交心空間

◇ 希有な脚本家の創作模様 ◇


テーマ:

 当初、『脚本家の脳ミソ』の装丁(表紙)のタイトル書体は「明朝体」でした。そして、
出版社(dex-one.com)の編集担当者と、「そこに載せるイラストが欲しいね」という話
になったとき、担当者が何気に一枚の絵を見せてくれました。


「あ! これいいじゃん!!」と、閃きの瞬間です。


 その絵は、机で原稿用紙に向かう作者と、彼がイメージしたもの(ディレクターチェア
に座った監督)が、「ふきだし」の中に描いてありました(現在の絵の原型になります)。
「いい」と思いつつも、私は「ふきだしの中が何か違うんだよなァ」と顔をしかめました。
脚本家として「イメージする(考える)」ものは、やはりドラマの内容で、「いかに楽し
ませるか。いかに感動させるか」になります。
 始め担当者は、構図と雰囲気を決めるために、たたき台としてある描き手さんに「ラフ」
を描いてもらったんでしょう。まさか、その絵の作風(漫画チック)まで私が気に入ると
は思ってなく、「もっと堅い感じで……」と却下すると思ってたようです。ところが私は、
「思考についてあれこれ語る綿密さを、この絵の気さくさがきっと和らげてくれる。脚本
は学術書でもなく哲学書でもない。ドラマは日常性であり、娯楽なんだから」と思いまし
た。「OKです! ただし、ふきだしの中は替えたいですね」と返したところ、担当者は
「えッ~」と驚いてましたね。(漫画風に書くと「え゛~」ですか)


 こうして、この描き手さんにお願いすることになり、唯一ペンディングにした「ふきだ
しの中をどうするか」を思案していきました。「ああでもない」「こうでもない」「これ
だと、どうかな?」と、いつもの創作モードに入り込み、いろいろと考えました。結局、
ふと思いついたのが、「そうだ、この状況を表せばいいんだ」ということに辿り着きまし
たね。早速、担当者にメールして、疑問と閃きの象徴である「?&!」を描いてはどうか
と提案しました。
 私としては、この記号が入ればそれで満足でしたが、さすが描き手さん。それを見事に
表情で描いてくれたのです。ふきだしの中には何らかの台詞(文字や記号)が入るのが普
通ですが、それを超えて更にイメージ画(疑問と戦う表情と閃きの表情)がある。ここが
オモシロイと確信しましたね! タイトル文字も担当者の直感で「ゴシック体」に替えて、
かくして『脚本家の脳ミソ』の装丁が完成したのです。


 さて、その描き手(baba)さんですが、あとで担当者の話によると、「4人の子供の母
親」とのこと……運営されているサイトに伺ってみると「人間味溢れる4コマ漫画の宝庫」
で、その面白さとパワフルさに驚きましたね。ドラマと漫画の違いこそあれ、創作に携わ
る者としては新たなるエネルギーをもらった感じでした。


        ★★★★★ babaちゃん、ありがとう! ★★★★★


4人の子供と鬼ばば母ちゃん


 ここの漫画に登場する一家は、みんな「ハダカ」なんだよね。「変だけど普通に見える」
と思ってたら、その答えは、漫画コーナーの№464「服装について」にありました。こ
の他、日常をユニークに切り取った4コマ漫画がいっぱい! 単純明快に楽しませてくれ
るサイトです!!

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