・・・本日も懐かしの記事をせっせとアップデート 笑。



BUGSY MALONE
監督: アラン・パーカー
音楽: ポール・ウィリアムス、ロジャー・ケラウェイ
出演: スコット・バイオ、ジョディ・フォスター、フローリー・ダガー、ジョン・カッシーシ、マーティン・レフ
1976年 イギリス映画

禁酒法時代のニューヨークを舞台に、ちびっ子ギャング団同士が血で血を洗う(笑)抗争を繰り広げるギャング・パロディ・ミュージカル。
「小さな恋のメロディ」の脚本で注目されたアラン・パーカーの監督デビュー作。
話の設定はもろギャング映画なのに、出てくる役者が全部子供、子供たちの抗争なのでマシンガンからは弾丸じゃなくて「パイクリーム」が飛び出します。
顔にクリームがあたった子は死んだというお約束(^^;)
ラストの酒場で全員パイまみれになるシーンも爽やかな終わり方をするので、大人から子供まで安心して観ることができます。
出てくる自動車も実は足こぎの人力車だったなあ。
よくもまあこんなへんてこなミュージカルを作ったもんだと思いますが、TVで初めて観たときは結構ハマリました。
対立する2つのギャング団と、その間でのし上がろうとする主人公バグジー・マローン、バグジーと恋仲になる三流歌手の女の子、
バグジーを誘惑するボスの情婦等々、いろんな子供たちが出てきて歌い踊りながら、エスカレートしていく抗争事件を描いていきます。
当時の本格的な衣装にポマードたっぷりの男の子たちの髪型も素敵ですが、
当時14歳だった娼婦役ジョディ・フォスターの妖艶な演技が見物です。
やはり、彼女は天才子役でしたね。
なお、アラン・パーカー監督、こんな愉快な作品を撮っておいて、次回作は「ミッドナイト・エクスプレス」。
このギャップの大きさには相当驚きました。


音楽は、シンガーのポール・ウィリアムス。編曲をロジャー・ケラウェイが担当しています。
サントラは劇中歌われた曲を集めたソング・アルバムになっていて、歌無しのスコアは収録されていません。
ポール・ウィリアムス自身が歌う曲や女性歌手が歌う曲等、劇中子役が歌っていた歌が収録されています。
テーマ曲である「バグジー・マローン」はけだるい雰囲気の名曲で、ラジオのFMでも結構オンエアされていたように思います。
他の曲も粒ぞろいでアルバム1枚楽しく聴くことが出来ます。
僕は実を言うとミュージカルが苦手なのですが、これは数少ないお気に入りです。
ポール・ウィリアムスによる楽しいソフト・ロック系ミュージカルとしてオススメの1枚です。
なお、本作からはポール・ウィリアムスが英国アカデミー賞作曲賞、編曲のロジャー・ケラウェイがアカデミー音楽(編曲、歌曲)賞にそれぞれノミネートされています。




・・とここまでが、過去記事。

このサントラもダウンロード版が出ているようですね。

CDの方もまだまだ現役で購入ができるようです。