現在『脚本@塾』ではライ麦畑さんとスペースさんが、時間をかけてそれぞ
れ一本の作品に取り組んでいます。ふたりとも、私が推奨する「一歩一歩踏み
しめ型の創作」に同調してくれて熱心なものです。
そんな中、夏のライ麦畑さんの申し出に続いて、スペースさんからも、正月
休みを利用した面会の申し出がありました。実に嬉しいことです。
日ごろは、週一、二本メールでやりとりしており、必要なときには電話も使
いますが、なんといっても「面を突き合わして話すのが一番」です。夏に会っ
たライ麦畑さんは実感したでしょうが、坂本は「とにかく書く。身振り手振り
で話す。たとえを持ち出して多角的に説明する」……なんとか意思をイメージ
化して伝えようとする人種です。「会う」というのは、それこそメール百通分
の効力があるでしょうね。
──無駄話が多い坂本ですが、その中に潜む本心もたくさんあります。スペ
ースさん、対面の基本は「自分の意思は伝えて確認する。解らないときは、さ
らに突っ込んで訊く」です。そして創作の極意を何かひとつでも掴んで、開眼
につなげてください。