サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


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LO CHIAMAVANO TRINITA
監督:E・B・クラッチャー
音楽:フランコ・ミカリッツィ
主演:テレンス・ヒル、バッド・スペンサー、ファーリー・グレンジャー、ステファン・ザカリアス、ダン・スターキー、ジゼラ・ハーン、エレナ・ペデモンテ
1970年 イタリア映画




70年代マカロニ・ウェスタンのスタイルを象徴するライトなコメディ・タッチのイタリア製西部劇の逸品。
テレンス・ヒルとバッド・スペンサーのコンビが絶妙で、この作品の世界的ヒットにより、この2人のコンビによる映画は全部で15作も製作されました。
特にポロ雑巾のような汚らしいシャツを着たテレンス・ヒルのとぽけた演技が絶品で、このキャラはその後の「ミスター・ノーボディ」でそのまま継承されています。
監督のE・B・クラッチャーは、実はイタリア人で本名はエンツォ・バルボーニ。
別に英語名を名乗らなくても、正々堂々とイタリア名で勝負しても十分世界に通用する作品だと思うんだけどなあ‥‥。
一見、銃の腕前なんて大したことなさそうなテレンス・ヒルが実は凄腕のガンマンという設定‥・こういうの大好きです。
テレンス・ヒルとバッド・スペンサーは父親が違うので顔は似てないけど、実は兄弟という設定で、
それぞれが「悪魔の右手(テレンス・ヒル)」、「悪魔の左手(バッド・スペンサー)」と西部では恐れられる存在です。
でたらめなのが、兄のバッド・スペンサーは保安官かと思ってたら、実は成り行きで保安官を撃ってしまい、
そいつからバッジを取り上げて保安官になりすまして、悪党が支配する街にやってきた「馬泥棒」。
悪党が飼っている上物の馬を仲間とともに強奪する機会を狙いながら、保安官のフリをしています。
そこへぶらりと弟のテレンス・ヒルがやって来て、悪党とメキシコの山賊、モルモン教の開拓民等を巻き込んで騒動が巻き起こります。
印象的なのがテレンス・ヒルの早回しのガンさばきと、バッド・スペンサーの脳天パンテ(というよりゲンコツ)。
目にも止まらぬガンさばきは「ミスター・ノーボディ」でパロディにされてます。
バッド・スペンサーのゲンコツも面白い。上から思い切り振り下ろすパンチは威力絶大です。
全体的にのどかなウェスタンで、往年のマカロニ・ウェスタンのウリであった「拷問」「流血」は全くなし。
銃で撃たれても倒れるだけで血は出ません。
ラストもさわやかな印象を残します。



音楽は、イタリア製ポリス・アクションのスコアでお馴染みのフランコ・ミカリッツィ。
テレンス・ヒルが馬に引かれてやってくるオープニング・クレジットのバックに流れる主題歌が最高。
ユルユルで牧歌的なシャッフル系のリズムにアン二ーバレのカッコいい歌声という相反する組み合わせが面白い。
口笛も効果的に使われており、流れ者の飄々とした雰囲気を上手く表現しています。
劇伴の一部は意外にもアメリカ産西部劇に近い印象。
劇中、2人組の殺し屋が出てくるあたりでやっと正統派マカロニ調のスコアが出てきますが、これも軽めの仕上がり。
コメディ色の強いウェスタンなので、イタリア製コメディ音楽の要素もあります。
劇伴の中で一番びっくりしたのは、ものすごくのどかな曲調のスコアが、実は本編ではクライマックスの大乱闘シーンに使われていること。
みんなでボコボコ殴り合ってるのに、すごくユルい平和な曲。
テレンス・ヒルなんか、この曲をバックに悪党に殴られ倒れて、起き上がる時には顔が笑っています(^^;)
サントラCDはイタリア盤が発売されており、現在も入手可能です。

