その日の夜、俊と大学生に付き添われ

結局私は帰った

めちゃくちゃ怒られた

その後も俊は月に一度会いに来てくれて

仕事は何とか続けることが出来ていた


暫くして働きながら学校に通うことになった


当時私のお給料は寮費を引かれ6万

その中から授業料が2万

自動車学校に通う為の貯金が2万

お小遣いは2万

お小遣いはほとんど公衆電話代に消えていた


住み込みの為、毎日食べるものには困らない

でも学校に行くとお昼ご飯がいる

交通費もかかる

お弁当を持っていこうにも食材費がかかる

お米は沢山あった

お握りを持っていこうと思いスーパーに行く

ふりかけ売場を見る

私は一番安い「紫蘇ふりかけの粉」を買った

それしか買えなかった


今でも紫蘇ふりかけを見ると

お金が無くてふりかけも買えなかったことを思い出す