サウンドトラック秘宝館

スコア盤を中心に紹介する、ちょっと(ちょっとじゃないかf^_^;))マニアックなサントラレビューです。


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13



ASSAULT ON PRECINCT 13
監督: ジャン=フランソワ・リシェ
音楽: グレアム・レヴェル
出演: イーサン・ホーク、ローレンス・フィッシュバーン、ジョン・レグイザモ、マリア・ベロ、ガブリエル・バーン、ジェフリー・アトキンス、ドレア・ド・マッテオ、ブライアン・デネヒー
2005年 アメリカ/フランス映画



ジョン・カーペンター先生が76年に撮ったアクション映画を何故か今頃になってリメイク。
オリジナルは低予算ながらとても良くできたサスペンス・アクションでしたが、
本作もオリジナルに引けを取らない出来映えでちょっとビックリしました。
あまり期待していなかったもので・・・・・。
大雪で孤立した閉鎖前の警察署が武装集団に襲われるというストーリーを、
壮絶な銃撃戦と追いつめられた人間の心理劇とを上手くブレンドしながら描いており、最後まで飽きさせません。
オリジナルの設定を受け継いだのは、閉鎖前の警察署が武装集団に襲われるという基本線のみ。
後は別の映画として描いていますが、これが奏功したようです。
ただ武装集団の種明かしをするのが、早すぎたような気はしました。
もう少し引っ張った方が面白かったかも。

それにしても、ローレンス・フィッシュバーンは悪役なのにどこか善良なものを感じてしまうのは「マトリックス」のせいでしょうか。

あと、ジョン・レグイザモはほんとチンピラ役が多いですね。

なんか可愛そうな気もします(^_^;)


音楽は、グレアム・レヴェル。
インディーズ・バンド、SPKの元メンバーといっても分かる人の方が少ないのではないでしょうか。
SPKではプログラミングやシンセを担当していたそうですが、今では立派な映画音楽家になっています。
SPK時代はかなりヤバイ音を作ってましたが、サントラの仕事はしごく真っ当にこなしています。
本作もそつのないアクション・アンダー・スコアに仕上げています。
ただこの人の難点は、テーマモチーフにあまり華がないこと。
最初から最後まで劇伴で始まって劇伴で終わるようなサントラが多いです。
あえていうならビアノで表現するメロディが割と明確かもしれません。
本作で特徴的なのは、KRS-ONEというラッパーをフィーチャーしている曲があること。
レヴェルのスコアにラップを被せてあって、なんとも奇妙な風合いが出ています。
本編ではエンドクレジットに流れました。
ヒップホップ系は疎いのですが、どうやらこのKRS-ONEという野太い声のミュージシャンは玄人受けする人のようです。

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LE GRAND BLEU
監督: リュック・ベッソン
音楽: エリック・セラ
出演: ジャン=マルク・バール 、ロザンナ・アークエット、ジャン・レノ、ポール・シェナー、セルジオ・カステリット、 グリフィン・ダン
1988年 フランス/イタリア映画



フランス映画界のヒットメイカー、リュック・ベッソンがフリー・ダイビングに賭ける男たちを描いた作品。
実在のフリー・ダイビングのダイバー、ジャック・マイヨールをモデルにしています。
まだ日本での知名度が低い頃のジャン・レノが主人公のライバル役で出ています。
本作は撮影を担当したカルロ・バリーニの功績によるところが大きく、オープニングから美しい海面を滑る映像が素敵です。
まさに夏向きな映像でした。
とにかく海のシーンが美しい。是非DVDで持っておきたい作品です。
当初、日本では2時間のアメリカ公開版が公開されましたが、その後92年になってフランス語版のオリジナル全長版が公開されました。
アメリカ公開版は日本では興行成績があまり振るわなかったようですが、その後口コミでこの映画の評判が広がり、
3時間近いオリジナル長尺版は日本でも大ヒットしました。



音楽は、ベッソン監督とずっとコンビを組んでいるエリック・セラ。
作曲家であると同時にミュージシャンでもある彼は、サントラの仕事以外にも
ユッスー・ウンドゥール等のレコーディングにギタリストとして参加しています。
映像同様、海をイメージしたゆったりとした美しい旋律が印象的な作品です。
キラキラした音のシンセやジャジーなサックスを効果的に使用して、ヒーリング・ミュージック系の音作りをしています。
特に本編のオープニングに流れる「前奏曲」は秀逸で、とてもキレイな旋律に心奪われます。
(ただし、この曲はサックスがソロを取るべきではなかったように思います。
せっかくの洗練されたサウンドが急に泥臭く感じられてしまいます。)
この「前奏曲」は、後のヒーリング・ミュージック系のアーティストに影響を与えていて、
ゼウス・フェイバーなるユニットは、この曲をほとんどパクッたような曲を作っています。
なお、本作は当初1枚もののサントラでしたが、フランス・オリジナル版の公開にあわせて2枚組完全盤が発売されています。

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straight


THE STRAIGHT STORY
監督: デヴィッド・リンチ
音楽: アンジェロ・バダラメンティ
出演: リチャード・ファーンズワース、シシー・スペイセク、ハリー・ディーン・スタントン、ジェームズ・カダー、ウィリー・ハーカー、エヴェレット・マッギル
1999年 アメリカ映画



デヴィッド・リンチ監督が描いた珍しく「まとも」な映画。
リンチが撮ったからこそ、評価されてる作品なんだろうなあと思います。
だいたい他の諸作を観ると、みんないびつでエグイ話ばっかりですよね。
これ実話の映画化だとか、70過ぎたじいさんが兄さんが危篤と聞いてアイオワからウィスコンシンまでトラクターで行っちゃうというお話。
オープニングからかなり牧歌的な作品で、かなりユルイです。
寝不足でみると絶対途中で寝てしまいます(^_^;)
でも、いい話ですよね、これ。



