交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


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 マザー・テレサによると「愛情の反対語は憎悪ではなく無関心」だそうです。
愛情も憎悪も「何らかの感情」が働いており、プラスにせよマイナスにせよ
「気持ちの発生」という観点に立てば、その反対は“気持ちがない(無関心)”
になるというのです……。
 はたまた「成功の反対は失敗でなく“何もしない(無為)”」という考えもあ
るようです。「失敗は成功の素」という言葉があります。失敗することで、あ
るいは失敗を重ねてこそ成功があり、つまり失敗と成功は同じベクトル上(方
向)にあるもので、反対に位置するものでないという……愛情の論理と似たよ
うな考えです。


 ──好きの反対語は? 勝ちの反意語は?


 愛情や成功の反対語を導く論理にしたがえば、好きの反対語は嫌いでなく、
これも“無関心”となり、勝ちの反対語も「負けた原因を分析して勝利への糧
にする」からみれば、負けではなく“戦わない(不戦)”となるのでしょうか。
 また、無関心・無為・不戦を形式的にみれば、「無○○・不○○」といった
ように、対象とする語の『性質や事象発生の有無』で判断しているようです。
つまり黒の反対語は白でなく無色、甘いの反対語は辛(から)いでなく無味、
重いの反対語は軽いでなく無重力……となるのでしょうか。
 この法則だと、根拠の奥深さとは裏腹に、結論として導かれる語彙に乏しさ
を感じてなりません。


 ──無関心の反対語は?


 上の反対語が下であれば、下の反対語は上になります。この点からみると、
無関心の反対語は「愛情・憎悪・好き・嫌い・さらには関心」と複数の答にな
ってしまいます。
 確かに反対語の組み合わせは1対1ではないようです。先にあけた例で「甘
いの反対語は辛い」としました。これは「甘口・辛口」「甘党・辛党」「甘辛
問答」といったように、このふたつを対比したり用いたりする熟語があり、一
般的とされる考えから導いたものです。ところが対象がより明確になって、コ
ーヒーならば「甘い・苦い」、イチゴやブドウならば「甘い・すっぱい」、論
評ならば「甘い・厳しい」などと変わるでしょう。しかしながら複数の組み合
わせがあっても、「対象の明確さ」により導かれる言葉も絞られるというわけ
です。
 そもそも反対語(反義語、反意語・対義語などともいう)とは『意味が対照
的、または意味が反対になっている語』を指していいます。そのとき、どの答
(愛情・憎悪・好き・嫌い・さらには関心)を選んでも納得できるかというと
……大いに矛盾を感じてしまいます。


 私は「愛情の反対語は憎悪。成功の反対語は失敗」で納得です!

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