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ペンキパンツ

マルジェラの作品に”ペンキ・パンツ”というのがあります。
ユーズドのデニムにペンキを塗ったもので、
当時は、かなり衝撃的でした。

何故パンツにペンキを塗ったのか・・・。

1920年代、フランスのある展覧会で、
ペンキを塗ったパンが出品されました。
ペイントされたパン。フランス読みで”パン・パン”。

えっ!? それって・・・。

呼び名はおいといて商品はかっこいい!
展覧会に出した時点でかっこよすぎです。
マルタンはそのパン・パンへのオマージュとして
ペイントされたパンツ、”パン・パン”を作った(らしい)。

そういうセンスは好きですが、もし今僕らがシュールな事をやったら
まあすぐ潰れるでしょうね

マルタンがアトリエでしか買えなかった頃にパン・パンを買い付けた
セレクトショップに、当時の実物が残っていて見せてもらいました。
値段を見てびっくり、

$4800  

芸術って高いですね。

もの作りとは

gae

















写真のライトはイタリアの女性建築家

ガエ=アウレンティ(1927~)


いわゆるコレクター物。
そしてアート・ピースです。

アート・ピースは、不思議な存在です。

このライトは金属の塊で非常に重い。
そして2灯の電球はそれぞれ規格が違います。
青い筒の中に入れる電球のワット数を間違えると・・・

パーツが溶けます!

2つのスイッチは”ON/OFF”の方向が逆。
5つのパーツのうち2つは何の役割も果たさず。。
また5つとも溶接もされてなく
ただ「置いてあるだけ・・。」

そして
点灯しても部屋が明るくなりません。


アート・ピースそのものよりも、
作者の自由な想像性や姿勢に
魅かれているのかもしれません。

新しい価値観を創造することと
わがままは、常に紙一重な気がします
そこがまた、
物を作る楽しさでもあるんですけどね。

Eraserhead

ブログといえば

日記を書くのが王道なんでしょうけど、


「今日は備品を買いに行きました」とか、


今日は革がうまく削れた。うれしい。」とか、


自分でも読みたくない!(笑)



ということで、

好きなものをジャンルごとに紹介していくことにしました。


イレイザー・ヘッドといえば、

デビッドリンチが作った傑作暗黒映画であり、


「ジェイコブス・ラダー」

「ダンサー・イン・ザ・ダーク」


と並んで、


三大死にたくなる映画

(勝手に認定)


のうちの1つ。


まず全編90分、


ほとんど無音です。


これはビビります。


そして白黒で、陰が強めです。

内容にはふれませんが、

一番の感想としては、


「これに5年かけたのかよ!?」


と、いう驚きです。


どこのレンタル店にも、だいたい置いてあるので

良かったらどうぞ。


Eraserhead