翌朝、誰もいない時間に帰宅すると玄関に邦夫さんから謝罪の手紙があった
私の壊れた気持ちには全く響かなかった
しばらくは子供たちの手前普通に生活していたが
邦夫さんの行動に不審な点を感じる様になってきた
私がバイトの日、出掛けることが多く
行き先も適当なことを言っていると気が付いた
まだ寒さが残る3月のある日
私は邦夫さんにバイトだと嘘をつき、出掛ける邦夫さんを尾行した
私が想像していることが間違いであって欲しいと願いつつ、それが事実であったときの為に男友達に一緒に来て貰った
予想は当たった
邦夫さんと元奥さんは合流し、車でラブホテルに入った
頭が真っ白になった
冷静な男友達が車をカメラで撮る
出てくるのを待っていたが涙が止まらない
「もういい……帰ろう」
その日もビジネスホテルに泊まった