メキシコ🇲🇽の三姉妹による
次世代ロックバンド
ザ・ウォーニング
(THE WARNING)
左から
三女のアレ
(2004年12月13日生まれ 現在19歳)
次女のパウ
(2002年2月5日生まれ 現在22歳)
長女のダニー
(2000年1月30日生まれ 現在24歳)
まずは
最新MV
Six Feet Deep
を
Newアルバムが
PMRCに有害認定されて
喜ぶ三人(笑)
PMRCと言えば
思い出すのは
1988年1月19日発売
ザ・ウォーニングも大好きな
メガデス
の
3枚目のアルバム
『So Far, So Good... So What!』
収録曲で
PMRCをこき下ろした
「Fook in Mouth」
を思い出してしまいます。
ちなみにPMRCとは
Parents Music Resource Center
(ペアレンツ・ミュージック・リソース・センター)
の略称で
当時のPMRC賛成派の学生
真ん中の「ロック・ミュージック パブリック・エネミー No.1」がロック嫌いでヒップホップ好きなのか?、とじわじわ来ますね
1985年に
後に民主党
ビル・クリントン大統領
政権時代に
副大統領となり
2007年には
ノーベル平和賞を受賞
色々な意味でも有名な
温暖化ドキュメンタリー
映画『不都合な真実』
作者
アル・ゴア
の妻
ロック界では
悪名高き
ティッパー・ゴア
を中心に設立された
委員会のこと
不適切な歌詞を
子供に接触させないよう
レコード・CDに
「(社会的に不適切な
音楽なので
この音楽を聴くにあたっては)
親のアドバイスが必要」
というステッカー
を
貼るよう
アメリカレコード協会に
圧力をかけ
同年に
ステッカーを貼る事で
双方が合意
実は
ステッカーを貼る際
抵触する
露骨な歌詞かどうかの
ガイドラインはなく
"アメリカレコード協会の
自主基準に任せる"
という
さらに厄介な
忖度制度になっている
らしいです
一番最初に有害認定された
15曲があって
Filthy 15
と呼ばれているらしいん
ですけど
興味深いので載せておきます
ー・ー
1. JUDAS PRIEST -
Eat Me Alive
理由:冒涜的または性的に露骨
2. MÖTLEY CRÜE -
Basterd
理由:暴力的
3. PRINCE -
Darling Nikki
理由: 冒涜的または性的に露骨
4. SHEENA EASTON -
Suger Walls
理由: 冒涜的または性的に露骨
5. W.A.S.P. -
Animal(Fuck Like a Beast)
理由: 冒涜的または性的に露骨
6. MERCYFUL FATE -
Into The Coven
理由:オカルト
7. VANITY -
Strap On 'Robby Baby
理由: 冒涜的または性的に露骨
8. DEF LEPPARD -
High 'n' Dry(Saturday Night)
理由:ドラッグとアルコール
9. TWISTED SISTER -
We're Not Gonna Take It
理由:暴力的
10. MADONNA -
Dress You Up
理由: 冒涜的または性的に露骨
11. CINDI LAUPER -
She Bop
理由: 冒涜的または性的に露骨
12. AC/DC -
Let Me Put My Love To You
理由:冒涜的または性的に露骨
13. BLACK SABBATH -
Trashed
理由:ドラッグとアルコール
14. MARY JANE GIRLS -
In My House
理由:冒涜的または性的に露骨
15. VENOM -
Possessed
理由:オカルト
ー・ー
まあ
80年代中期の
有名どころが
狙われた
といった感じですね
対象となる
歌詞部分も全部
読みましたが
トウィステッド・シスター
のような
歌詞に問題ないんじゃない?
