LA POLIZIA STA A GUARDARE
監督:ロベルト・インファセッリ    
音楽:ステルヴィオ・チプリアーニ    
出演:エンリコ・マリア・サレルノ、リー・J・コッブ、ジャン・ソレル、ルチアナ・パルッツィ、クラウディオ・ゴラ、ラウラ・ベッリ、ジャンニ・ボナグラ    
1975年 イタリア/フランス映画

 

 


パチモンポリス・アクションかと思っていたら、実は社会派作品(と言ってよいものか)だったという1本。
監督は、うちのブログではお馴染み(じゃないだろ)「特攻ファイター!МT要塞」の製作を担当したロベルト・インファセッリ。

ちなみに、この人が監督した作品で、日本公開されたものは無いようです。
本作も思いきり劇場未公開で、ビデオスルーしています。
ハリウッドで多くの作品に出演した性格俳優リー・J・コップが出ていますが、主役はエンリコ・マリア・サレルノ。
リー・J・コップ、パチモンでも脇役扱い。可哀そうだ。
ストーリーは、富豪の子供が次々と誘拐されますが、犯人は身代金を受け取ると子供を無傷で解放します。
子供が無事だと分かると途端に捜査を打ち切る警察の体制に疑問を抱いた新署長は、これではいかんと力説します。
そんなある日、署長の息子が誘拐され、身代金を要求されます。
怒り心頭の署長は身代金を払わず、息子を取り戻すため犯人を追う・・・というお話。
70年代のマカロニ警察ものですが、アクションは後半にまとめてあって前半退屈します。

 

 

 

音楽は、ステルヴィオ・チプリアーニ先生。
チェンバロを駆使したメイン・テーマが先生らしい仕上がり。
ただ、メロが無くてコード進行だけで出来ているような曲です。
チェンバロとブラスの掛け合いで曲が構成されているような感じ。
簡単に言うと「タリラリ、タリラリ・・・・」、「ブワァッ、ブワァッ・・・」にストリングスがかぶるというイメージです 笑。
劇伴も基本的にこのテーマのバリエーションと思っていただければ良いでしょう。
ただ、愛のテーマ扱いの曲は、さすが先生の十八番というところで、
モリコーネ風のイージーリスニングで軽やかな旋律を楽しむことができます。
サントラは、公開当時は本国でシングル盤が発売されただけだと思われます。
その後、ドイツのマニアックなレーベルChris' Soundtrack Cornerから、
マカロニ刑事もの3作品のカップリング盤が発売され、その中に本作から8曲が収録されました。
ちなみに、これらのナンバーは、Amazonのダウンロード版でも購入することができます。
良い時代になったもんだ。

 

 

 

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