ある日のお昼時は、竹富島での２日目のこと
前日のゆんたく泡盛で、すっかり二日酔いさん
そんな竹富島での２日目から、というお話です
ぐでぇっとずぶずぶ、泡盛が効いたようですよ
前まではこんなんならなかったのになぁ とぐでぇ
前日の夜のゆんたくが楽し過ぎてついつい飲み過ぎ
部屋から出る元気も無く、先に宿を出る皆をお見送り
といっても、声だけで挨拶が精一杯という酷い有様
午後になったなら、二日酔い覚ましにビーチへ
後はグダグダ、だらだら、のんびりゆるり
ビーチに入っては休息を繰り返す、何もしない時間
前の晩の楽しかったことや、島時間の心地好さ
そんな色々を噛み締めて、やっと復活夜御飯
前日に晩御飯難民を体験して、宿舎で晩御飯
家庭料理的ですが、沖縄の地の物たっぷりのメニュー
アグー豚の煮込みハンバーグは甘味とホロホロ柔らかく
ふーちゃんぷるはほっこりする味わい
冷し縄文麺は、蕎麦にクニュ感を足したようなサッパリ感
鰹はさっぱりとした旨みたっぷり、長命草の香り好さ
イーシの和え物は三杯酢的味わいで、さっぱり爽やか
島ラッキョウは香味よく好いおつまみ
そうそう、此方の宿舎では加えて嬉しいサービスも
２人で１合分位の泡盛サービスまで付いちゃう
二日酔い明けでも嬉しくって飲んじゃいましたねぇ
そんな晩御飯の時間はコミュニケーションタイム
その日に泊まりに来た新しい宿泊者の方々とお話
石垣在住の、島旅行常連の方も居たりで盛り上がって
この日は雲多く、夕焼けは残念ながらいまひとつ
夕食後の散歩を終えて、宿に戻るなりやっぱりコレ
その日も意気統合した宿泊者の皆でゆんたくのお時間
島文化のひとつ、これは実に好い文化だと思いますよ
出自も居住地も経歴も全く以て異なる皆が集う、語らう
年齢も、性別も関係なく、そこには島に来た人なんですよね
面識もなく、新しい出会い、しがらみがない、だからこそ話せる
自ずと普通なら曝け出さないことも話せたりしちゃう、不思議
石垣に住む方は、元は本土の人だそう
島に、海に、生き物に心奪われ、仕事を見付け
そして島で住むことを選択したのだそうです
そんな話を聴いていると、自分も経歴やらこれまでやら
気付けば色々話していて、距離もあっという間に縮まる
夜は月も星も綺麗で、桟橋の風の心地好さで寝てしまいそう
あぁ、本当に島に来て好かったなぁ と沁々
何日過ごしても、このゆるりとした時間は代えがたい
そんな風に思いながら、素敵な竹富２日目の夜も更けて
翌朝は意気投合した数人で朝陽の鑑賞会
明るくなる直前の空を眺めて
夕、夜ともちがう表情の桟橋も素敵
日が昇り、段々と色が変わりゆく空の綺麗なこと
少しの雲が人の手のように見えて、なんとも神秘的
わりと凪いだ海だったので皆で海へ
遠浅の海は随分と沖の方まで歩けるものでして
沖の方から眺める素敵な朝陽に心洗われる気分
いやぁ実に素敵だったなぁ と感動染み入る時間
宿に戻って皆は朝御飯までの休息
自分は朝御飯をほぼ食べない人なのでそのまま庭で休息
島在住のお兄さんは、なんだか本当のお兄さんの様な気分
朝のゆるり時間も、じっくり話して、なんだか好いなぁ って
島での２日間をこの宿で過ごせて、出会った人にも感謝
宿の人の心地好さ、出会う人の心地好さ、実に素敵
この環境で出会える人、出会えることに意味があるなぁ と
島の時間が好きで何度も訪れている人も多数
皆その時間を大切にしてくれてるんですよね、旅人も
そのぶん距離もあっという間に縮まるし、好い時間
昔から知った仲間の様な心地や、親類の様な気分
そういうものを肌で感じる時間、これってなかなかない体験
島に訪れていなければ知らなかったであろう体験
いやぁ実に好い経験をしてきました
また時期を見て、行けたらなぁ と
振り返りながらもそんな事を思うんですよ
皆各々チェックアウト
自分も楽しかった島生活とお別れ
もっともっと島巡りも好いだろうなぁ なんて思うのでした