(「私達は権力者と戦う/私達はそれを獲るつもりはない」)
というとんだとばっちりから
ただアルコールの種類を
歌詞に挙げただけの
デフ・レパードやブラック・サバス
は
ちょっと可哀想な感じ
ですが
ものによっては
今でも
こりゃアウトでしょう
という歌詞
(プリンスやW.A.S.P.など)
もあったりして
一概にPMRCが全部悪い
とは言えないのは
事実
でも自由の国アメリカ🇺🇸
で言論の自由に
規制をかけることが
本当に
良いことか否かは別問題
だったりします
ザ・ウォーニングも
アメリカ🇺🇸で
アルバムが発売されている
という証と
過去の
偉大な先達達同様
ロックバンドとしての
箔がついた事に
喜んでいるようです
ザ・ウォーニングが
表紙を飾った
イギリス🇬🇧発
由緒ある最有力ロック系専門誌
『ケラング!』
最新インタビュー
後半を
超意訳なので
わかりにくいところは
ご容赦を
メキシコ🇲🇽本国で育ちつつある音楽についてアレはこう語ります。
いくつかの小さなバンドは生まれ育った土地特有の「独自のサウンド」を開発し始めている、と。
しかしザ・ウォーニングは定期的にそれをチェックしている訳ではありません。
確かに西洋のリスナーにすぐに認識して貰えるようザ・ウォーニングという坩堝(るつぼ)の中には、投げ込まれた多くの影響が存在します。
例えば彼女達のリフの中には成長過程でミューズのディスコグラフィーに没頭していただろうことを即座に示すものも存在しています。
その代わり彼女達の文化的な歴史はもっと静かに彼女達の中に貫かれているようです。
「私達の音楽を通して私達が意識的にルーツを示す必要があるって思わないで欲しい。」パウは言います。
「ルーツを示す方法は私達が人として誰であるかを通じて出て来るものだから。ルーツは心の中から現れてくるもので私達の文化は私達の中に根付いているものだし、私達が物事を感じ、物事を表現する方法だから。
英語は私達の第一言語ではないことで、私達は(英語という)別のレンズを通して見ることができる。いろんな面で。それが私達のルーツを示す方法だと思ってる。」
夢はそこにただ佇んでいるものではないという事は、ザ・ウォーニングは知りすぎる程によくわかっています。
彼女達はチェックリストにいちいちチェックを入れるようなアイテムを持ってはいませんが、これまで生きてきた経験値は持っています。
バンドで世界をツアーすることは目まぐるしく思えますが、それは一風変わった疲れる生活パターンでもあり、あなたの脳が追いつくよりも早く移動してもいるのです。
その事は彼女達の4枚目のアルバム『Keep Me Fed』の制作に計り知れない程影響を与えたライフスタイルとなっています。
アルバムはツアーの間のほんの隙間を縫って制作されました。
バンドへの絶え間ない外部オファーによって、しっかりと落ち着いて集中するだけの十分な期間が取れなかったのです。
理想的なシナリオではありませんでしたが、かなり役には立っていて、おそらく「feed」が含まれるアルバムタイトルにとっては丁度良くもあり、バンドが一旦立ち止まって物事を消化する必要性を(アルバムタイトルに)反映してるとも言えます。
「私達は(ツアーで)処理できなかった多くのことを経験しました。瞬時に記録を書き記しておくという行為は私達が考えてる事を一旦全て手放すためのオープンスペースとなってました。」とダニーは説明します。「私達は座って音楽を修正し細部までチェックする時間が殆ど無かったから。」
「その事は私達にとって本当にゲームのようになっていった。もしアーティストで時間と余裕がない場合には、割り振りをして芸術を探究していかなきゃならない。」とパウが付け加えます。
「限られた時間内に表現したいことを本当に表現しなければならないし、結果として筋肉を動かして働かなきゃならない。」
『Keep Me Fed』アルバムを聴くと、ザ・ウォーニングが演奏慣れしている巨大なホールやアリーナへとすぐに連れていかれます。
アルバムは本質的にライブ体験によって形作られ、彼女達が最も明るく光り輝く環境でいきいきとする様計算されています。それはライブ、希釈されていないロックンロールであり、彼女達の積み重ねで経験してきたこれまでの道のりで得てきた知恵、そしてギターのテンションがあなたの背筋をさらにピンと伸ばすかも知れません。
その何かを曲と結びつけるなら、彼女達のバンドよりも大きいハムスターホイールに乗っているという認識があり、
より大きなシステム上を動き続けながら自分自身を維持しているのです。
「ドラマティックに聞こえるかも知れないけど、私達は餌を与えるかのように人々に与えている一方で、他の人が人々に与えているものを摂取している。」とパウは説明します。
「だけど私達がツアーをしている間、私達は感情的には自分自身に餌をあげるかのようにそれぞれ好きなことをしてた。それはあらゆる分野への消費なんだよね。」
