THE FORBIN PROJECT
監督: ジョセフ・サージェント
音楽: ミシェル・コロンビエ
出演: エリック・ブレーデン、スーザン・クラーク、ゴードン・ピンセント、ウィリアム・シャラート、レオニード・ロストフ、ジョーグ・スタンフォード・ブラウン、ウィラード・セイジ
1970年 アメリカ映画



・・・今夜は過去記事に追記してます。


最近、シニアをターゲットにしたレンタルDVDの品揃えが目立ってきたようで・・・。
レンタル店では70年代映画の特設コーナーが出来てたりします。
70年代映画好きとしては大変有り難い企画です。
そんなコーナーで見つけた隠れた傑作SF映画。
職人監督ジョセフ・サージェントが手がけたSFで、
地味だけど今観ても十分サスペンスフルな1本。
キャストも地味、派手なSFXも無し、舞台劇にも出来そうな作品ですが、
これが意外に面白い。
冷戦下、アメリカが開発した巨大コンピューターが自我に目覚めて暴走、ソ連の巨大コンピューターと勝手にリンクしようとして、
それを阻止しようとしたアメリカ政府関係者や科学者チームを核攻撃を盾に脅迫しはじめる・・・・・というようなお話。
どんどん頭が良くなって遂には人類を支配下に置こうとするコンピューターと、それを阻止しようとする科学者との心理戦を中心に
お話が展開します。
最近の映画ならCGでリアルで派手に表現するであろう核攻撃のシーンは
画面には全く出てきません。
それでもスリリングにみせる脚本は素晴らしいと思います。
唐突に終わるラストの衝撃もなかなかのものです。
DVDは日本語吹き替え音声も収録されていて、主演の科学者の声は山田康雄。
迷わず吹き替え版で観てしまいました。
リメイクの企画が進行中とのことですが、このオリジナルの雰囲気を壊さないようにしてもらいたいものです。


音楽は、ミシェル・コロンビエ。
SFにミシェル・コロンビエというと一瞬ミスマッチな気もしますが、案外ハマッてました。
本作では、オープニングにチャカポコというスペイシーな機械音が流れます。
今聴くとちょっと時代を感じさせますが、なかなか雰囲気があっていい感じ。
ストリングスもジャズっぽさや現代音楽っぽさが漂っていて、ピチカート奏法っていうのかな?
弦をポンポンとつま弾くような奏法がタイトでドライな印象を与えます。
全体的に無機質な作風ですが、輪郭のはっきりした明確な音なのでかなり印象的で頭に残ります。
パーカスやタブラが出てくるスコアは、ロイ・バッドを彷彿とさせる瞬間があります。
サントラは、実は発売されたことがありません。
遂にCD化か!?と期待された方申し訳ありません。
でも、オリジナル音源さえどっかに残っていれば、そろそろこの作品もメディア化されてもいい頃なのではないかと思います。
リメイク企画が進めば、意外とオリジナルも再評価されてCD化も・・・・。
あながち夢ではないように思うのですが。



・・・と、ここまでが過去記事。
サントラは、2018年に米la-la-landレーベルから3000枚限定でCD化されました。
今はamazonでは検索にヒットしませんが、ダウンロード版が入手可能なようです。






ランキング参加中です
みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)
よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪

  ↓
にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村




地球爆破作戦 (リクエスト・ムービー 第1弾) [DVD]/エリック・ブレエドン,スーザン・クラーク,ゴードン・ピンセント

¥3,129
Amazon.co.jp