サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


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COPS AND ROBBERS
監督: アラム・アヴァキアン
音楽: ミシェル・ルグラン
出演: クリフ・ゴーマン、ジョセフ・ボローニャ、ジョン・P・ライアン、ディック・ウォード、シェパード・ストラドウィック、ジョー・スピネル
1973年 アメリカ映画


2人の現職警察官がマフィアを手玉に取って、大金の強奪を計画するというコミカルな犯罪アクション。
制服警察官という仕事に嫌気がさした2人組の警察官が、宇宙飛行士の帰還パレードに沸くウォール街で、
証券会社から債券の強奪を計画、これにマフィアも一枚噛むことになるのですが、
計画実行の際、思わぬ誤算で窮地に立たされた2人は、強奪した債券を裁断してパレードの紙吹雪の中に一緒に撒いてしまいます。
このため、2人はマフィアから命を狙われるハメになるのですが・・・・・というお話です。
子供の頃、TVで観て結構面白かったように記憶しているのですが、
当時の映画評はあんまり芳しくなかったようです。
でも、ハラハラドキドキで面白かったと思うんだけどなあ。
監督も主演も知名度の低い人たちばかりですが、
是非もう一度観てみたい作品です。


音楽は、ミシェル・ルグラン。
これは、アーバンな雰囲気のNY風なルグラン・ジャズが聴けるサントラです。
バロックっぽいフレーバーがちょっぴり加味されているところなどは、
やはりフランスの作曲家だなあという感じ。
でも、全体的にはフュージョンっぽくて、デイヴ・グルーシンを思わせる部分も・・・・。
とてもライトなタッチのサントラなので、BGMのように流して聴いても心地よい作品です。
テーマ曲は、60~70年代のソフト・ロック調の歌。
劇伴にこのテーマはあんまり反映されていないので、
スコアとしての全体的な統一感は感じられませんが、オシャレなサウンドのオンパレードなのでOKです。
この映画、もともとオフィシャルでサントラ盤は発売されていませんでしたが、
(LPはプロモ盤しかなかったような気がします)
この度、米Kritzerlandレーベルから1000枚限定で発売されました。
収録時間も43分とまあまあ頑張っています。
これは結構「買い」ですよ。

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LES AMAZONES
監督:テレンス・ヤング
音:リズ・オルトラーニ
出演:アレナ・ジョンストン、サビーヌ・スン、アンジェロ・インファンティ、ファウスト・トッツィ、ルチアナ・パルッツィ、ゴデラ・マイヤー、クローディーヌ・アルブケルケ
1973年 イタリア/フランス/スペイン映画


古代ギリシャに実在したといわれる武闘派女族アマゾネスとギリシャ軍の戦いを描くスペクタクル風パチモン・ムービー。
パチモンのくせに、なんと監督に007シリーズの名匠テレンス・ヤング、音楽に「世界残酷物語」のリズ・オルトラーニを大胆に起用しています。
しかし、やはりパチモン、名匠を起用してもトホホ映画になってしまうことを証明したような作品になってしまいました。
基本的に目を引くのは、大柄の金髪女性がドカドカ走って大立ち回りを演じたり、
ヌギヌギして大サービスするくらいでしょうか。
ストーリーは、女族アマゾネスの女王を決める武闘大会の結果、女王が決定しますが、
負けた方の女戦士が女王への復讐を心に誓います。
その一方で、アマゾネスはギリシャ軍の男たちに金を払って年に1回子孫繁栄のためだけに交尾(笑)して、
子ダネをもらい、生んだ子が女の子だったら育てて、
男の子だったら捨てるということ繰り返していました。
ある時、アマゾネスの女王とギリシャ軍の王様がお互いを王と知らずに合体したところ、
あそこの具合がえらい良くて2人とも夢中になってしまい、ついには女王がギリシャ軍の王と駆け落ちする事態になり、
これを女王が奪われたと思いこんだアマゾネスがギリシャ軍相手に戦争を始めて、
あえなく全滅しちゃう・・・・というお話です。
このパチモン、当然シリーズ化され、「空手アマゾネス」に続きます。


