飛行機の搭乗チケットでした。チケットといってもQRコードが記された紙で、プリントアウトしたものを所持したまま処分せずにいたようです。パソコンで予約して、QRコードをスキャンして出てきたチケットで飛行機に乗れるなんて…いまでこそ当たり前のような話ですが、改めて考えると便利な時代になったものだと思います。ナウなヤングにはもう「汽車の切符」という言葉は通用しないのでしょうか…。いや、まだぎりぎり大丈夫でしょうか(←何がだ)。
小さい頃出掛ける前に祖母おリュウから見せてもらった飛行機の切符は、映画の観賞チケットくらいの大きさで、「これは大事だから、支靜加のぶんもおばあちゃんが持つからね」と言われていました。「これがないと乗れないの?」と聞くと「そうだよ」と答えながら大事そうにハンドバッグの内側にしまっていたのをまだ覚えています。
時代はすっかりQRコード。切符を見ると思い出がよみがえるように、QRコードを見ると思い出が溢れ出す日も近いかもしれません。