TOMIX C61の分解整備 | 適当気儘に鉄道模型

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主に趣味の鉄道模型に関して入手した際の勝手気儘な感想や模型加工・レイアウト製作は下手で悪戦苦闘しながらもやはり適当気儘に楽しみ同じ趣味を持つ人々に勇気と自信を与えたり、そんなまさに「テキトー」なブログです

 オークションで比較的安く落札出来たTOMIXのC61を整備しました。

 不動との触れ込みでしたが、到着後に一応走る事は確認してありました。ただ、動きが悪かったのも確かでして接点を磨いてギアに油を差せば良くなるかと楽観的な勝算有っての整備です。ところが大変な事になるとは作業開始前には分かりませんでした。

 作業の前に整備にあたって唯一必要な部品である

 ゴムタイヤを量販店にて前に購入してました。購入時、正直無いと思っていたので驚きましたが(半面、蒸機の前部カプラー交換用にナックルカプラーを今後の予備に買おうと思ったらこちらでは売り切れていました)、蒸機のゴムタイヤ交換は面倒なので需要が余り無くて有ったのかも知れません。

 で、部品が入手出来たので整備開始です。
 先ずはボディを外します。不器用者には緊張の時間です(笑)。
 最初はテンダーから。何と言っても

 来た時点でご覧の様に汚かったので(笑)。

 分解方法としては台車とカプラー取り付け部を外し、テンダー内のウェイトが結構きつかったのでウェイトのドローバーの接点部等を精密ドライバーで少しずつ押して徐々に押し出して外しました。後はウェイト上部の石炭等がモールドされたプラの爪を起こして外します。バラしたのが

 こちら。汚いプラのパーツは洗浄します。また、未走行との触れ込みの割には車輪も汚いのでアルコール洗浄しまして再組み立てです。

 一方のエンジン部もバラします。これが大問題となりました(苦笑)。

 先ずはボイラーとキャブにまたがる発電機とその配管を外します。その後キャブを上に持ち上げて外します。
 次にボイラーの後方を持ち上げて外しますが、途中フロント周りのパーツ(煙室扉パーツの爪が外れ)が外れたらフロント周りを先に外します。この時補助灯を紛失しない様に気を付けます。
 そしてボイラーを持ち上げるとランボードのパーツと分離してボイラーが外れます。
 これらのパーツも汚いので洗浄します。

 動力本体はゴムタイヤを交換ですが、交換に当たってはロッド類を外さねばなりません。ロッドピンを弾いて失くさない様に慎重に浮かして外し、ギア抑えにモールドされているブレーキ梃子もタイヤ交換に邪魔なので外した上で交換。ゴムタイヤは既に劣化で硬化しておりました。交換してロッド類を組み付けようとして驚愕の出来事が!!

反対側の位相が滅茶苦茶になってる! 

 どうもTOMIX蒸機の動輪はシャフトに動輪の位置決めが無い(この後バラして判明)様でロッドを外した状態で動輪にちょっとした回転方向の負荷が掛かると容易に位置ずれする様です。

 仕方ないので片側の動輪全てを車軸から外し、動輪が有る方を位相を合わせてロッドを組み付けた後、外した動輪を位相を合わせながら(といっても目視による感覚的にといういい加減な方法で)再び嵌め込みました。
(この間、余裕が無く写真を撮るどころではありませんでした。外した動輪位撮影しておけば良かったです)
 
 悪戦苦闘の末、何とか組み上げました。片方はロッド全組み、動輪を外した方はサイドロッドのみで走行確認すると、

 KATOのKC-1で目盛り1.5弱位で発進、スローも利く様で上手く行って一安心。残りのロッド類も組み上げて改めて走行確認もOK。来た時より確実に調子良くなりました。位相合わせは多分偶然上手く行ったのだと思いますが良かったよかった。

 最後はエンジン部にボディを組み込みます。一番大変だったのが補助灯、小さい物なのでポロポロ取れて取り付けるのに難儀しました。また、組んだと思ったらウェイト付け忘れていて再びボディ外したり(苦笑)。で、

 当初の感じだと2時間位で終わるはずが、位相を狂わすうかつなミスと集中力の問題(老眼で目が疲れるのです)もあって、結果丸一日の大仕事となってしまいましたが、完成して綺麗になった姿を見ると頑張ったな、良かったな、としみじみ思った次第です(笑)。



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