7月3日、いよいよ新紙幣が発行されます。この新紙幣の中にお宝があるのをご存じでしょうか。実は額面よりも高くなるものがあります。しかも誰にでも入手できる可能性があるものです。いったいどんな紙幣なのでしょうか? 解説していきます。

7月3日に新紙幣が発行されます。引き続き旧紙幣も利用することはできますが、早く新紙幣に両替して見てみたい方も多くいらっしゃると思います。その際に、ただ両替や交換するだけではもったいないです。実は同じ紙幣でも発行されたばかりだからこそ、入手できるプレミアムのつく紙幣があるのです。 【実際の画像】「384万円」に大化けした一万円札を見る 今回は、「プレミアムがつく新紙幣を探せ!」をテーマに、誰しもが入手できる可能性のあるものから、もし入手できたらとんでもないお宝になりえるものまで紹介したいと思います。

◆新紙幣からプレミアムがつくものを探そう! 「AA券」が狙い目

まずは、6月8日に開催されたコインオークション『第118回入札誌「銀座」』の結果を見てみましょう。普段よく見る樋口一葉の五千円札で、エラー紙幣ではありませんが、大きな特徴があります。 それは紙幣の左上と右下に記載されている記号番号部分です。「A899885A」とあります。注目すべきは、数字がいくつか並んでいる部分ではありません。ポイントは最初のAと最後のAにあります。これは「AA券」と呼ばれるものであり、紙幣の最初に発行されるものが該当します。 このAA券は価値があるとされ、本来の紙幣の価値よりも高くなる傾向があります。オークションでは8000円(手数料含むと9320円)で落札されています。本来の価値である5000円の1.6倍で落札されているのです。 このAA券は、今回の新紙幣でも一万円札、五千円札、千円札の3種類で発行され、それぞれ90万枚が該当します。まずはこのAA券を探してみましょう。新紙幣が発行されたばかりであれば、市場に出回る中から発見できたり、ATMなどから出てきたりする可能性もあります。新紙幣に両替するだけで、利益が出る可能性があるのです。

◆「AA券」の中でもさらに高額! 「ゾロ目」「若い番号」を探そう

また、このAA券の中でも、さらにかなりの高額となるものがあります。それはすべて数字が同じAA券と若い番号のAA券です。 2010年7月6日放送の『開運!なんでも鑑定団』(テレビ東京系)において、福沢諭吉の一万円札が登場した際、この一万円札には「A777777A」の番号がついていました。縁起の良い番号かつAA券です。この一万円札には、なんと70万円の評価がついています。 また、2022年11月に開催された「第34回 銀座コインオークション」では、聖徳太子の一万円札「A000014A」がなんと330万円(手数料含む384万4500円)で落札されています。ただの一万円札と思うなかれ。 若い番号のAA券は関係各所に配布されるケースが多いため、なかなか出回ることは通常ないのですが、このケースのように市場に出回ればとんでもない価値が付く可能性があります。 14番はさすがに入手できないかもしれませんが、AA券で若い番号ほど高値になる傾向があります。そのため、新紙幣が発行される今、ぜひAA券を探してみてください。宝くじ当選並みのお宝が見つかる可能性があります。 新紙幣への両替の取扱開始日時は銀行によって異なりますが、7月3日から開始される銀行もあるため、各銀行の公式Webサイトなどで確認してみましょう。