(症例★★★☆☆
症状 手の痺れ
仕事 飲食店勤務(ホールスタッフ)
年齢 36
性別 女性  痩せ型

主訴     
飲食店に勤務(久しぶりの仕事)して3ヶ月程経ったが、1週間ほど前から左手の人差し指と中指にかけて痺れる時がある。初めは仕事中だけだったが、現在は家事の最中や夜もたまに痺れが出る時がある。

検査/姿勢  
ファレンテスト陽性、手根部(手首付近)に圧痛。他に手に痺れなどを呈する症状の検査(腱鞘炎、胸郭出口症候群、頚部障害など)も念のため行ったが案の定、全て陰性。問診から妊娠の兆候なし。

施術     
検査結果から手根管症候群の疑いがあると判断し、手根骨に対してカイロ施術を実施。また前腕(手首~肘まで)伸筋群(手の甲側)の筋肉に過剰な筋肉の緊張と圧痛がみられた為、緩和操作およびストレッチ。

施術後    
初回の施術後痺れは殆ど消失したが、人差し指の先だけまだ違和感があるとのことだったので、間隔をつめて(週2回)施術。初回を含めて4回目の来院で全ての痺れ違和感が消失。

施術回数(症状の改善、緩和までの回数または現在に至るまで)   
週2回の施術を(4回)→2週間後に来院して頂き確認。症状は出ないという事なのでここで一旦来院を終了。

アフターケア 
施術期間は過剰に手首を動かさないように手首にサポーターなどで固定するように指示。
ただ、安静だけだと、筋力の低下や関節の動きの低下が起こってしまう為に、動かして痛みや痺れが無い方向、範囲でのみ手首のストレッチ及び強化の指導。2週間後の来院時にはどの方向も痛みが無く正常に動いていたので、サポーターの終了と引き続き手首のストレッチ&強化を指導

施術者より   
手根管症候群とは手首にある手根管という神経が通るトンネルが、何らか原因で狭くなり、そこを通る神経(正中神経)を圧迫し痺れや痛みを呈する症状を言います。トンネルを狭窄してしまう原因として手首(手関節)の使い過ぎ、骨折、妊娠による浮腫によるもの、腫瘍(ガングリオンなど)糖尿病、長期透析によるアミロイド沈着など原因は様々です。また、女性の方(特に中高年)が発症率は多いようです。今回のケースはお話を伺ったところ、久しぶりの外でのお仕事で、慣れないレジ打ちやウエイターの仕事が多く、また、家事などの主婦業も並行して行っている為、それらが原因で手首を酷使してしまったのでしょう。今回は幸い、手関節の施術と関わる筋肉のケアで痺れが劇的に改善されましたが、症状によっては、長引いたり、外科手術になってしまう場合もありますので、やはりこれも、日頃のケア(ストレッチや運動)を行う事、そして、家事を旦那さんにも協力してもらう事?(自分で書いていて非常に耳が痛いですが・・・、僕も率先して行います!!)が大切です。また、手の痺れは自分で判断しないでしっかり専門医に診てもらう事が最優先です。


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