勝負を分ける最後の答え合わせ
今世界水泳が行われておりますね。
選手がレースにでる直前、
全員が集まる控え室にて
各々のやり方で集中力を高めるとの事。
これまでやってきた事を総括し、
勝負を分ける最後の答え合わせをし、
本番にピークを合わせ
最後の最後の集中力を高めると言ったところですね。
水泳のように本番が一瞬で終わるスポーツでも
お受験のように1.2時間の試験でも
本番にピークが合うように
何ヶ月も何年も努力し続け、
調整し、最後の勝負に挑む事になるのだと思います。
今は上位でも、
今はできなくても、
夏で
一気に追いつかれたり、
一気に追いついたり、
でも、
やるべき事は、着実に進めるしかありません。
そして、
面接の待合室に居る時に、
どれ程の状態でいれるか。
練習は、本番のように
本番は、練習のようにできるかです。
パリっと音がするような緊張感がある中、
小学校が神々しくさえ見え(^^;)
バリバリに社会人として活躍していても、
仕事とは違う緊張感もあります。
子供のためだからですね。
子供は全身全霊をかけて頑張っていました。
ここは力を出しきらなければならないと
十分にわかっていました。
待合室で最後の答え合わせをする瞬間
今でも
全ての学校の面接、鮮明に覚えています。
見回りの先生や、
監視カメラでみているところも、
鋭く刺さるように見ている先生や、
採点表?みたいなものを持ちながら、
回っている先生も、
優しそうにみてくれている先生も
様々います。
娘は、
折り紙とお絵かきをしながら、
リラックスし、
私は総復習、シミュレーションし
最後の答え合わせをしておりました。
懐かしいです。
面接対策をする前提として、
①過去問はほとんどそのままの形で出題される
前回書きましたが、
過去問からの出題率は高いので、
覚えて対処する方が得策です。
いつも練習している質問がでると、
本番中スムーズに話せ、
自信に繋がり、
面接官とのコミュニケーションが
円滑に進みます。
最初にうまく答えられると
声のハリが違い全体に大きな影響を与えたな
と感じました。
例えば、
考査の後に面接がある学校で、
何度も過去問にでている
『試験はどうでしたか?』
との問いには、
本当に完璧にできていたら、
そのまま答えて大丈夫だよ!
と準備していたところ、
『ペーパーは簡単でした(^ ^)』
と答え、全員ニコニコ(^ ^)
とても和やかな雰囲気で進み、
発表前に合格いただけたなと感じる事もありました。
過去問がわかっていたから
自信をもって
うまく対処できたエピソードです。
もう一つは、
②願書と面接はセット
当然ですが、願書は、
小学校とのコミュニケーションカードになります。
早稲田や幼稚舎(面接はないですが)のように長い文面を記載する学校と
3〜6行程度しかない学校までありますよね。
長い文面でも
短い文面でも
書いた事を元に質問されるのですから、
逆に質問されたい事を書いていきました。
長い文面の学校なら
”何を伝えるか”をハッキリさせ、
上手くコミュニケーションできれば
こっちのものです。
難しくもありますが、
推敲を重ねるうちに、
スッと一本の道ができたように
感じました。
東山魁夷作の”道”のようです。
うちに飾ってありますが、
戦前にスケッチした時には、
ひとつの”道”以外に様々なものが描かれていましたが、
紆余曲折を経て、
戦後、ひとつの道に絞って描かれたといいます。
友達の結婚式のスピーチに使った事を思い出しました(^^;)
短い文面のところは、
備考欄に何を書くか気を使いますが、
学歴と会社名などを書く場合があると思います。
スペースによりうまく使い分けますが、
学歴だけ
学歴+会社名等
会社名等のみ
我が家は、
学歴+会社名もしくは、
会社名のみ
を記載しました。
なぜかというと
一見マイナスポイントとしてあげられる
・認証保育園 小さな保育園で大丈夫?
・共働き フルタイムで学校に協力できない?
・妊娠中 つわり時はお手上げ(^^;)状態
きちんと躾なりできているの?
という状況を私は
大いにプラスに捉えていたので、
私や妻への質問が”仕事”関連にいく事を
望んでおりました。
備考欄に会社名を記入すると、
仕事について
共働きについてや
行事への参加は支障ないか?などを。
全ての学校で質問されました。
共働きの方は、質問されると思います。
→アピールできるチャンスです!
待ってましたと言わんばかりに、
・協力体制ができあがっている事
『私が外資系企業で時間がフリーなので、
いつでも協力できる体制である事、云々』
・女性の社会進出を私は応援してる!
『妻のように活躍して欲しい、云々』
など
共働きを逆にアピールして
『娘も将来活躍して欲しい、、
そのために、貴校で、、、』
とつなげました。
マイナスではなくプラスに
ガラッと変える作戦で進めました。
共働きで
時間がない中、
お受験するのは、
いかに時間を効率的に使っているかの
証明であり、
大きなプラスポイントと捉える事ができます。
願書で面接を想定し、
アピールとコミュニケーションを上手く
図れるようにする事は、
とても大切だと思いました。
願書の添削
大手教室と小規模教室の二ヶ所で受けましたが
意見も全く異なりました。
◼︎大手教室では、
・面接特訓は、
都内近郊全校から集合し、
先生も上の方々が面接をしてくださり
緊張感ある中で受講でき ◎
・願書添削は、
先生によると思いますが、
イマイチでした✖︎
◼︎小規模教室では、
・面接特訓は、
緊張感が少なく✖︎
・願書添削は、
素晴らしかったです。◎
妻と 『全く違うね(^^;)』
というできになりました。
これは、教室ではなく、
先生の指導力によると
思います。
最後に、願書面接対策の骨格として、
SWOT分析
戦略立案に際し、使う分析手法になりますが、
お受験でも流用できます。
似たような形で行なっていると思います。
子供の強み弱みと
外部環境的な問題で
プラスになっている事
マイナスになっている事
を整理する事は必ず必要な事だと思います。
◼︎娘自身は?
強み (Strengths) プラスポイント
・諦めない強い意志があるところ
・挨拶などきちんとできるところ
、、、
弱み (Weaknesses) マイナスポイント
・、、、
◼︎何か外部の環境的には?
機会 (Opportunities) プラスポイント
・小規模保育園、故に小さな子供の面倒みたり
先生のお手伝いをする事で、
大人から子供まで対応できる
社会性が身についていたこと、、、
脅威 (Threats) マイナスポイント
・共働きで特に母親の時間が取れない、、、
・小規模保育園で、躾は大丈夫?、、、
外部環境的にマイナスな”脅威”を
プラスポイントである、
良い”機会”に変えられれば、
戦略が上手くいくという事です。
私が自由に時間を使え協力できるという事で、
家族の協力体制をアピールし、
そういう雰囲気でお受験勉強を
してきました(^ ^)よと、
協力体制
家族の和
というような事を伝えるという
お決まりパターンができあがりました。
仕上げるのも大変ですが、
こんなに真剣に
子供の事や
家族の事を考える機会ってないと思います。
幸せな機会ですよね(^ ^)