・・・・ | 「とはずがたり」 ~散歩ブログ~

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 支援先の社長が亡くなった。昨年の夏に癌だと診断され療養を続けてきた。日曜日に容体が急変し、月曜日の朝に亡くなった。62歳だった。自分は何ができたろう。満足のいく支援は決してできなかった。身体のことはご本人が一番良く知っていた。
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 有楽町のとあるビルの地下1階で展示されていた模型。まるで本物そっくり。こんな感じの定食屋さんが昔はたくさんあったんだろう。映画“三丁目の夕日”の世界観だ。少し乱れた椅子、落ちそうな新聞、傾いた黒板に引っこまない引き出し。今までここに人がいたような、ちょっと前まで賑わっていたような温度を感じる。
 人の命は死んでしまえばあっけないもので、人を偲び、悼み、亡くなったことの現実に少しずつ近づくものの、さっきまでそこにいたことの証は温度が残す。
 今考えていること、今したいことを手帳に書き出した。ボールペンが走るように動く。手が震えるほど、字が乱れるほど、一気に書き留める。2月14日はバレンタインデーで巷では年に一度の公開プロポーズがあちらこちらであった。同じ日に社長は亡くなられた。そしてもう一つプライベートなことで一つの大きな節目があった。それは障害について考えるきっかけを与えてくれた。四肢のない人に心ない“つぶやき”をする人の「心」が障害なんだろうと感じた。
 「悼むより、生きた証を称えたい」ご冥福をお祈りいたします。