交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


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 表彰状に句読点が打たれてないのを知ってますか。一説には「表彰に値する
人は句読点がなくても文意を理解してもらえる」との敬意を表したもの、とい
われています。この他、卒業証書や正式な挨拶状などにも句読点を打たないの
が慣例とされています。
 では、一般社会で見かける文章はどうでしょう。読みやすさの観点から句読
点を打つのが普通になっています。また、文意を正しく伝えるためにも句読点
は大きな役割をなしているといえます。次の文を見てください。


◆男は車に乗った女が通りすぎるのを見ていた


 句読点がないと「車に乗っているのは男か、女か」不明です。勿論、前から
の流れがあれば判別も可能になるでしょう。前に文を足してみます。


【A】横断歩道に差しかかると赤信号に変わったので立ち止まった男は車に乗
   った女が通りすぎるのを見ていた


【B】駐車場に行きポケットから車のキーを取り出した男は車に乗った女が通
   りすぎるのを見ていた


 前にある文は、両方とも『男は』を修飾したものです。つまり、それまでの
男の様子を詳しく表しています。
 【A】では、男が歩いているのが分かります。「立ち止まった」がそれを裏
付けています。もし車に乗っていて横断歩道に差しかかったのなら、書き方と
しては「停車した」が適切な表現です。これらから「男は車に乗っていない」
といえます。車に乗っているのは女になります。何故なら、「車に乗った」が
『女は』を修飾する句になるからです。
 【B】も男は歩いているのですが、「車のキーを取り出した」とあります。
あとに続く「車に乗った」は、主語『男は』の述語となり、男の一連の行動を
表しています。したがって、車に乗っているのは男になります。
 それを踏まえて句読点を打ってみましょう。


【A1】男は、車に乗った女が通りすぎるのを見ていた。
   -------------------------------------------
   横断歩道に差しかかると赤信号に変わったので立ち止まった男は、車に
   乗った女が通りすぎるのを見ていた。


【B1】男は車に乗った。女が通りすぎるのを見ていた。
   -------------------------------------------
   駐車場に行きポケットから車のキーを取り出した男は車に乗った。女が
   通りすぎるのを見ていた。


                              《つづく》

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