三国志~徐州攻防 劉備、呂布の戦いその⑥「呂布の最後」
呂布は袁術と縁談を進める中、袁術と劉備の戦いを見事な弓の芝居で和平交渉に持っていった。
呂布は劉備を単独で叩くことを決めていた。
劉備は城で兵を集めていた。
大軍になる前に叩いてしまおう。
呂布は劉備を攻めた。
劉備は敗走し、曹操のところへ行った。
曹操陣営は劉備の扱いに困った。
劉備は俊傑で将来の競争相手になる。しかし、殺してしまえば有能な士が集まらなくなる。
結局、殺すことはいつでもできるから、様子を見ようということで客分として迎えられた。
劉備は馬鹿面を演じて何とか生き延びた。
呂布は徐州の長官となっていたが、すでに曹操からスパイが送り込まれていた。
呂布陣営に智謀の士が少なかったため、こぞって登用されたが、中にはスパイが紛れ込んでいた。
曹操が攻めてきた時の対処法で投降派と徹底抗戦派に分かれていた。
そこで、袁術が縁談を復活させようとしてきた。
投降派は縁談反対、徹底抗戦派は縁談賛成だった。
しかし、曹操のスパイが縁談反対派の急先鋒となって呂布を説いたため縁談はなくなった。
呂布陣営きっての智謀の士徹底抗戦派の陳宮は歯がゆみしたに違いない。
はたして、曹操は徐州を攻めてきた。
スパイは寝返り、先頭に立って攻める。
呂布陣営も投降派と抗戦派が争っており、投降派が抗戦派を逮捕してしまった。
兵に戦意もなく、顔見知りの投降派が下れと行っているのでみんな投降してしまった。
もはや、呂布はなすすべはない。
呂布は縛り首にされた。
こうして、三国志の前半の主役は姿を消した。
その⑦へ続く