調査対象の年齢幅が広くその平均値に過ぎません。人は年齢を重ねるに連れて必要な睡眠時間が減っていきます。それに自己申告による場合がほとんどなので、実際に寝ている時間なのか布団の中にいる時間なのかが曖昧なのです。


眠る事が大事なのではなく、起きている時間に元気に活動する事が大事ですからね。


自分に合った睡眠時間の目安は「午前中の眠気の有無」と「平日と休日の睡眠時間差」をポイントに見つけましょう。この睡眠時間に関しては次回でもう少し詳しく書きます。


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@sleepdesigner 杉本圭
(ウメナ寝具本店店長・ふとん屋の眠りオタク・睡眠健康指導士)

※この記事は2022年9月に加筆修正致しました。


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