前回の続きとなる訳ですがその「荒らし」コメント主がこんな事も書いていました。
「Nゲージには急成長してきたZゲージというライバルがいます」
「えっ?」となりました。Zゲージがライバル?今までそんな事思いもしなかったので驚きました。他のゲージには余り興味を持たない自分ですが実際どうなのかを知らずに思ったままに書くのもいくら自分が適当な人間とはいえ駄目だろうと思って急遽このコメント主が持ち上げている(様に思われる)ロクハンのHPを見たのですが確かにこんなに出てたんだと思ったのは確かです。しかしそれはもっと少ないのかと思っていたからで、出てる車種は自分がNゲージを始めた約40年前の大手メーカー位の車種しか無い、冷静にみて言えばその位のレベルでしたので言う程の大した事もない、車種ラインナップに関してはライバルと言うのもおこがましいなと言うのが実感です。
思い返すと良く行く量販店でZって有ったっけかな?って位のもので実際大したスペースも無く(大きさは関係ありません、16番もプラ製品のみ似た様な程度の品揃えです)それを取ってみてもライバルとはとても言えないのでは?と思うのが正直なところです。
コメント主は言います
「Zがこの先充実してくればNは価格で対抗するしかなくなります」
気になって現在発売されているZゲージ車輌の値段を調べたら単体がNと同等~高い範囲の様です。今でも充分価格で対抗出来ていると思いますし、今後に関しても今発売されているZ車輌も工業製品の量産品ですから万が一Nゲージとシェアが逆転したとしてもそもそもの基本的市場規模が大きい物では有りませんので量産効果で安くなる事は考えにくい、シェア逆転した時点でもNゲージ既存品は既に金型も有りますから金型製作分の上乗せも考えなくとも考えなくて良いし、価格差からも対抗出来なくなるとはならないと個人的に考えます。
個人的には車輌の大きさという観点から16番は気軽に編成を走らせる・レイアウトの中を走らせて楽しむという面では難点があると思いますし、Zでは車輌加工、特に精密化を楽しむにあたっては難しい面が有る(精密化で手摺とか別体にしてもバランスがN以上に悪い等)と思います。個人的嗜好からいえばZ蒸機のロッド類の省略加減はZゲージだから仕方ないとは納得するけれど鉄道模型的な精密さという面からはさすがにリアリティーの面からちょっと受け入れ難いと感じますし、Nレベルにするには現時点において強度・コスト的にかなり困難ではと思っています。
昔、GMのカタログに書いてあった様にNゲージは(少なくとも日本においてですが)楽しむ為の最大公約数的なゲージなのだと個人的には考えます。実際そういうところを大多数のユーザーが無意識・意識的にかかわらず感じてNゲージを選択しているからこそ現在ここまで発展しているのではないか?故にこの方がおっしゃる
「Nは価格を上げれば減るパイになります。今の若い人はまずZを選ぶ時代になるまでそうかからないでしょうから」
という言葉に対しても日本で今後極端なインフレが無いと仮定してNゲージ車輌の価格がワールド工芸のキット完成品位の値段となったら、そこまでで無くとも何処も今のマイクロエースの価格~プラスアルファとなったら多少減るパイになるかも知れませんけどその時にZが代わって主流となりその結果Zは価格が据え置きのまま推移するとは考えにくい、多分そんな事は無いでしょう。故にまずZを選ぶ時代は来ないと個人的には考えます。
この様に思った事を書きましたが決してZゲージ・その愛好者を否定するものではありませんでZも発展していく事を願っています。ただ、近いうちにZゲージが主流となるだろうという意見に対しては否定的な見解だという話です。
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