キム・ヨナ④ | chasse ~シャッセ~

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フィギュアスケートが大好きです(●´▽`●)

リアルでは語れるお友達いないので(笑)、ここで発散していきます。

キム・ヨナだけでどこまでやるんだっつー話ですよね(笑)





前の記事が気になる方は

キム・ヨナ

キム・ヨナ②

キム・ヨナ③






バンクーバー後、世界選手権で真央ちゃんが素晴らしい演技をしたのに、ヨナってば本当にやる気がなくて(笑)スピードはまるでなく、尻餅ついたのにすぐ立ち上がりもしないで、お尻についた氷をパンパン叩き落としながらだるだると演技に戻ったのに真央ちゃんより高い点取ってフリー一位になり、総合で銀メダルを取りましたよね。

ここで決定的になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
陰謀論然り八百長然り…。
私もその中の一人です。
でもここでは黙っときます。
とりあえずレジェンドとして上げてますので。

ヨナは本当に辞めたかったんでしょうね。
遊びたかった。
今こうして練習している瞬間に遊んでいる人たちがいるかと思うと…ていう話を動画で見た気がします。




この後ヨナはオーサーと師弟関係を解消し、韓国のためにまた試合に戻ってきたのが、1年と少し日をあけての世界選手権。

ヨナは確かジゼルをやったんでしたよね。
ジゼルはバレエの有名な演目ですから、ちょっと期待してたんですよ。

だけど、出てきたヨナの衣装を見てびっくり。
確かに綺麗ではあるかもしれないけど、ジゼルとはとても似つかない衣装。
それに、演技はまるでジゼルではありませんでした。
バレエ的なことを言っているわけではないですよ。
まずヨナはバレエ的な動きを捨ててしまっていますからね。



ジゼルとは愛していた相手に裏切られて悲しみのあまり死んでしまうんですけど、死んで精霊となったジゼルは、裏切った憎き存在であるはずのアルブレヒトを、愛ゆえに許し命を助けるというバレエの演目です。



で、ヨナが演じたのは、アルブレヒトには婚約者がいて自分は弄ばれただけだったことが分かり、心臓の弱かったジゼルが半狂乱になり死んでしまう場面でしょう。
曲もそこでしたし。



あぁ、ゆづにアルブレヒトを演じてもらいたい…(*´∀`*)

あ、すみません。心の声がだだ漏れでしたw



話を戻しますが、これ、ジゼルを見たことがある人にとっては不評ですね。

でもこれがフィギュアスケートなんです。
床で踊るダンスではなく、スケート靴を履いた美を競うスポーツなのです。


私もバレエは大好きなのでよく見ていましたが、フィギュアスケートでバレエを演じようとしても無理があるんです。
なんかちょっと違うんですけど感が否めません。
スケートは滑ってなんぼですからね。

それをヨナがやってしまった事で、さらに反感が強くなってしまったかな。

ヨナのスケーティングと息も絶えだえな狂乱のジゼルの演技は相対するものがありますからね。
ヨナはスピードに乗ってジャンプやステップをする選手。
演技ばかりに気を取られては持ち味のスピードはなくなってしまいますしね。
まるで心臓の弱いジゼルに見えないのはしょうがないです。


それに決してフィギュアスケートの演技にバレエをねじ込まなくてもいいんです。
オクサナ・バイウルのように、バレエっぽい振付盛りだくさんな演技をする方もいましたけど。

あれは、所作というより盛り上げポイントであって、それをしないとダメなものでも何でもありません。


大体は「バレエ風な」、ジゼルなら「ジゼル風な」表現をすればOK。
情緒的なら尚良し。
世界観をおおかた表現出来ればいいのです。

はっきり言ってしまえば、音楽と体の動きが一致してればいいんですよ(極論ですけどね)



そういう訳で、「演技」をするのが得意なヨナに、ウィルソンはそんな振り付けをしたと思われます。

裏切られ、半狂乱になるジゼルをヨナはいい感じに表現しました。
アピールポイントでちゃんと苦しみもがいてましたしね(笑)