Lo Chiamavano Trinita/Franco Micalizzi
¥2,175
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THE TERMINAL MAN
監督:マイク・ホッジス
音楽:J・S・バッハ「ゴールドベルク変奏曲25番」(グレン・グールド)
主演:ジョージ・シーガル、ジョーン・ハケット、リチャード・A・ダイサート、ドナルド・モファット、マイケル・グウィン、ジル・クレイバーグ、ヴィクター・アーゴ
1974年 アメリカ映画



マイケル・クライトン原作のSF長編小説「ターミナル・マン」をイギリス人監督マイク・ホッジスが描いたSFスリラー。
SFというにはあまりに地味で冷徹なタッチの映像が展開します。
派手なアクションがあるわけでもないので、公開時は商業的には散々な結果だったようです。
日本公開版のポスターもなんだかおどろおどろしい雰囲気・・・・

でも、地味で報われない映画ながら何故か心に残る作品です。
なんとなく映像が「ソイレント・グリーン」に似てるかなと思ってたら、撮影は同じ人(リチャード・H・クライン)が手がけてました。
この人、「アンドロメダ・・・・」の撮影も手がけていたみたいで、なんと70年代SF映画の問題作をいくつも手がけた人だったのですね。
主人公は交通事故が元で暴力的衝動を抑えられなくなったコンピューター科学者。
最新医療でこの衝動から解放されたいと願い、脳内に衝動を抑えるためのチップを埋め込むという最新手術を受けますが、
野心溢れる脳外科医たちによるオペの強行により医療ミスが発生、殺人鬼と化してしまう・・・・というストーリーです。
ジョージ・シーガルが孤独感を背負い暴力への衝動を秘めた男を上手く演じています。
主人公の暴力衝動が形になる殺戮シーンはすごく地味ですが、恐ろしく異様な迫力があります。
恋人や年老いた神父といった無抵抗な弱い者ばかりを殺していくとう冷酷な手口に観ている方が滅入ります。
延々と続く手術シーンに使われた医療器具は全部ホンモノだそうで、このあたりにもホッジス監督のこだわりが見えます。
頭にいろんなコードを取り付けられたシーガルの姿が、チラシに「20世紀のフランケンシュタイン」なんて書かれてました。



音楽は、グレン・グールドが演奏するバッハの「ゴールドベルク変奏曲第25番」のみ。
本編同様、なんとシンプルな・・・と思ってしまいますが、このモノトーンで報われない作品のイメージにはぴったりかも知れません。
1955年のモノラル録音の演奏で、チェンバロではなく、ピアノ演奏というところもミソのようです。
全部で30曲ばかりある「ゴールドベルク変奏曲」のうち、一番演奏時間が長い6分弱の第25番が使われています。
サントラ盤としては発売されていませんが、この演奏はグレン・グールドの作品としてCD化されています。
  これ
  ↓




僕はクラシックのことはあまりよく分かりませんが、本録音はグレン・グールドのデビュー盤になるようで、
後に本人が再録音した盤より、こちらの方が名演奏として知られているらしいです。
サントラの視点から聴くと、淡々とした演奏でスコアとしては華やかさはありませんが、
映像には見事にマッチしていました。
シンプルなだけに、本編で何度繰り返されても飽きがこないのかも知れません。
グレン・グールドのピアノ演奏といえば、同じ70年代SF「スローターハウス5」でも彼が演奏するバッハの作品が使用されていました。


Bach: Goldberg Variations 1955
¥946
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COOL HAND LUKE
監督: スチュアート・ローゼンバーグ
音楽: ラロ・シフリン
出演: ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、ルー・アントニオ、ストローザー・マーティン、J・D・キャノン、ジョー・ヴァン・フリート、ラルフ・ウェイト、ルーク・アスキュー、デニス・ホッパー
1967年 アメリカ映画



今朝、新聞を見たらポール・ニューマンが亡くなったという記事にビックリ(T_T)
このところ、好きなスターやミュージシャンがどんどん亡くなって・・・淋しいかぎりです。
ご冥福をお祈りします。