音楽はリンチ作品といえば、この人、アンジェロ・バダラメンティ。
映画同様、全体的にのどかで静かに時間が流れていくような感じのサントラです。
オープニング・タイトルは、ちょうど「ツイン・ピークス」の音楽から毒を抜いたような雰囲気です。
ストリングス、ピアノ、シンセの使い方がとにかく柔らかく優しさに溢れている感じです。
ソロを取る楽器は、ヴァイオリン、チェロ、アコースティック・ギターといった楽器で、
バラダラメンティ自身によるシンセがソロ?を取る曲もあります。
悪く言えばかったるい音ですが、ハマると病みつきになりそうです。
ヒーリング・ミュージックの要素もあるような気がします。
ギターがソロを取る曲は、「モーターサイクル・ダイアリーズ」のグスタボ・サンタオラヤに近い感じを受けます。
本作は99年ゴールデングローブ賞の作曲賞にノミネートされてます。
リンチ監督は音楽にも造詣が深く、本作でもバダラメンティとともにサントラのプロデュースを担当しています。


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SKY BANDITS
監督: ゾーラン・ペリシック
音楽: アルフィ・カビリョ
出演: スコット・マッギニス、ジェフ・オスターヘイジ、ロナルド・レイシー、マイルズ・アンダーソン、ヴァレリー・ステファン
1986年 イギリス映画



アメリカ西部で銀行強盗を働く2人組が、捕まって第一次世界大戦の最前線に送り込まれるという、イントロから荒唐無稽な設定の映画。
最初は西部劇かなあと思ってたら、SF入った戦争映画に代わってしまうというストーリー。
イギリス空軍とドイツ空軍の戦いの中にこの2人が巻き込まれていきます。
ドイツ軍の巨大飛行戦艦が出てきますが、これどう見てもウソっぽいよなあ。
実際にはこんな飛行戦艦無かったんだろうなあ。

スタッフ、キャストとも知らない人ばかりです。
B級作品なので、特撮もかなりチープです。
でも、案外手作りな感覚が逆に暖かい感じがして良かったりしますね。
その昔出ていたビデオのパッケージは、第一次大戦ものの戦争映画っていう感じで、アメリカンな雰囲気はゼロでした。



音楽はアルフィ・カビリョ。
全然知らない人ですが、あんまりサントラも手がけたことがない人なのではないかと思います。
僕もこの映画自体存在は知っていましたが、全くノーマークでした。
ところが、数年前に米Vareseレーベルから25周年アニバーサリー企画盤(4枚組)が出たときに
本作のエンド・タイトルが収録されており、初めて聴きました。
これがなかなかカッコ良かったのです。
サントラCDを探したのですが、CD化されていませんでした。
そんな中、先月突然Vareseから1000枚限定でCDが発売されました。
マイナーな作品なくせにどうも音楽は人気があったようで、あっという間にソールド・アウトとなってしまいました。
メロは若干青臭い部分もありますが、「燃え」度はかなりのものです。
特にエンド・タイトルは、イギリス映画音楽の中でも屈指の出来映えだと思っています。
劇伴では勇壮なテーマメロの様々なバリエーションが出てきます。
テーマのバリエーションでいろんな劇伴を作る、映画音楽の教科書のような作品です。
正規盤で出しても十分売れる作品だと思いますが、もとの映画自体がショボイくて知名度が低いのが難点です。
たまにサントラ専門サイトで見かけるので、これは見つけたら買いです。




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fire


FIRESTARTER
監督: マーク・L・レスター
音楽: タンジェリン・ドリーム  
出演: ドリュー・バリモア、デヴィッド・キース、ジョージ・C・スコット、マーティン・シーン、アート・カーニー、ルイーズ・フレッチャー、ヘザー・ロックリア
1984年 アメリカ映画



アメリカ政府が学生を被験者にして薬物実験を行い、その被験者同士が後に結婚して女の子が生まれます。
その子が自然発火という超能力を持って生まれたことから、
これを軍事転用しようとする政府の機関に父子が追われることになるというストーリー。
スティーヴン・キングのベストセラーを豪華キャストで映画化した作品。
まだ幼い頃のドリュー・バリモアがかわいらしい演技をしています。
ただ途中間延びする感は否めず、ラストの火の玉攻撃(^_^;)のシーンで一気にスペクタクルな見せ場に持って行きます。
ちょっと今観るとSFXがちゃちいかもしれません。



音楽は、ドイツのプログレ・ユニット、タンジェリン・ドリーム。
サントラは国内発売されなかったように記憶していますが、
これがなかなか良い出来でした。
「恐怖の報酬」と「ザ・クラッカー」を足して二で割ったような作品です。
テーマ曲とチャーリーのテーマとなる曲はその中でも秀逸です。
タンジェリン・ドリーム特有のちょっと哀しみをたたえたような曲調がこの作品にはぴったりでした。
「ザ・クラッカー」ほどコマーシャルになりすぎず、「恐怖の報酬」ほどアンダースコアに徹していないという感じです。
タンジェリン・ドリームのサントラ仕事といえば、
アルバム1枚分の曲を半分にスライスして2枚の作品を作っている言われるほど、
うすっぺらい楽曲が多いのですが、この頃はまだ濃い作品を出していたころです。
タンジェリン・ドリームの作品としては、「ザ・キープ」「ザ・クラッカー」とならんで好きな作品です。



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