物語が過熱していって眼福です。面白いし、この先がホント何が起こるのか楽しみです。

 

・Aパート

前半は錬金アカデミーそのものとミナト先生の存在が消された世界。と言っても前回の話から考えれば分かる話だけど、ここで改めて示してくるのはなかなか酷だなぁって。宝太郎たちの居場所となっていた錬金アカデミーと、その頼れる存在であった人物が忽然と消えてしまうのはどこか悲壮感が漂ってしまう。
 
そこにマルガムが現れるのは狡いです。どうあがいても倒せるわけないし、たとえ倒したとしても復活するし。戦意喪失を目論んで襲撃するのはありがちな戦略だけど、結構効くんだなこれ。
 
で、その状況を打開するために取った行動が過去に戻ること。その経緯はちょっとだけ矛盾しているけど、ガッチャードデイブレイクの助けなしに過去へ戻れることは基本ないと考えると、まあ仕方ないことなのかなぁって思う。「自分で錬成したい」ということだけだもんね、宝太郎が云ったのは。
 
その過去パート。幼き宝太郎はケミーと出会っていましたとさ。ホッパー1とスチームライナーの力を借りてゴーグルを錬成していたし、心を交わしていたらしい。そこまで重要なパートではないんだけど、重要視するとしたらグリオンだね。
 
グリオンは記憶を改ざんさせる能力を持っているようだけど、あれは恐らく「記憶を消去する」錬金術の一種を応用した感じになると思うし、それを彼は九堂風雅を裏切り者にしようとしていたとのこと。そしてガッチャードデイブレイクの云う未来=人類やケミーが諸とも滅ぼされた未来へと企てていた。
 
その過程を前回の話でやった感じだね。これ、始まりと終わりを示してきたのは相当分かりやすいし、子どもにとってめちゃくちゃ分かりやすい。それに、その未来をどう宝太郎たちは変えていくのか、という論点のもと物語を進めやすいし、この先面白くさせるといっても過言ではない。
 

・Bパート

そんなわけで宝太郎は無事にガッチャーイグナイターを錬成、マグナムと激突。
ここの戦闘描写は特に云うことはないし、催促がガッツリと含まれているんで述べることはないです。
 
でも宝太郎が頑張ってマルガムと戦っている姿を見て、りんねは感化されたんじゃないかな。これまでの話も宝太郎とりんねの絆が描かれてきたわけだし、この二人には何か特別な意味が込められているのではなかろうかと思う。
 
最後、ガッチャードデイブレイクが一時消失するのは少し意外。まだまだ現代に居残りそうかなぁって思ったんだけど、大して居残りませんでした。未来の宝太郎だったみたいだけど、彼は一言もそれを言わずに立ち去るのは流石だなぁ……と。
 

・まとめ

面白かったです。
 
あとおまけ程度で呟くけど、今作の仮面ライダーって全員首元にマフラーかけているよね。現時点で登場しているガッチャードも、ドレッドも。マジェードは首元にマフラーはかかっていないけど、その代わりに背中にマントを着けているし。…………あれ? ヴァルバルドは?