MEGAFORCE
監督: ハル・ニーダム
音楽: ジェラルド・インメル
出演: バリー・ボストウィック、パーシス・カンバータ、ヘンリー・シルヴァ、エドワード・マルヘア、マイケル・ベック
1982年 アメリカ映画
平日の過去記事アーカイブシリーズ・・・
スタントマン出身のハル・ニーダム監督が、香港のレイモンド・チョウを製作総指揮に迎え「キャノンボール」に続いて同じようなスタッフで撮ったSFアクション。
武装バイクからミサイルが発射されたり、空飛んだりするので、一応近未来アクションにカテゴライズしてます。
ストーリーは、アフリカ新興国の独立を阻止するゲリラ戦車軍団を殲滅するため、世界各国から集められたエリートたちで構成された緊急機動軍団=メガフォースが出撃する・・・というお話。
公開当時はCMもガンガン流れていたので、カッコいいアクション映画だと思い込んでしまい、劇場に観に行って大変な目に遭いました。
メガフォース隊員のモッコリスーツをはじめ、武装車両やモトクロスバイクのデザインがしょぼすぎます。
子供向けの「戦隊ヒーローもの」に出てくる車両にソックリです。
装甲車などはミニバンに段ボールを貼り付けてるんじゃないかと思えるほど薄っぺらでヒドい。
これが前評判では巨大なスーパー装甲車と謳われていたのですから困ったもんです。
この車両でゲリラが所有するM48戦車とまともにやり合うのですから恐れ入ります。
クライマックスでは、主人公が乗るバイクがとんでもない能力を発揮します。これには、戦車隊長役のヘンリー・シルヴァでなくとも開いた口が塞がらないことでしょう。
ほとんどカス同然のC級トホホ映画ですが、後の「デルタ・フォース」に本作の武装バイクと同じようなバイクが出てくることを考えると、実は、本作は「デルタ・フォース」シリーズの源流を作ったエポック・メイキングな作品なのでは・・・・と思いますが、それは言い過ぎか(^^;
本作は、同年のラジー賞監督賞、助演男優賞(マイケル・ベック)に見事ダブル・ノミネートされています。音楽は、ジェラルド・インメル。
同じくレイモンド・チョウ製作、ブロンソン主演の「デス・ハント」の音楽なども担当しています。
本編同様、スコアもショボいです。
シンセを含むバンド演奏に毛が生えたようなスコアで、どうひいき目に見てもアメリカ製TVシリーズのBGMの域です。
メイン・タイトル曲からして凄すぎます。
シンセの音からして情けなく、「パッパラ、パッパラ、パラパッパ~!!」という恥ずかしいシンセ・フレーズを何の臆面もなく入れています。
また、エンディングで主題歌を歌っているのが、ジャーニーのパチモンという感じの「707」。
メロディ、曲の展開、ギターフレーズ等々、どれをとってもジャーニーにそっくり。
ボーカルの声がスティーヴ・ペリーそっくりだし、ギター・ソロもニール・ショーンに激似です。
それもそのはず、ジャーニーのメンバー、ジョナサン・ケインが作曲に参加しています。
でも素直に「燃える」チューンで、イイ曲なので、これがせめてもの救いかなという感じです。
サントラ盤は、「メガフォースのテーマ」が収録された707のオリジナル・アルバムが便宜上サントラ的な扱いを受けていたようですが、スコア盤は、当然のことながら、公開当時には発売されることはありませんでした。
その後、好きものレーベル米Buysoundtraxからスコア盤のサントラCDが限定1000枚で発売されました。
なお、パチモン・ジャーニー「707」の歌は入ってません。
・・・と、ここまでが過去記事。
現在では、ショボショボなスコア盤サントラのダウンロード版が発売されているほか、本編のBlu-rayまで発売されています。
Buysoundtrax
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