追悼の意味も込めて、何故か今までレビューしたことのなかった彼の代表作を紹介します。



夜中、路上に設置されたパーキングメーターを、意味もなく大きなスパナみたいなものでグルグル回して次々と落とした器物損壊の罪で警察に捕まった男ルーク、
2年の刑を言い渡されて刑務所に服役しますが、反骨精神のかたまりのような彼は、まわりの囚人たちの共感を得ていく一方で非情な看守たちには屈することなく何度も脱獄を企てる・・・・というストーリー。
看守から言いつけられた炎天下の舗装工事を囚人たちをリードして一気にやり遂げたり、無理だと言われた卵を50個食べるというチャレンジにお腹がパンパンになりがらも見事成功したり、
印象的なエピソードがいくつも盛り込まれます。
口数は少ないが、ギブアップという言葉を知らないルークに、囚人たちが惹かれていく流れがとても印象的です。
何度捕まってもまた脱走する、権力に反抗し続けるルークの不屈の精神とクールな微笑みがとても印象的な作品。
脇を固める布陣も今考えると超強力、すごくいい味を出していたジョージ・ケネディを始めとしてニューマンの名演をがっちり脇で固めています。
しかし、この邦題はなんとかならなかったのでしょうか。
今ではこのタイトルにすっかり違和感も無いのですが、冷静に考えるとまるでヤクザもののVシネマみたいなタイトルです。
僕がまだ中学生の頃、東京に出張中の父にレコード屋でこのサントラを見かけたら買って来て欲しいと頼んだのですが、
過激なタイトルにバイオレンス映画を想像した父に「そんな映画観るんじゃない!」と逆に怒られた覚えがあります(^^;)
(まあ、この頃はまだ「すみや」の復刻盤LPも存在しなかった頃なので、探してもそう簡単には見つからなかったと思いますが)
さっきDVDを見直してみたのですが、ラストでアップになる1枚のショットにニューマン自身がダブっちゃってなんとも目頭が熱くなりました・・・・(T_T)

音楽は、当時、「泥棒を消せ」や「シンシナティ・キッド」のスコアで頭角を現してきたラロ・シフリン。
メイン・タイトルは、どことなく切ないメロディを持ったアコースティック・ギターが奏でる名曲です。
この曲は、後半オケが入ってくると不穏な展開を見せるのですが、同じモチーフを使ったエンド・タイトルではオケが最後に派手に盛り上げて大団円を迎えます。
劇伴奏は、ジャズとオーソドックスなオケ・スコアとブルーグラスを掛け合わせたような一風変わったスコアで、
バンジョーやアコギ、ハーモニカといった楽器がアメリカの片田舎の風景に見事にマッチしています。
彼が得意とするけだるいジャズ・スコア(というか半分ブルースっぽい)もしっかり堪能することが出来ます。
なお、子供の頃、TVで観た時は道路の舗装工事のシーンに、「戦略大作戦」の「Tiger Tank」がBGMとして使われていました。
TV放映に際して局側が勝手に差し替えたのか、そこだけオリジナルの音声が無かったのか・・・・謎です。
本作は、アカデミー作曲賞にノミネートされたと記憶しています。
これ以降、シフリンのハリウッドでのメジャーな活躍が始まることになる記念すべき1作です。
本作以降の彼の怒濤の勢いは周知の通りで、「ブリット」、「戦略大作戦」、「ダーティ・ハリー」、「燃えよドラゴン」等と続き、
70年代アクション映画音楽の第一人者としての地位を確立することになります。
サントラは、かつて「すみや」からLPが復刻されたことがありますが、僕その時初めて通販で手にすることができました。
CDは、シフリンのレーベルAlephからLPよりも大幅に増曲した全20曲入りのものが発売されており、
現在も入手可能です。(本作は再録盤ではありません。)

でも、ジャケはオリジナルのものを使って欲しかったなあ(T_T)

