「とはずがたり」 ~散歩ブログ~ -19ページ目

求心力を支える

 年末に創業以来初めての全社会議を行うことになった支援先がある。これまでは忘年会を行っていたようだが、社員数も増えて全員を収容できるお店を探すのも大変だし、有志や少人数の飲み会は頻繁に行っているようで、特に全員での忘年会を要望する声もなかった。そこで、全役員及び社員が集まる公式な場を設けることを提案してみた。社員が増えてきた今だからこそ求心力を必要とする。
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 内閣総理大臣官邸にはきれいな紅葉が残る。今こそ求心力を必要とするのは、こちらも同じ。否定するばかりでは前進しない。支え合う、求め合う、与え合う。どれもがみな一方的ではダメで、双方向で合うからうまくいく。
 “余人衆の会”それは余りもの4人の会ではあるけれど、互いが信じ合い、頼り合い、笑い合う。だから楽しい。61歳、55歳、49歳、45歳。それぞれ立場も違えば、育ってきた環境も違う。今ある家族環境も当然違う。なぜこんなにも違うもの同士が?みんな歌が好きだから?みんなお酒が好きだから?もとは仕事を共通点とした関係でしかなかったはずなのに、まるで兄弟や家族のようにじゃれ合う。帰り際に「新年会しよう!」って。早すぎると思うんだけど・・・。
 河口湖から丸2週間が経った。トレーニングを再開する10日土曜日。朝の皇居は既にランナーがたくさん。「う~ん、あの雰囲気が蘇ってきた」ところが思わぬアクシデントが・・・。

今年もいろいろあったなぁ

 1週間ぶりのブログだ。ここまでのことをまとめて書いておこう。大手信託銀行合併の準備が進んでいる。そのうちの1社は八重洲のグラントウキョウに移転してから間もないのに、もう丸の内側のもといた場所にもどるそうだ。新しいビルに入ってきれいなオフィスで気分転換できて羨ましい。
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 昔はこんな“赤電話”が商店街の店の前に置いてあった。受話器がやけに重く感じた。“逓信”とは「取り次いで音信を伝えること」とある。大手町の逓信総合博物館“ていぱーく”は郵便や電話など情報通信に関する総合博物館。初めて入った。国民の生活に通信がどんな役割を果たしてきたか。110円で学んだ。
 “日本ベンチャーキャピタル協会”が設立されたのはITバブルがはじけて、IPOが低迷期に入る頃だった。それから9年、更に国内投資は悪化している。生き残るだけで精いっぱい、そんな時期にスタートラインは生れた。過去3年のIPO社数は19社、25社、今年35社を超える。兆しを信じる。だって会う方々、皆さん元気だから。
 新潟を本拠地とするIT企業のH社長に会うと、興味津々で河口湖マラソンの話を聞いてくれた。少し目が潤んだように見えた。
 今月“定時株主総会”を迎える支援先がある。株主でもあるVCに伺い、運営方法等について事前の確認を行う。さぁここからまた仕切り直しだ。

川内選手の影響

 また川内選手がやった。彼の真面目で朴訥な人柄に惹かれる。埼玉県春日部高校の事務職員として勤務する24歳。20年前、24歳のボクは同じ埼玉県の鳩ケ谷という町で公立中学校の教壇に立っていた。自宅から勤務先の中学校までの20kmを自転車で通っていた。友人の影響を受けて薄給から10万円の自転車を買った。タイヤが細く、パンク修理なども自分でやった。最高速度は50km/時くらい出た。最近は自転車の規制が厳しくなっているから、そんなスピードで走っていたら止められてしまうだろうな。
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 夜の浅草“五重塔”が輝いていた。短い教師生活を終えてから自分がどんな職に向いているのか悩む時期が続いた。そんなときIPO(新規上場)に出会い、その縁でいろんな方々と出会う。1997年30歳になった頃だ。その頃に出会った人との縁は長く続き、夜の浅草へ出掛けることになる。“雷門”をくぐり抜け“仲見世通り”を通る。時間は17時半、お店は閉まりかけていた。それでも照明は明るく、人も賑やかだった。正面に“浅草寺”が見えた。威風堂々。それよりも五重塔が気になってしまったけど。
 更に直進する。賑やかさは無くなり閑静な住宅街のような、でもお店もチラチラ見える。小学校がある。浅草警察署がある。徒歩20分の距離は足の状態を確認する良い散歩になった。レース2日後に職場に戻り、学費や給食費の督促業務を行うという川内選手に親しみがわく。河口湖から10日が経った。まだ痛みの残る左足側面。早く治って!走るぞ。

“カラーパープル”

 ブレイクタイム ~散歩しないで休憩~

 学生の頃、池袋の隣町“要町”にあったビデオ屋さんで、月額いくらかでビデオが借り放題というお店があった。一番映画を観たのはこの時だった。まだVHS、10本も借りると荷物はかさ張る。スクーターで通いまとめ借りしてた。その中の1本“カラーパープル”は印象に残った映画だった。何が印象に残っていたのかはボヤケテいたので、25年経った今、もう一度この映画を手に取ってみた。
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 女性がここまで迫害されると、映画とは言え観てられなくなる。こんな映画だったっけ。原作は小説だから現実に起きていることではないものの、時代背景をリアルに表現しようとする原作者の意図があって、評価は賛否あるようだ。
 たった一人、男性に歯向かう女性がいる。それがソフィアだ。男は女を当たり前のように殴る、ソフィアは殴り返す。ついには市長をも殴るシーンには思わず笑いがでるほどだが、状況は一転する。片目がつぶれ白髪だらけになって牢獄から出てきたソフィアは、市長夫人のメイドとして暮らすことになる。
 前半の黒人女性迫害の場面から、彼女たちが自立に目覚め、一人の人間として生きていることを声にする後半。自分の記憶も目覚める。人は皆、気高く生きる資格がある。

あとがきにかえて

 毎年この時期になると早々に年末のご挨拶に伺うことにしているが、今年はやっぱり先日のマラソンのことを話したくなる。5日経った今でも左足の甲から裏にかけて、小指側が痛い。歩くのにびっこを引いてしまう。ふくらはぎやももといった脚の方には問題はなく、翌日にはすっかり痛みもなくなっていた。銀行系大手ベンチャーキャピタルのTさんにマラソンの話をすると、とても食いつき良く反応してくれた。お子さんの運動力アップのためにも走ることには大変興味があるらしく、ご自宅にも関連書籍がたくさんあるらしい。
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 わずかに残す日比谷公園の紅葉に名残惜しさを想いながら、月は師走に変わった。誰もが走る慌ただしい季節。新宿御苑に移動する。相変わらずの理論をお持ちのTさんと会い、意外にも“走り”について教えを請うことになる。“Born to Run”走るために生まれたと題する書籍から“厚底靴”の危険性について知ったと言う。人間の足には本来の走る為の条件が備わっているという理論から、裸足に近い状態での走りが危険性を低くするそうだ。
【あとがき】
 抜いたと思っていた人が再び後方からやってきた。抜いて行った人が再び前方に見えた。人を抜き、人に抜かれ、それはわずか数秒の出来事だった。4時間の中のたった4秒かもしれない。もしも自分の人生が4時間ならば、たった4秒の間に起きる出来事を気にすることは、人の人生ばかりを見ているようなものだ。