音楽は、イタリアのリズ・オルトラーニ。
この人は一応しっかりしたスコアの書ける人だと言えますが、
本作は「アマゾネス!!」という古代ギリシャのニオイを感じさせるスケール感を期待すると裏切られます。
テーマ曲もなんとなくコミカルなモリコーネをイメージしたという感じがありありで、
鼓笛隊風の安っぽいマーチで始まります。
エンド・タイトルは、流れるようなストリングスによる、やっぱりモリコーネになんとなく似た曲想のスコアが印象的です。
アクション・スコアは、はっきり言って手詰まりな閉塞感がチープなミックスのおかげで、
すごいくだらないマカロニ・コンバットの劇伴にソックリです。
史劇のように誤解されることがありますが、スコアにスペクタクルな雰囲気はほとんど無いので大丈夫です。
サントラはかつて、ルチオ・フルチ監督のマッキラーとのカップリング盤が発売されていましたが、
今ではあんまり見かけなくなりました。


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VALKYRIE
監督: ブライアン・シンガー
音楽: ジョン・オットマン
出演: トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、カリス・ファン・ハウテン、トーマス・クレッチマン、テレンス・スタンプ、エディ・イザード、ジェイミー・パーカー、クリスチャン・ベルケル
2008年 アメリカ/ドイツ映画



実話を元にした、トム・クルーズ主演、ブライアン・シンガー監督によるヒトラー暗殺計画の全貌を描いたサスペンス。
共演陣も演技派を惜しげもなく使っていて、個人的にはビル・ナイとクリスチャン・ベイケルが出ているだけでノックアウト。
この2人の存在感はいつもながら素晴らしい。
第二次世界大戦後期、祖国ドイツを愛する余り、自ら反乱分子として独裁者ヒトラーの暗殺計画に及ぶドイツ軍大佐とその仲間たちを描いた作品で、
綿密な計画と暗殺計画遂行時の息詰まるサスペンス描写が見事です。
「ワルキューレ」とは、ドイツ国内でクーデターが発生した際に、予備役の部隊を使ってこれを一斉に鎮圧する作戦の名称。
クーデターを企てる側が逆にこの作戦を利用するという発想の転換に唸らされました。
史実をたどれば最初から結末が分かっているヒトラー暗殺計画を、いかに飽きさせずに最後まで引っ張るかという点に注目しましたが、
さすがブライアン・シンガー監督、緊張感溢れる演出に最後まで引き込まれました。
この監督、実はゲイだって噂がありますが、男気溢れる映画を撮らせると上手いのはそのせいか(^^;)
この人はどうやら軍服フェチのようなところがあります。
しかもナチスの・・・・。
かつてこの人が監督した「ゴールデンボーイ」でも、主人公の少年が、
元ナチスの老人イアン・マッケランが嫌がるのに、無理矢理ナチスの軍服を着させて何度もハイル・ヒトラーやらせて、
やってるうちにイアン・マッケランも昔を思い出して段々熱が入ってきて、少年もその姿を見て陶酔するという、
めちゃくちゃヤバいシーンを撮ってますが、
本作でも、ドイツ本土のナチス司令部が舞台なので、綺麗なピカピカの軍服や黒ブーツがいっぱい出てきます。
最前線で泥だらけになった兵士の軍服は最初だけ。
空港に出迎えに出る大勢の将校たちや招集に駆り出され整列する予備役の兵士たちのパリッとした軍服のカッチョいいこと。
ほんと劇中山ほど軍服が出てきます。
さらに、予備隊の兵士たちが、SS総本部へ四方から突入するスローモーション・シーン、
これがめちゃくちゃカッコいい。(「ザ・キープ」を思い出しました。)
この監督、絶対に軍服フェチ、しかもナチスの、激ヤバおじさんだと思います(^^;)
個人的には大歓迎だけど。



