シャルマン火打 2018 あの雪が積もる日(まであとどれぐらい?) | 全日本スキー場パンフレット原色図鑑

全日本スキー場パンフレット原色図鑑

                                   日本全国のスキー場パンフレットを紹介します

パンフの仕様
 様式:Z折り
 寸法:210mm×100mm
 印刷:4色
 マットコート紙 108.6g/㎡(実測値)
  90kg(四六判)と思われる

スキー場公式サイト
 http://charmant-hiuchi.jp/


 このスキー場は今まで下記のように紹介していいる。
1999 https://ameblo.jp/ski-pamphlet/entry-12207909385.html

2014 https://ameblo.jp/ski-pamphlet/entry-11823512607.html

2017 https://ameblo.jp/ski-pamphlet/entry-12235302882.html


 今シーズンは、至ってシンプルな表紙。
 あえて見どころを見つけるとすれば、用紙の選択。
 印刷された部分はインクの光沢があるので光を反射するのに対し、用紙にマットコート紙を使っているので反射が抑えられている。
 その結果、光線の具合によっては人物が際立つようにみえる。


 これを「狙ってやっている」のであれば、やるなぁ!と思うのだが、私みたいなよほどの物好きじゃないと気が付かなさそう。

 

 中身を見ていこう。表紙を含めた面がこれ。

 

 

 

 非常にスッキリしている。見出しでさえも黒い文字。アクセントカラーで深緑色を使っているのがアースコンシャスっぽくていい。写真も小さいので、全体的な雰囲気を壊さない。
 「情報を伝える」という本来のパンフレットの目的をきっちり果たしている。パンフレットのお手本と言っていい。

 そして、裏面がこれ。
 

 

 トレイルマップは以前からの使いまわし。ここに限らず他のスキー場でもそうなので別にとやかく言う必要はない。逆に、ここの色使いを変えられないので、ほかの部分はコース図を元に色設計をしているのではないかと思える。
 この面は、写真が多いのだが、これまた派手な色がないため、結果的にまとまった印象を与える。

 あえて難癖をつけるであれば、上半分のボディコピーの文体がまちまちなところ。
 下の画像のハッチングしたところがそれ。3箇所のうち、両側は「ですます」調なのに、真ん中は「である」調なのである。なんか細かいことを言うようだが、ここぐらいしかツッコミどころがないほど、素晴らしい出来のパンフなのである。



 最後に、タイトルの元ネタはこれ。

 昨シーズンに引き続き、このスキー場の「中の人」がお気に入りの曲で締めよう。
 こういう歌い方というか声質だし、ややディストーション気味のギターとの相性も良さそうなので、スガシカオの「青空」とかBONNIE PINKの「Heaven's Kitchen」みたいな曲調の歌が合うのではなかろうか。

 とかなんとか言って媚を売るというのも、我ながらあざとい。