【日本映画良質作品の源流を見た「おとうと」試写会。】 | 新 「一期一映」 sakuの映画日記

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映画は月に一度程度しか見れない状況ですが
新しい気持ちで ブログ更新します。
只今 人生再生中。

朝ドラは大好物です ヽ(;´Д`)ノ

   大好物は朝ドラです(^O^)/。

 この映画は市川崑監督「おとうと」の

 オマージュで無く「寅」さんへの愛歌 



   おとうと

       [ 2010年1月30日公開 ]

        http://www.ototo-movie.jp/



おはようございます!!  昨晩は試写会終えて・・・

お寿司と生ビール二杯飲んだら・・もう睡魔がZZzz....

いつのもカプセルホテルで爆睡・・・Zzz…(*´?`*)。o

朝は・・いつもどうり?五時に起床(;´▽`A``

で・・・・早朝より ネット喫茶に来てます。

この映画はまだ公開前なので・・まずは山田監督論



   僕の映画の基本は山田作品。

さて昨日見た作品は名匠山田洋次監督

      サムネイル

僕の映画の始まりは小学生の頃の怪獣&マンガ

高学年でドリフターズの爆笑に嵌り 二本立て映画で

「男はつらいよ・奮闘編」見て 「こんな面白い映画が・・」

中学二年で浅丘ルリ子が出た「寅次郎相合傘」は隣町まで

何と一日置きに三回見に行き この映画「柴又慕情」は

      男はつらいよ 柴又慕情(第9作)(再発売)

二日間連続で見たほど・・  もう僕の「ツボ」でした・・

13歳の時母が死に 家族愛に飢えてたんですね・・

15歳で集団就職・・・  お盆と正月は「寅さんに」

それ考え仕事「家族」「故郷」「同胞」「幸福の黄色い

ハンカチ」「遥かなる山の呼び声」 それに「学校」

僕自身が夜間学校卒業生なので これには感動

一時期映画を全く見ない期間あれど 山田作品は

どんな時も見た  僕の映画の基本がここなんです

世間的には 小津監督がと言われますが・・

やはり・・「砂の器」 映画化前から 山田&橋本忍

さんの脚本を読んでるので 僕の映画の主軸なんです

寅さん全48本  特別編1本全て三回以上劇場で見て

なおかつ脚本も読んで 山田作品 脚本も全部見てる

だから  思いは 誰よりも 強い・・・


ストーリーは書かないつもりだが・・・

初映画の企画聞いて市川崑作品 のリメイク?

新聞報道でも書いてたので まあ現代風の

焼き直しバージョンと思いましたが・・・

これ  ずばり 「寅さん」へのオマージュです

冒頭 語りから入る・・  ここも一連の「寅さん」

「桜が咲いてます・・」そんな感じで・・・

自分が(蒼井優=小春) 生まれた時を語り

映画の中で 僅かですが あのフレーズに

「寅さん」登場しますヽ(*'0'*)ツ


  山田監督のテーマは幸福さがし

映画序盤で 蒼井優=小春の結婚式

僕は今でも思うのは 満男=吉岡秀隆の結婚式

当然山田監督自身もそう思い  考えてたと思う

しかし 渥美清が無くなった 寅さんはできないけど

映画の中では「寅さん」は健在して生きている・・

でも 寅さんを満男の結婚式に・・・

そんな 思いを この映画が適えた・・・

と・・言っても  僕の解釈ですが・・・(;´▽`A``


まあ 愚兄=「寅さん」=愚弟=笑福亭鶴瓶

良姉 吉永小百合=良妹=倍賞千恵子

     

歳が離れ・・・どうしようもない 不良弟だけど

やさしく 時には厳しく 描く 兄弟愛なんですが・・・


うーーん 僕は見終えて これは

山田洋次版「おくりびと」  ここ数年 映画祭壇上に

上がれど・・映画賞作品に 「フラガール」「おくりびと」

何かのコメントで この2作品は良い作品

山田監督も 十二分に刺激され アカデミー賞までに

それなら僕も作れる?  そんな感じに思える・・・

それは この映画のラストを見て 僕は思った


「フラガール」そして今回は「百万円からバツ1女」

吉永小百合の娘を見事に演じて・・・

       
あの涙を見事に再現しました(。>0<。)
加瀬亮は見事です・・  本当に彼は目立たないが
「それでも僕は・・」加瀬亮ですと  存在感は◎
「おくりびと」からは 「寅さん」「釣りばかシリーズ」
でもお馴染み笹野武史さん  「ちりとてとん」からは
キムラ緑子さんが見事に鶴瓶さん愛人役演じてた
チーム寅さん 蛾次郎 にとらやで働くあの二人も
出てました スマップ 中居君は探してください・・
どうして 出てるか 「私は貝に」繋がりかな??

「フラガール」「おくりびと」「母べえ」と来る

正統派日本映画が好きなら見るべき映画ですが・・


私「寅さん」しらない・・  見てないし

「デイアドクター」は見たけど「空気人形」「ゆれる」

「トウキョウソナタ」が好きな人には理解度が・・・


まあ欠点言えば 話全てが 今まであった映画

山田作品の「ツボ」みたいなものが全て拾い上げ

トッピングされた感じで・・・「おくりびと」試写会と

比べても・・  上映終えて エンドロール見ないで

帰る・・・帰る  見れよ  最後まで・・ヽ(`Д´)ノ

ちなみに「おくりびと」では誰も立ち上がらない

見た人全員がエンドロールで 余韻に浸ってた

うーん これ 試写会なら良いけど

お金出して・・・  僕はDVDは見るけど

上映は見ない・・・ 厳しい目で言えば

山田監督だから  作れた世界なんですが

自己陶酔があるよね・・  まあ映画監督は

誰でも 何ですがね・・・・

で 最終評価は  1800円満点

       1200円!! 



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映画終えて食べた「すしざんまい」での

まぐろ豪華丼とひれ塩焼き

これは 超美味しかったですヾ(@°▽°@)ノ