音楽は、本編の編集もやっているジョン・オットマン。
自分が編集も担当しているから、スコアも思い通りのところに付けていくことができたでしょう。
この人、特殊メイクの腕もあったり、かなり器用な人のようです。
本作は、この人にしては(失礼m(_ _)m)珍しくかなり格調の高い仕事をした1本だと思います。
劇中、メロらしいものが目立って出てくるのは作戦失敗以降で、前半はほとんどメロなし。
ストリングスと低音域のパーカスで構成されたような無機質な劇伴が続きます。
サスペンス描写でも、鳴っているんだけどストリングスによるコード進行?にティンパニ系のヘヴィな打楽器がドコドコいうスコアが多いという感じ。
しかし、これが後半になるとワーグナーを意識したようなクラシカルな響きのある落ち着いた楽曲が出てきてビックリ。
エンド・クレジットでは荘厳なコーラスのレクイエムまで始まって、またまたビックリ。
この人って、「X-MEN2」、「ファンタスティック・フォー」、「スーパーマン・リターンズ」、「蝋人形の館」といった
SFやホラーのスコアが多いので、こんな曲が書けるのかと驚きました。
本編同様、戦争アクションを期待すると裏切られますが、
時間のある時に腰を据えてじっくりと聴きたいアンダースコアです。
(米盤のサントラジャケをみると、どうしてもヒロイックなマーチを期待してしまいますが・・・)
ただ、10分に及ぶエンド・クレジット、CDにはこれをそのまま収録して欲しかったなあ。
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Valkyrie [Original Motion Picture Soundtrack]

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今月は、ウォークマン生誕30年になるそうです。
これにはだいぶお世話になったなあ。

昔は、こんなのだったのに・・・・
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今では、こんなに進化したりして。
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これまでMDウォークマンも入れると一体何台買ったか分かりません。
今ではすっかりipodを愛用してますが・・・・。


テープの中身は、中学校1年生の頃、FMラジオでエアチェックした曲の数々でした。
友達は邦楽、洋楽のポップス聴いてたのに、
僕だけ中1でこんなテープ聴いてたんかと思うとなんだかゾッとします(^^;)


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MISSIONE MORTALE MOLO 83
監督: セルジオ・ベルゴンゼリ
音楽: ピエロ・ピッチオーニ
出演: フレッド・ベア、ジェラール・ブラン、ピア・アンジェリ、アルベルト・ダルベス
1965年 イタリア/フランス映画

後に「女子学園/性の暴走」とか「生命の創造/シルビアの喜び」といった
「性」をテーマにした映画ばっかり撮ることになるセルジオ・ベルゴンゼリ監督によるパチモン・スパイ映画。
一部では大傑作スパイ・ムービーと紹介されていますが、音楽が傑作なだけで本編はそうでもないと思うのですが・・。
イギリスの科学者が暗殺され、科学者の手元から核がらみの巨大エネルギー装置の設計図が盗まれます。
これを奪還すべく、英国政府は秘密諜報員ジャック・モローを放ちます。
設計図を追って、ジャックと科学者の助手とそのフィアンセの3人が各国を巡りますが、
そのうち、設計図を狙って2つの組織がしのぎを削っていることが分かります。
そして、2つの組織は遂に第83号桟橋をはさんで合間見合えることになり、壮絶(?)な銃撃戦を繰り広げます。
さて、設計図は誰の手に渡るのか・・・・というようなストーリーです。
キャラの元ネタは「007」というのが丸わかりの、一連のマカロニ・スパイ映画群の中の1本です。
でもやっぱりマカロニ・ウェスタンの国だけあって、けん銃の発射音が、
マカロニ・ウェスタンに出てくるけん銃のそれとソックリなのが笑えます。


音楽は、イタリアの巨匠ピエロ・ピッチョーニ。
イタリアン・シネマのラウンジ・ジャズ系の作曲家として有名な人で、
いっときの渋谷系ブームで、日本でもてはやされた人たちの中の1人です。
本作でもオシャレなラウンジ・テイストのスコアを聴くことができます。
テーマ曲は、トランペットがリードを取るので、やっぱりマカロニ・ウェスタンを連想してしまう
ゆったりとした曲ですが、なんだか昭和のTVドラマ風で笑ってしまいます。
劇伴の中にも、エコーたっぷりのエレキギター等々、やっぱりマカロニ風のトラックが散見されます。
主題歌というのもあって、リディア・マクドナルドっぽい声の女性(本人か?)が優雅なメロを伸びやかに歌っています。
当時のパチモン・スパイ・アクション・スコアの中では結構いい部類に入るのではないでしょうか。
かつて、独Tsunamiレーベルからこの映画のサントラを含む2in1ディスクが発売されていたことがありますが、
本作単独で完全盤として発売されるのは今回が初めてだそうです。
未発表トラックもしっかり収録されていて、全部で29曲、主題歌のカラオケバージョンまで入っています。
このサントラ、なんと日本でもヴェリタ・ノーテからCDが発売されています。


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MMM、ミッシオーニ・モルテ・モロ83/ピエロ・ピッチオーニ

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