そんな演技にあるジャッジは、9点台をつけています。

あの演技がどうしてそんなに高くなるのか。


私も、演技だけ見ればちょっと点数出過ぎだな・・・とは思います。
でも、身のこなし、特に演技における余裕さは群を抜いています。

他の選手はやはりどこかで表情が硬くなるところがあります。

だから、もう少し体が伸びればいいのに、とか、もう少しキープ出来ればいいのに・・・といった事は、ジャッジにとって実はそんなに気にならない部分なのではないでしょうか。

舞ちゃんの言ったように、「なんでなんですかね~」って本当に思います。
演技だけ、スパイラルだけ、などの要所要所を見れば、真央ちゃんの方が格段に上なのですから。



つまり、表現なんてそんなもんでいいって訳です。
まぁ、あればとてもいいんですけどね?

だから、多少ポーズが流れようがキープして無かろうが、そんなことは微々たるもので、一番大事なのは、スケーティングであり、その一連の流れでどう演技できているのか。どの程度音楽と調和出来ているか。
これに尽きると思います。

じゃないと、真央ちゃんとのPCSの差が説明できません。


ちなみに、ヨナの動きの良さは「間」と魅せ方だと思っています。
間の取り方が絶妙なんですね。
その間なり魅せ方が良くても、やはり伸びるところは伸び、キープすべき所はしないと、せっかくいい動きをしようとも全てが流れてしまいます。

それが、いつ写真に撮られても美しく写らない原因です。


ポーズが流れてしまってもそれを補えるほどの魅せ方とスケーティング、更に余裕さでカバーしているのが、ヨナの強みなんですね。



やはり、PCSはスケーティングあってこそなのかと思ってしまいますがどうでしょう?

というのも、今季宮原知子ちゃんがミスサイゴンという素晴らしいプログラムで戦ってこられましたが、いかんせんPCSが低い。
あの素晴らしい演技を持ってしてPCSが突き抜けないのは、やはりスケーティングの差によるものなのかと思ってしまうからです…。


さらにもう一つ。
やはり「実績」が絡んでくる。
荒川さんの言っていた期待点というものですね。
この人と飲みたい 荒川静香


知子ちゃん、来季こそは突き抜けてくれるんじゃないかと思っているのですが…。

ちなみに、知子ちゃんもまた「間」の取り方がうまい選手ですね(*´∀`*)





話がそれました。


次の年は、吸血鬼の接吻とレ・ミゼラブル。

これはちょっと驚きでしたね。
私はレ・ミゼラブルをソチに持ってくると思っていたので。



死の接吻はキム・ヨナらしさが存分に出てよかったですね。
やりやすかったんでしょう。
不敵な笑みが得意ですから。

ですが反対に、レ・ミゼラブル・・・。
・・・きっと、ジゼルも同じなんですけど、ヨナは踊ること自体は好きなんですね。
魅せ方も上手いし、緩急の付け方も上手い。
でもそこに感情が乗らないのがヨナ(笑)
本当に無機質。
そこが勿体無いところでもあるんですけど。


もうずっとフィギュアスケートを滑るのが嫌だったと後に語っていましたが、その思いが演技に表れてしまっていたのかな。
良く取れば、情緒的。
悪く言ってしまえば、何も感じない。

表面をどんなに取り繕っても、メッキはメッキ。
金にはなり得ません。



本当に残念。
ヨナに対しても、ジャッジに対しても。


わかります。
ルール上何も問題ないのは。

この演技で演技構成点がこんなに高くなってしまう、今のジャッジシステムに問題があるようにも思います。
だからといって、芸術面だけを審判するのも、危ないですよね。
ここは難しい問題だと思います。



この戦略により、ヨナは無機質なところに輪をかけてしまった。
まるでオルゴールの上で踊る人形のように見えてなりません。
熱を感じない。
生きている感じがしないんです。
それでも点数が出てしまう。

そんな採点がどんどんヨナを人間味のない人形にしてしまった様に思えてなりませんでした。



そして、ソチシーズン。


この年賑わせたのは、ヨナのショートの衣装でした。
たくあんなんて呼ばれて。


実は私、あの色綺麗だなぁって思ってたんですけどね(;^ω^)
緑がかった黄色で、オリーブっぽい黄色。
色は良かったんですけどね、形がもう少し違ったらまだ違ったふうに見えたでしょうに。
ヨナはなぜあんなに肩を出すことを拒んだんでしょうね。
袖が同じような美姫ちゃんの衣装に近かったらもっと素敵だったのに。(白い衣装の)



