待ちに待った開幕戦。
PSMやTGでJ1勢に勝っていたこともあり期待も高まっていましたが、ぼんやりと残ったままの課題がそのまま出てJ2で初めての黒星スタートとなりました。
【千葉0ー1札幌】
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試合前はバスの出迎えや決起集会、セレモニーやらもありつつ試合へ。
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ジェフのスタメンは、こんな感じ。

GK:_____1岡本
DF:33峻希 3竹内 5山智 20キム
MF:11米倉 7勇人 10兵働 22ジャ
FW:___39谷澤 37ペス

ベンチは21拓生、15大岩、16佐健、8大介、6佑昌、9深井、23ナム。
注目のSBは峻希とキム。
左は圭二が1stチョイスだと思うけど、ベンチにも居ないってことは怪我だよね。
圭二のクロスはジェフのSBで1番だと思うけど、試合に出れなきゃ戦力にならないよ。。。

対するは札幌はあんまし知ってるメンバーが居なくてわからなかった。
テッテレーが1トップ気味に残って、基本は4ー5の2ラインでがっちり守る感じでした。


前半。
序盤はジェフが後方からゆったりパスをつなぐ展開。
早い段階でボールを運べればジャイールのドリブル、時間を掛けた場合はするすると上がってきた峻希のクロスって感じかな?
中央突破については、札幌の守備陣の腕を掴むプレーがファウルを取られずに苦しい展開だったかな。
特に櫛引(かな?)は、ゲイかと思うくらいケンペスに抱きついてたわ。

札幌のカウンターは、セットでジェフが守備して限りは危険なシーンはゼロでした。
あぶなかったのは智からのバックパスがキムと合わなくて攫われてファールで倒したシーンかな。
そこらへんも、キムはCB専任でSBは厳しいなって感じるとこなんだよね。。
それ以外では、効果的なアタックはないまま前半終了。



後半。
前半よりもバイタル(のちょい手前)でのパス交換が増えてDFを中央に寄せれてからのサイドアタックが増えるなかで、ジャイールと米倉がガンガンしかける。
後半15分には、37ペス→23ナムで布陣はこう。

GK:_____1岡本
DF:33峻希 3竹内 5山智 20キム
MF:11米倉 7勇人 10兵働 22ジャ
FW:___39谷澤 23ナム

このタイミングでのケンペス交代はちょっと意外。
相手が中央によった状況で、馬力のあるケンペスは必要なピースだったんじゃないかな。

前線中央にテクニックのある谷澤、ナム、兵働が集まって、ダイレクトのショートパスを繋いだり、スルーやふわっとしたロブを狙ったりとゴールへのアイディアを出してる感じはあるものの意思疎通がまだまだでシュートらしいシュートはほとんどなし。
逆に前がかりになったところで、札幌の単騎のカウンターが発動し始めます。

後半30分近くになると、ゴール裏からはヤジが飛びまくり。
コールがかかっても、ヤジ優先の人の多いこと。
スタンドがそういう雰囲気になって、選手のプレーが良くなったりゴールが産まれると思ってるのかねぇ?
俺、年間100試合くらいサッカーみるけど、味方側からヤジやら怒号やらが飛んでて追いついたり勝ち越したりしたチームって見た記憶ないけど。

AT4分の表示が出た頃、左サイドからの展開から右サイドでスペースがあった米倉にボールが届くと、PA内にドリブルで切れ込むもシュートが打てず。
するとそのカウンターで縦ポン1発で内村が抜け出してシュート!
0ー1。。

これは中盤でのリスクマネジメントの問題だったと思う。
勇人兵働のダブルボランチはタイプは違えど攻撃重視の組み合わせで、お互いのカバーの意識がきっちりリンクしてないとあっという間に破綻してしまう。
ちばぎんやこの試合の途中までは問題無かったとお思うけど、終盤前がかりになってバタバタになってしまった。
結果論だけど、サトケンをもう少し早い段階で中盤に入れておけばこの展開は無かったんじゃないかな。

兵働が中盤の底から左右に届けるロングフィードは智以上の美しさで、それを見てるだけでも楽しい。
ただ、アベレージで成果を出すなら、中盤での攻守のバランスは生命線だと思う。
今後、監督がどうやってこの問題を解決していくのかは興味ありますね。

失点前から交代待ちしてた深井に加えてサトケンも投入するもほとんど時間無し。
そのまま試合終了となりました。



なんというか、現在地がよく分かる試合でしたね。
攻撃で押し切るにはもう1押し足りないし、かといって智ー彬コンビで2人で守りきれるほどJ2は甘くもない。
少なくても、現時点では去年の木山ジェフより弱いし、バランスも悪い。
鈴木淳監督がキムのSB起用に拘ってるとこや、やたらとパスがショートになって危ないシーンが多かったことなど、どういうやり方でチームのスタイルを作って行きたいのかはこれから見極めていければと。


何はともあれこれから1年間応援頑張って行きますので、アップの遅いこのブログの観戦記も生温かい目で見守って頂ければと思います。