役物機3-2 | ゚.+。銀玉の記憶・+。

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「私はネネー・アントワネット、クソ台をクソ台と呼んで何が悪いの」

役物の動きを具体的にする仕事

昔は一発台というジャンルもあったが
玉が役物内でこういう動きをするというアナログ要素だけではなく、動く役物をどこまで動かすのか、この役物でこのくらい振り分けたい、大まかにこれくらいで入賞させたい、という確率を具体化していくお仕事だ
パチンコファンに打ってもらうためにはパチンコ店に買ってもらわなくてはならない、商品にしていくわけだ

常に動いている役物も、一定の条件下で動く役物も、限界まで動かすと逆に入賞しやすくなることもあり「ここまで動かす」「このスピードで動かす」「何秒後に何秒動かす」と全部がテストにテストを重ねた結果であり、そのテストは「熱との闘いです」と言っていた
とにかく熱は敵なんだって

餃子の王将3に付いている店長の包丁役物は、ずっと動かしていると熱のせいでどんどん部品が劣化してしまうため、軽量化が大きな課題であり

「ソレノイドっていう部品なんですけど、アタッカーの開閉なんかに使うんですが」

ふうん

「電気通すでしょ、穴からピョコって動くやつで、こうなるとああなって、そんでもってこうなっちゃう」

ソレノイドの話はちょっとよくわからなかった
面白い面白くない、ではなくてわからなかった、正直に申し上げて相手が豊丸産業でなかったら布団敷いて寝てた
こうして文章にしてみてわかったけど、ソレノイドって劣化しにくくするために軽量化したい部品の話から脱線したんだな、なるほど

ちなみに、私は帰りの電車の中でソレノイドについて「アマゾンで売ってる」「お値段はピンキリ」など調べてパチンコ偏差値を上げてる