30年以上もアーティストとしてご活躍を続ける、某有名ミュージシャン(DJやプロデューサーとしても活動されているようです)の殿方。ご自身のライブを開催するにあたり、SNS上に来場されるお客さんに「あるお願い」を発表されていました。
「(自作の)うちわ、持ってこないで下さい」と。公式のうちわが売っているので、そっちを買って欲しいそうで。バンドのグッズ販売で得られる売り上げは、ライブ運営における大切な収入源の一環ですから、「うちわは買ってください」とファンの皆様にお伝えしたかったのでしょうね。
当然手作りうちわでライブを盛り上げたい、応援したい、反応してこっちを見て欲しい、というファンの健気なる心理も理解されているでしょう。しかし現実問題として、売り上げからは目を背けられない…(次のライブにつながるでしょうしね)という心境を察しました。購入した公式うちわにオリジナルメッセージを貼り付けたりするのはいいのかな?なんて折衷案を勝手に考えるのでした。メッセージの締めくくりに「守銭奴なもので」というおどけた(?)ような一言が添えられていて、思わずクスッとしてしまいましたよ。いやいや、笑ってはいけない。ライブのグッズ販売における現状を伝えながらもファンとの繋がりを大切に思うがゆえに、理解を求め素直なお気持ちを発信されたのでしょうから。
うちわ。実家には母の趣味の空間がありまして、そこには母がファンクラブに入って応援をしている某有名アイドルグループの公式うちわが壁にいくつか貼ってあります。コンサートの度に購入してくる様子。壁にキチッと貼られたうちわ…まるで神仏を祀るような…。
この崇拝空間にはCDやカレンダーなども飾られ、手を合わせたらご利益あるかもと思わせる異空間的な雰囲気をまとっています。グループなので「推し」も存在しており、写真立てにおさまり立て掛けられている笑顔の推しのブロマイドとも時々目が合いますよ。