スカッとヨガするアーティスト、スカット☆リンダです!!

 

7日間のリトリートの中で、アヤワスカセレモニーは4回受けた。

さて初回。

 

時間は18時過ぎ、外はすでに夜。

静かで暗い部屋。マットレスや毛布が用意され、シャーマンとお祈りをしたり、良い香りのアロマを手や顔に付けてもらったり。

 

初回は、とにかく激しくて、本当に死を垣間見た気がした。

 身体からどんどん苦しみが溢れ、思考がゼロになる。 

 

コップに5cm程入った茶色黒く、発酵臭の強い液体をグイっと飲み干し、静かにする。おえ~~、ぶえ~。(私は震える程苦手な味だったけど、舞ちゃんは美味しいと言ってた。さすが。)

 

40分程して、少しずつ身体が重く、チカチカサイケな映像が見えだす。

モノトーンの柄だったり青や赤の光だったり。

 

だんだん吐き気がし、嘔吐を数回。

 

シャーマンがイカロスを歌い始め、パレードの様な楽しい幻聴もするし、花火の様な光の幻覚も見えるけど、そんなのも煩わしい位に苦しい、気持ち悪い。 

 

胃から、身体から、マインドから、ネガティブが雑巾の様に絞り出され、勝手に号泣したり、自分が何かに恐れる獣(豹みたいなピューマみたいな)に憑依されたかの様に、「ウーッ!フーッ!」唸り声が出たり。 

うう、辛い、苦しい。全身がよじれる。

 

ふむ。

自分の奥底?潜在意識みたいな所に、「恐れ」や「不安」がまだまだ潜んでいるのは感覚で分かってた。そしてそれをガバッと手放せたら…。

だからこそ、ここに来たのだけどね。

しかし、想像以上にすごいな、この炙り出しは…。

恐るべし、アヤワスカのパワー。

 

 

 

苦しみがピークの時、何度かシャーマンが、「シュワ!ピ!」と気?祓い?を飛ばしてくれたり、ファシリテーターのエドガーが「リラーックス」と肩を叩いてくれたり一瞬フッと身体が楽になる。

「ありがと、ありがと、」と、つい日本語が出る。

 

 

苦しみの時間は気が付けば身体にガチガチに力が入ってる。

特に手。指と指が、複雑に絡まりあったツタの様に絡まってる。

絶対自分の意志ではあり得ない形に。

 

 何これ!取れない! 

 

ああ、私はこんなに自分に手枷(てかせ)をかけていたのか…。 

 

良いよ、自分を解放するよ。 

受け入れて、解放する。

 

 

時間をかけて(あるいは一瞬かも)指と指が解かれて行く。

 

気が付いたら、自分が誰かを出産してる様に産みの苦しみを味わってる。

 

お産の時とそっくり(より苦しいけど)!

私は誰を産んでるの? 

「ヴ~ン、ヴ~ン」陣痛の様な痛みが波のように寄せては返す。

 

あ、自分を産んでる!?

 

新しい自分を…。

 

いつの間にか産み落とすと、幾分身体は楽になった。

 

今度はナゾの呼吸が始まる。 フッフワッ、ヒュッと。浄化の呼吸だと気付く。

 

私の知らない呼吸法。

 

パチャママ(大地の女神)が私の身体を使っているのか、

過去世の私がシャーマンとして使っていたのか。

 

そして、

 

「あなた(私)があなたの先祖を代表して、先祖代々のカルマを浄化しに来た。

心身共に丈夫な私が選ばれた。 

とゆうか、その為に心身を鍛えていた。様々な強い後押しでここまで来たのだ…。 

あなたはこれから沢山の人を浄化して行く事になるだろう。」

 

 

とメッセージが降りて来た。

(このメッセージは後から自分の中で覆される事になるのだが。) 

 

え~、本当に?と疑うと、信じろ!とお腹をギュ!とされる。

「わかった、わかりました!信じますよ~」

こんな会話?を何度か繰り返す。

 

私の身体は、自分の意志とは違う所で、

 

「フ!フワ!ヒュ!」

 

と、勝手に何時間も何時間も、自分や家族や様々な人を呼吸によって浄化し続けた…。受け入れて、手放す、の繰り返し。 

 

何が凄いって、私が「どうしたら良い?」と考えたら、すぐにアヤワスカが答えをくれる、そして身体が反応する、そんな感じ。

 

そして私自身から出て来る数匹の蛇が、自分や家族達を縛っていて、それが解かれる様なビジョンを見る。 

私はイメージの中で自分や家族達を縛っていたのかな…。

 

 

 

セッションは18時から始まり、私がやっと正気に戻ったのは翌朝7時。

驚くほど心身がフワッと軽い。

 

部屋から出ると朝日が強烈にまぶしい。 エドガーが外にいて、笑顔であいさつを交わす。

 

日常でもセッションの間も、ファシリテーターのちょっと丸いトム・クルーズの様なエドガーと、看護師兼料理人で、サイコーに笑顔か可愛いイザベラが、本当に優しく、献身的にケアしてくれた。(一番苦しい時には手を握ってくれたり…) 

今思い出してもウルッと来るなあ。

 

 

 

気分は晴れやかだったが、余りに消耗し、翌日は殆ど何も食べずに1日中寝ていた。(気持ち良かった。)

 

 

 

こうして1回目のセッションは終わる。

いや、想像以上にすごい。植物の世界。

畏敬の念を抱くとはこの事やわ。

 

後々回数を重ねる毎に、受け取り方はどんどん変化して行くことになる…。

 

 

続くチョキ

 

 

 

アヤワスカセレモニー

(リトリートセンターのHPより抜粋)

https://www.ayahuascaretreatperu.org/en/shamanic-ceremonies/

 

 

 

リトリートセンターの周辺。