まぁ、それは置いておいて・・・


ソチ前、韓国の選手権大会のを動画で確認した時に、変わってないなーと思ってました。
切なそうに見えて足元は気が強い。

このまま行くんだろうなぁと。



ソチに入ってからもいつもの調子だったし、特に変わってはいませんでした。
全く情熱はないし、勝ちに来た感じもなく、他の選手とは明らかに気持ちの持ちようが違っていましたね。

やる気がないというか、なんというか。
公式練習の時もいつもと違う感じでしたね。




でも、これはかなりびっくりしたのですが、ショートで自分の番が来てリンクに立った時、深呼吸してるんです。

そう、あのキム・ヨナが緊張してるんですよ。
リンク上で深呼吸なんて初めて見ました。
深呼吸というよりも、大きなため息に近いかもですが。


その緊張感からか、演技に繊細さが見て取れました。丁寧だったのかな。
久しぶりにいい演技でしたね。

最後の腕の角度、位置はありえないですけど(笑)



そして、フリー。
この曲を滑るという話を聞いて納得。

アディオスノニーノ

これで最後というヨナの気持ちが現れていますね。
もう結構前から、最後はこの曲で締めたいと思っていたのではないでしょうか。
ちがうかな?(;^ω^)



ショートでいい点が出て気持ちにも余裕が出るかと思いましたが、この時も余裕さはあったものの、何かいつものヨナにはないものを感じました。



このフリー、見た方皆さんおっしゃってましたが、タンゴの要素まるで無いですよね。
それでも、曲に合わせた動き解釈としては点が出るんです。


演技全体で見れば良くまとめましたが、スピンやステップでレベルが取れず、TESの差で銀。

真央ちゃんに引き続き、ソトニコワ優勝に感動しました。



最後まで色々ありましたけど、これをもってキム・ヨナは競技生活に幕をおろしました。










やっと終わった(笑)





色々ありましたが、ヨナは非凡な才能を持った選手であり、決してジュニア程度でも、表現力がない訳ではなかった。
でもジャンプ一つにそれだけの差があるように見えないのは、変です。
ジャンプを厳格化するのなら、ジャッジの正確性も同時に高めなければならないでしょう。
試合ごと、選手ごとで基準が違うなんてことのない、一目瞭然なジャッジシステムを構築していただきたいです。

スキーのジャンプのように速度や高さ、飛距離までわかるようなビデオ判定なんてできないですかね。無理か(;・∀・)







物凄く関係のない話で申し訳ありませんが、昔見た白鳥の湖のプリマが、ヨナと表現の仕方が似た人でした。

確か、キエフだったと思うんですが。
キーロフかな(;´Д`)



白鳥では優雅なのに、黒鳥となれば、ヨナも震えあがるほどのあざとさを演じていたプリマドンナ。
30年近く前の事なので、お名前はもう覚えていなく、書くことができないのがとても残念です。


その演技、私はもう大好きで大好きで、何十回と見るほどでした。

他にも違う方の白鳥の湖を見るも、その白鳥の湖の演出、プリマ以上のものを見た事がありません。



ヨナのあざとい蠱惑的な演技を見るたびに、そのプリマを思い出します。





誰か、もしかしたらこの人?…なんて方がいらしたらお教え下さい。
ヨナなんか可愛く思える方ですよw



覚えているのは、

第三幕で、黒鳥オディールがロッドバルトと登場して直ぐに、オディールを隠すように(焦らすように)スペインの踊りが始まる
スペインの一団はロッドバルトの手先というような演出

同じく第三幕で、オディールが王子を誘惑する時に、チラチラと奥に白鳥が見える演出があったこと

ロッドバルトを2人で倒す時、オデットが王子に何か話しかけていた(バレエではそうやって喋ったりすることがない為、ものすごく印象に残ってます)

ハッピーエンド


分からないよね(;´Д`)
今度YouTubeで探そう(笑)









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