ファントム

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はー…………
凄い舞台を聴いた…………


終演後、魂が抜け落ちたように力入らずで
数日頭の中で再上演繰り返してましたが
ようやく現実に帰ってきつつあるので記録を残します。



12月、怒濤の宝塚歌劇生活(自分比)の幕開けは







宝塚大劇場の雪組公演ファントムでした。

ロビーのお花。お花?かな?笑

公演ごとにアレンジメントが変わるのが素敵です。

この日大劇場に向かう車中で姉と
「どんなタイプのオタクか」
という話をしていたんですけどね。

姉は買って満足するタイプだそうです。
たまに片付けをしていると
「こんなの持ってたっけ……?」
となること多数。

私は知識を得て喜ぶタイプのオタクです。
物語の背景とか、それに纏わる雑学や出演者の裏話を収集し、より深く広く知ることでアドレナリンがザバザバ出ます。

ぜひファントムを観終えたら原作を読んでみたいしガルニエ宮に行ってみたいと思っているところ。

むしろ宝塚大劇場の怪人になりたいところ。

ガストン・ルルー原作の怪奇小説、オペラ座の怪人。

1909年に小説が発表されて以来、映画化、ドラマ化多数の中で
現代で一番有名なのはアンドリュー・ロイド=ウェイバー版(長いのでAWで。)
だと思います。

日本では四季が上演してるやつ。

2004年に映画にもなったやつ。

ジャーン・ジャジャジャジャジャーン!
のやつ。

私が舞台鑑賞という新たな趣味に目覚めたやつ!!!

名古屋の旧四季劇場であれを見なかったら
このブログのカテゴリに「観劇」が加わることもなかったのかな。














今年の9月に見に行ったのは
ケン・ヒル版。












オペラ座の怪人のミュージカル化は
こちらのケン・ヒル版が先です。

AW版とケン・ヒル版を見た結果
音楽はAW版が好き。
ストーリーとしてわかりやすい、謎が残らない、「あーそーゆーことね。」って思えるのがケン・ヒル版。

AW版は本当に最後が謎すぎて
芸術的ではあるけども、なんでそうなったのか、今後どうなるのかがめっちゃ気になる。

AWも気になったのか
その後ミュージカル作ってます。







さて、ファントムはどうなんだろう。

上演が発表された時、めっちゃ気になって過去のファントムをご覧になった方々からお伺いしたところ
原作が同じながら、ファントムはAW、ケン・ヒル版のどちらとも毛色が違うということだけわかりました。
本当に全然違いました。

私はファントムが一番好きだなぁ。

AWとケン・ヒルは本当に「怪人の恐ろしさ」が全面に出てる感じで
ホラー映画的に楽しむ感じなんだと思います。

ファントムは怪人というより、「エリック」の孤独とか、彼がどうやって生まれたかのシーンが強くて
人間の物語として感情移入しやすいです。

あと怪人のイメージがおじさんだったんですけど
ファントムの怪人=エリックは青年でした。

クリスティーヌへのアプローチも怖々な感じで可愛らしい(笑)

エリックが幼い分、クリスティーヌがめっちゃ悪女に見えちゃうんですけどね。

知ってても

嘘やろクリスティーヌ……
それはないやん……
あれだけ歌い上げてそれはない……

ってなりますもの!!!!

本当に最後は切ないけど割とすっきり終われます。

それから音楽がとっても良いです。

明るい歌も、悲しい歌も、全てが頭に残る歌ばかりです。

ほんでなそんな名曲揃いの中での主演二人ですよ。
望海さんと真彩さんが歌上手いのは
知ってましたけど
生で聴くと圧倒的でした。

うたがうまい。

本当にうまい。

いやいや、「歌劇団」なんやからみんなうまいでしょ〜〜〜

って思うじゃん?

この二人はその中でも突き抜けてました。

なんていうんだろ。

うたがうまい

うん、これに尽きる。

うたがうまい上に感情がめっちゃ乗ってて
本当に凄いです。

立ち見のお客様たくさんいらしたのですが
これは立ち見でも見たいし
なんなら途中で疲れて座り込んだとしても
見えなくても2人の歌を聴いてるだけでいい。

そもそも楽曲がどれもこれも素敵なんですよね。

私の脳内

メロ〜ディメロ〜ディうるーわしのーうた〜

神が授けた〜〜〜声だから〜〜〜
(ほんまそれな)

パリ・オペラ座へ出かけよ〜〜〜

きっと叶うはずさ夢は〜〜

順番ぐちゃぐちゃですがずっと誰かが歌ってる(笑)

立ち見2000円だし
京都に住んでたら絶対通ってたなぁ。

音楽も、ストーリーも、それを演じる人々も、どれもが素敵だったんですが
最後のショーがもう本当に最高でね。

宝塚はお芝居だけの公演でも必ず短いショーがついてます。

真っ黒の衣装しか着てなかった悪役も
ショーではキラキラ衣装でにこやかに歌ってくれる(笑)

そして宝塚に欠かせないのが主演2人のデュエットダンス。

もしもエリックが怪人でなく、オペラ座のスターになっていたら……
というコンセプトらしく
もうそれだけで泣けるやん?
(知識を得て喜ぶタイプのオタク)

実は私
まだノートルダムの鐘を引きずっていて

もし自分がエリックみたいな顔だったら
こんな気持ちでは見れないんだろうなぁ
このお話もただ辛いだけなんだろうなぁ
ノートルダムの鐘も、背骨美人が観たら
何か違う感想が生まれるんだろうなぁ
辛いだけじゃなくて、気付きがあるんだろうなぁ

って、せっかく素晴らしい舞台を観てるのに
そんなことがチラチラ頭に過ぎり集中が切れたりすることもあったのですが
そんな鬱は全部デュエットダンスがぶっ飛ばしてくれました。

もうね、号泣ですよね。
こんな未来があったかもしれないって思うとね。

エリザベートだって結局死んでるんですけど
トートとエリザベートのデュエットダンスは
「あ、そっちで幸せにやってるのね、下界はこれからめっちゃ大変だけど良かったね」
ってなるやんか!!私はね!!

人生にたらればはないけど
舞台なんだから!幸せな夢を見ていいじゃない!

ファントム本編の余韻を楽しみたい、リアリティを求めたい方には蛇足かもしれないショーですが
私はある程度のリアリティを求めつつ、でもハッピーエンドでないと嫌なのでまじでありがとうございます宝塚歌劇団。

これからもお金で夢を買わせて頂けましたら幸いです。(言い方)


ファントム……まじで……本当に……今すぐもう一度見たい……


DVDを待つしかないのが辛いところではありますが
でもこのファントムの時にヅカオタであれたことを神に感謝したい。


神まじサンキュー!!