Cool Hand Luke [Original Soundtrack Recording]
¥1,637
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TRE PASSI NEL DELIRIO
監督:ロジェ・バディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニ
音楽:ジャン・プロドロミデ、ディエゴ・マッソン、ニーノ・ロータ
主演:ジェーン・フオンダ、ピーター・フオンダ、フランソワーズ・プレヴォー、ジェームズ・ロバートソン・
ジャスティ、アラン・ドロン、プリジット・バルドー、カティア・クリスティーヌ、テレンス・スタンプ、サルボ・
ランドーネ
1967年 フランス/イタリア映画


数あるエドガー・アラン・ボーの怪奇小説の映画化作品の中でも傑作といわれる3話オムニバス作品。
フランス・イタリアの巨匠3人がそれぞれ1話ずつメガホンを取っており、それぞれの監督の個性が溢れる素晴らしい(恐ろしい(^^;))作品です。
1話目「黒馬の哭く館」はロジェ・バディムが当時の奥さんだったジェーン・フォンダを主役に使った美しい絵画のような妖しく幻想的な作品。
殺されて黒馬に乗り移った男の魂により死の世界へと連れ去られる令嬢の姿を描いています。
どんよりとした退廃的な雰囲気もたっぷりで、なんだかよく分からないうちに終わってしまいます。
2話目「影を殺した男」は、一転、ルイ・マル監督が、自分と瓜二つで名前も同じ男に悪事をこと
ごと<邪魔され、最後には破滅する男の末路をサスペンスフルに描いた作品です。
背徳的なワルを演じるアラン・ドロンが次第に追い詰められていく様が見物です。
ブリジット・バルドーのセミ・ヌードも眩しかった(ような気がします(^^;))
3話目、実はこれが一番の問題作で、子供の頃、僕がトラウマになった「悪魔の首飾り」。
フェリーニがテレンス・スタンプを主演に据えて撮った、シュールでものすごく異様な雰囲気を持った怪奇譚です。
フェリーニの数々の作品の中でも、そのインパクトのすごさからも傑作の1つに数えられる作品だと思います。
舞台を現代に置き換えており、アルコールで身を持ち崩して絶望的な生活を送る天才舞台俳優が少女の幻想に取り憑かれるというお話です。
まるで別世界のような夜のローマを、テレンス・スタンプがスポーツカーで疾走するシーンがすごく印象的です。
少女は、俳優の行く先々で、赤いボールを抱えて現れますが、長い髪の毛のせいで顔の表情がよく分かりません。
しかし、ラストでボールの代わりに「○○」を抱える少女が見せるつり上がった大きな「片目」。
長い髪の毛の間から覗くあの形相は、ある意味「貞子」より恐ろしい・・・キツすぎます。
個人的には、夢にまで出てきそうな第3話が一押しです。
アメリカ公開版では、ポーー原作による一連のロジャー・コーマン作品に出演していたヴィンセント・プライスがナレーションを担当していたそうです。


音楽は、ジャン・プロドロミデ(第1話)、ディエゴ・マッソン(第2話)と二ーノ・ロータ(第3話)が担当していますが、ここでは第3話を紹介します。
秀逸な映像をさらに幻想的であたかも悪夢を見ているかのような雰囲気にしているのが、ロータによるスコアでした。
ロータのスコアは、主人公を表現したモチーフと、少女の幻想のモチーフと、2つのモチーフを上手く使って、
様々なヴァリエーションのスコアを聴かせてくれます。
主人公を表現したモチーフは、覚えやすいメロの中に退廃的なイメージを盛り込んだ印象深いスコアです。
少女のモチーフについては、シンプルなピアノの曲ですが、シンプルだけにストレートで強烈なメッセージがあります。
どちらのモチーフも、本編を一度観たら忘れられないインパクトを持っています。
サントラCDは、本作(3話)単独では発売されておらず、第3話のみ、二ーノ・ロータのコンピレーション盤に収録されています。
イタリアGDMレーベルから発売された2枚組CDで、本作「悪魔の首飾り」の他に「サテリコン」、「フェリーニのローマ」がカップリングされています。
指揮はカルロ・サヴィーナ。
全体的に幻想的な雰囲気に支配された妖しげなスコアです。
なお、このCDは同レーベルのCD CLUBというシリーズからの発売となっていることから、案外現在では入手困難かも知れません。