「私達は過去数年間の成長を示したかった」
パウが『Keep Me Fed』のビジョンを話し合うのを聞く
歌詞的に『Keep Me Fed』はその範囲が広く、時々その歌詞は反抗的です。「Burnout」の生意気なイメージでは彼女達が他人のエネルギーを消耗させる人物を押し戻している姿が見れますし、初期のシングル「S!CK」と「MORE」は人生にさらに飢えている感覚を捉えています。
おそらく曲の主題の中で最も勇敢なものとしては、アーティストがそのことを表現するのに消極的にならざるを得ない、ミュージシャンのライフスタイルの困難さに直面する「Hell You Call A Dream」です。
確かに週40時間パソコンの前に座っているよりも机上ではエキサイティングなことなのかも知れませんが、状況がいくら厳しくても常に感謝しなければならないという継続的プレッシャーをも伴っているのです。
「ステージ上で演奏している60〜90分間は天国のよう。」とパウは指摘します。
「人と繋がり音楽を共有してるけど、その間13人と共同で2ヶ月間もバスに乗ってる。棺桶の中で寝てるようでバスが酷く動くと毎日死ぬんじゃないかと心配する。まるで私達アスリートみたい。適度に休むことができない時は本当に疲れる。
人々は私達がステージに足を踏み入れて演奏して、ただそれだけ、だと思ってる。私達はするべきことをしてるし、一緒にライブが出来てとても感謝してるけど、その一方で(通過しなければならない)シュガーコーティングの残りなんて全くない(つまりそれ以上に美味しい思いはないってこと)。」
長い間ザ・ウォーニングは英語で歌詞を書いているうちに一種の詐欺師症候群と戦っていることに気が付きました。
英語で歌詞を書くこと自体が十分困難ではあるのですが、第二言語で書いていると独自の新しいルール付けしてしまうのと、それに対する落とし穴が伴うのです。
「私達はこれまで英語がネイティブである沢山のソングライター達と仕事をする中で、自分自身を証明したいからと複雑な単語を見つける事に一生懸命になってたことに気が付きました。」とダニーは回想します。
時折彼女達の仲間ですらわからない、彼女達が使おうとする言葉の意味。
「私達は今それが第二言語だからといってやり過ぎる必要はないという事に気がついたんです。」
しかし彼女達は常にスペイン🇪🇸語で書かれたトラックを含める事で彼女達のレガシーを認めてきました。
今回は遊び心のある「Que Mas Quieres」(「他に何が欲しいの?」と翻訳されます)では「ガスライト、ゲートキープ、ガールボス」といった皮肉の効いた言葉遊びが。
英語で曲を作り始めると彼女達は単語の言い換えが母国語に合っていることに気付いたため、英語歌詞を一旦破り捨て再び母国語で作り直しました。
母国語で作詞することは必ずしも完成までの最も簡単なルートではありません。文法は複雑で単語の意味を変えてしまう危険性をはらんでいるので、英語のように複数の音符に音節を広げることができません。
「母国語は複雑な言語だけど、美しい言語。」そうパウは強調します。
これまでの彼女達を見ていくと、これら若い女性が誇りに思っている成果の山があります。彼女達は10年間ゲームに深く関わっていて、自国のアーティスト達の限界を打ち砕き、より大きな市場を急速に征服しています。
率直にいうと、特に彼女達を認識している人達に強く願っていることがあります。
彼女達は方向性について立ち止まっては考えることに没頭しすぎています。しかし彼女達が誰かにとってのヒーローであると声をあげて言い始めると、むしろ異質に感じられてしまうのです。
「ツアーから戻ってくると私は脳や体が全く機能しなくなる。洗濯すら出来ない位に。」とパウは言います。
「私は人間だし、私自身が自分を尊敬してないのに、人々が私のことを尊敬していると感じることはとても奇妙な感じがする。
けど私達三人について何か知ってることがあるとするなら、私達はとても勤勉であるってことかな。そのことが人々にインスピレーションを与えているというのなら、私達はロールモデルと呼ばれることを嬉しく思う。」
しかしながら彼女達は成功と期待の全てを一身に背負いながら、純粋な目標を持つバンドのままです。
ダニーがこう結論付けています。
「私達が愛していることを行った結果、私達が多くの人々のことを鼓舞し始めている。私達はそのことがとても気に入ってるんです。」と。
ー・ー
『Keep Me Fed』は6月28日ラバ・レコードからリリースされます。
CM
最後に
一回の視聴者数140万人を誇る
アメリカ🇺🇸ABCテレビ
大人気トーク番組
「ジミー・キンメルライブ!」
に
6月29日
出演したばかりの
最新
TVライブから
S!CK
と
Automatic Sun
それでは!
※Explicit=歌詞・ タイトルに暴力的な単語・放送禁止用語・露骨な表現が含まれている楽曲