PLANET OF THE APES
監督: アルフ・ケリン、アーノルド・レイヴェン、ドン・マクドゥガル、バーナード・マケヴィティ 他
音楽: ラロ・シフリン、リチャード・ラサール、アール・ヘイゲン
出演: ロディ・マクドウォール、ロン・ハーパー、ジェームズ・ノートン、ブース・コルマン、マーク・レナード
1974年 アメリカ映画


前回の「猿の軍団」が思いの外反響があってビックリ。
で、今夜はさらに悪のりして、TV版「猿の惑星」をご紹介。



全部で5作品製作されたオリジナル「猿惑」シリーズ。
「最後の猿の惑星」の余韻がまだ残ってるうちに、FOXが今度はTVシリーズ化をしてしまいました。
全24話構成の予定でスタートした作品なのですが、
本国では(日本でも)あまりに不評で、14話で途中打ち切りになってしまいました。
まあ、確かに主演の2人は貧相なスタスキー&ハッチみたいだし、
毎回のエピソードも、この2人とロディ・マクドウォール猿くんが行く先々で騒動を巻き起こすだけ・・というような感じでした。
ストーリーの大筋は、映画版と一緒で、タイムワープしてしまった宇宙船が不時着したところが1000年後の地球で、
そこは猿が支配する世界だった・・・という感じで目新しさはありません。
でも、子供の頃は毎週「猿の惑星」が観れるということで、ワクワクしてTVのチャンネルを合わせたものでした。
島根では山陰中央テレビで毎週木曜の午後8時から放送されてたと記憶しています。
なお、このTVシリーズ、実は吹き替え陣がめちゃくちゃ豪華なことで知られています。
植木等、羽佐間道夫、井上真樹夫、永井一郎、小林清志・・・・・・すごいですね。
この面々の掛け合いにだいぶ助けられた感のある作品です。



音楽は、ラロ・シフリン、リチャード・ラサール、アール・ヘイゲンの3人。
ラロ・シフリンの方は、テーマ曲を書いたことは確かなのですが、
彼が劇伴をどの程度手がけたかは不明です。
リチャード・ラサールやアール・ヘイゲンが手がけたエピソードもあるようです。
テーマ曲は、シフリン節が利いたなかなかの佳曲です。
途中で入るぶっといブラスは、いかにも70年代のシフリン・アクション・サウンドという感じです。
メイン・タイトルの全体的な印象は、ゴールドスミスの「猿惑」よりも、レナード・ローゼンマンの「続・猿惑」の世界に近い感じです。
さらに言うと、「コンバット」でメイン・タイトルが入る直前の切れ目の部分のスコアにソックリな展開も聴けます。
イントロにチャラチャラ入る無機質なパルス音も面白い。
劇伴の中には、アフリカンな味付けに変なお猿さん風の声が入った、サイケでレアグルーヴなチューンもあります。
チャカポコ・ギターが入っていて、ファンクなノリがカッチョええ。
サントラは、米FSMから出た「猿の惑星征服/最後の猿の惑星」のカップリング盤CDに
メイン・タイトル1曲だけが収録されています。
過去には、2005年に米Intradaから、例のSpecial CollectionシリーズVol.25として発売されたことがあります。
全31曲入り、限定3000枚だったので、もう無いだろうなあ。
シリーズから4エピソードのスコアが収録されていて、1エピソードだけアール・ヘイゲンという人が手がけてます
ラロ・シフリンが手がけたスコアだけ集めたCDが出ないかなあ。


ランキング参加中です
みなさんの応援ポチを励みに更新頑張ります(^o^)
よろしかったら、ポチッとクリックお願いします♪

  ↓
にほんブログ村 映画ブログ 映画音楽・サントラへ
にほんブログ村





Planet of the Apes/Lalo Schifrin

¥4,365
Amazon.co.jp

Planet of the Apes: TV Series [DVD] [Import]/Roddy McDowall,Ron Harper,James Naughton

¥2,575
Amazon.co.jp