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LIONS FORLAMBS
監督:ロバート・レッドフオード
音楽:マーク・アイシャム
主演:ロバート・レッドフオード、メリル・ストリ一プ、トム・クルーズ、マイケル・ペーニャ、デレク・ルーク、アンドリュー・ガーフィールド、ピーター・バーグ
2007年アメリカ映画



ロバート・レッドフォードが久しぶりにメガホンを取った社会派ドラマ。
大統領への野望を描く上院議員が、1人の女性ジャーナリストを呼び出し、国民の支持を得るためアフガンで展開中の秘密作戦をスクープさせようとします。
一方、ある大学では、教授が最近欠席しがちになった優秀な生徒を呼び出し、なんとかキャンパスに戻そうと説得します。
その会話の中で、教授の元教え子で、国の将来を考えた末に軍隊への入隊を選択した2人の生徒の話が出てきます。
実はその2人の元生徒は、今まさにアフガンで進行中の秘密作戦に参加していた‥・というストーリーです。
この映画はとにかくセリフが多くて、大学教授と生徒、上院議員と女性ジャーナリスト、
この2組の会話を中心に話が進んでいきます。
この全く関係のなさそうな2組の会話が、映画を観ていくうちに教授の元教え子2人の存在という共通項を持っていることが分かります。
この2組の会話の間に、上院議員が画策したアフガニスタンでの米軍の秘密作戦、これに参加することになった教授の元教え子の行動、といった話が挿入されてストーリーが展開するので、
決して退屈することはありません。
むしろ、一度観ただけでは頭の中の整理が付かない。
そしてラストは‥・重い。
登場人物たちがその後に取るであろう行動が描かれず、途中で「尻切れ」状態で終わってしまうことから余計にそう思えるのかも知れません。
現代アメリカ社会への批判、その社会に無関心な若者への批判、イラク戦争への批判等が込められた映画なのですが、観る人によっていろんな見方が出来ると思います。
一筋縄ではいかない、非常に考えさせられる作品です。
アクション・スター、トム・クルーズをほとんど席に座ったままで動かさないという演出にも驚きました。
オリジナル・タイトルは、第一次世界大戦のソンムの戦いでイギリス軍が大敗した件に関して、
勝ったドイツ軍将校がイギリス軍を動物に例えて言った言葉から来ているとか。
「無能な羊(指揮官)のために勇敢に戦うライオン(兵士)たち」という意味だそうです。



音楽は、マーク・アイシャム。
この人、最近はシビアなドラマ系のスコアを担当することが多いような気がします。
アクション描写にもかなりの力量を持った人なのですが、ヒーリング系のバックグラウンドもある人なので、
シンセでサラ~っと流してしまうスコアもあり、アンビエント系に理解のある人でないと味気なく感じることもあるようです。
本作もそんな傾向が劇伴部分に若干見え隠れするスコアになっています。
メイン・タイトルは、低音を利かせたパーカッション群がインパクトを出すなかなかのサスペンススコアです。
「英雄の条件」あたりのスコアに近い雰囲気を感じました。
このテーマのヴァリエーションが劇中のスコアにも反映されていくので、最近のこの人のスコアでたまに感じるモヤ~っとした感じは少ないようです。
まあ映画のテーマ自体が重いので、そんなに聴いて楽しいスコアではありませんが、
静かでありながら重く重量感のあるシンセ群とストリングスに本人のトランペットを合わせた劇伴が展開します。
本編を観ている間は、スコアはあくまでもアンダースコアに徹している印象で、
劇伴の印象は後に残りません。
後で、サントラを聴き直して、ああこんな曲あったなあという感じです。
収録時間は40分に満たないものですが、派手さは無いのでじっくりと腰を据えて聴くタイプのアルバムです。

ジャケも結構地味です(^^;)


Lions for Lambs [Original Motion Picture Soundtrack]
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