マツバヤのきつねうどん | 日刊「きのこ」 skipのブログ

マツバヤのきつねうどん

大阪丼池(どぶいけ)筋にある

うさみ亭松葉家の

きつねうどん のことは、

以前にも書いた。


今日はマツバヤの

きつねうどんが、

なぜいつもおいしいのか、

考えてみたい。



きつねうどん


うどんもシコシコ、

おあげも味わい深く、

おだしもしっかり濃いめ、

おねぎもたっぷり、


そこまではいつもどおり。


でも、画面でおわかりいただけるだろうか。

今回は、スダチの皮がちょこっと、

おあげの上にのっている。

おいしいおだしに、

ちょっとしたアクセント。

実においしかった。


以前、食べたときは、

かまぼこの代わりに

伊達巻が入っていたこともあった。

ちょっと鍋焼きうどんの

感じがしてそれもよかった。

多分かまぼこを切らしたのかなとも

思ったが、それはそれでよかったのだ。


つまり、マツバヤのきつねうどんは、

完璧に固まったレシピがあるのではなく、

うどん、おだし、おあげ、ネギをベースに、

料理人がそのときにあるもので、

ちょこっと工夫を凝らして、

おいしいと思ったものを、

提供してくれているのだ。


老舗の定番料理だから、

寸分たがわぬ定型があるのだと、

勝手に決めつけてはいけない。


料理人のその時どきの、

ひと工夫。

そういうおもてなしの精神があるからこそ、

マツバヤのきつねうどんは、

いつもおいしいのだと思う。


これからもきっと、

マツバヤのきつねうどんは、

進化していくに違いない。




短い文を書きたかったのだが、

意外に長くなってしまった。

もっと短くまとめる能力が欲しいものだ。

長くなりついでに、もう一枚写真を載せておこう。

「昭和町ボストン」のハンバーグ。

これもおいしい。



昭和町ボストン